ズバリ聞きます!資格って役に立ちますか? ~情報処理技術者試験 ITストラテジスト~


2018-06-12 公開

インタビューに応じていただいた方

kawagoe profile

川越 謙久 さん

略歴
某重工業メーカーの工場の情報システム部門に勤務。現在の所属企業に入社以降、工場での営業部門(官公庁営業)と社内システム部門(生産管理システム・販売管理システム)をそれぞれ経験。
現在は、事業経営とITの橋渡しを担うべく、IT企画、サービスマネジメント業務に従事。社外では、日本ITストラテジスト協会(JISTA)関東支部に所属し、運営スタッフを務める。
仕事以外ではスポーツが好きで、中学時代よりソフトテニス(軟式テニス)を長く愛好。
保有資格
  • 情報処理技術者試験 ITストラテジスト
  • 情報処理技術者試験 プロジェクトマネージャ
  • 情報処理技術者試験 システムアークテクト
  • 情報処理技術者試験 ITサービスマネージャ
  • 情報処理技術者試験 応用情報技術者
  • 情報処理技術者試験 基本情報技術者
  • 情報処理技術者試験 ITパスポート
  • 情報処理技術者試験 初級システムアドミニストレータ
自身のキャリアの中で役に立った資格
情報処理技術者試験 ITストラテジスト

(インタビュアー: 三好康之)

最初に、この資格を取ろうと思ったきっかけについて教えていただけますか

今の会社に入社後、工場、システム部門、営業部門と異動しながらキャリアを積んできたのですが、営業部門にいた44歳の時(2010年)、11年ぶりに社内システム部門に戻されることになりました。

以前所属していた部門で “経験者” という位置付けではあるものの、私の知識は11年前のメインフレーム / COBOL. . .「スイッチって何?どこか押すの?SANって何物?」という状態で、まさに「浦島太郎」そのものでした。

もちろん教えてくれる人はいましたが、「これでは会話出来ない、仕事にならない!」と危機感を感じ、ITの基礎の基礎から身に着けるために情報処理技術者試験に着目し「まずは “ITパスポート” だ!」と、そこから受験を始めたのです。

その後、順調に、基本情報、応用情報と合格し、そのあたりから「やはり最高峰と言われるITストラテジストまで取りたい!」と思うようになりました。

一旦そう思ってしまうと、他にも「欲しい」と思う理由がいろいろ出てきて、その頃の私は、ちょうど事業戦略に密着してIT戦略を立案する仕事に従事していたので、ITストラテジストとしての基礎知識や基本の考え方を習得したかったし、(周りに認めてもらうために)名刺に「ITストラテジスト」と入れたいと思うようにもなりました。

“試験勉強” はどうでした?

私の場合は、そういう感じで「ITストラテジストを絶対に取りたい!」と強く思っていたので、そのモチベーションは最後まで崩れませんでした。

このため自然と、日々勉強に向ける時間を積み重ねる事が出来たのだと思います。5分のスキマ時間があれば本を開いて勉強していました。

自分の合格した姿をイメージしながら勉強する事は苦痛には感じませんでしたし、もう若くはなかったので「ダメなら来年」とは考えず、「今年絶対取ってやる!」と強く意識していたこともモチベーション維持には効果的だったと思います。

試験対策の中では、「この試験で求められている典型的なITストラテジストとは?」をしっかり抑え、自分がその典型的ITストラテジストになり切るということを常に意識するようにしました。

ITストラテジストの経験があってもなくても、自分が典型的ITストラテジストに「なりきる」ことは重要だと考えたからです。

ズバリ聞きます。この資格は役に立ちますか?

最高峰のITストラテジストに合格したことは、大きな自信になりました。

特に、企業経営や事業経営の中でのIT戦略・IT経営の位置付けや役割について、自分の考えをしっかり確立することができ、そのぶれない考えを基に日々の業務に取り組めるようになりました。

論文対策を通じて学んだ「バランススコアカード」は、投資効果を説明する時に活用しています。説得力のある説明が出来るようになりました。

さらに、名刺に「ITストラテジスト」と入れた事により、ベンダー・サプライヤ会社が私に対し一目を置いてくれるようになり、 “構えて” 接してくれるようになりました。いい緊張感の中で仕事ができるようになった気もしています。

 

しかし、私にとって一番の収穫は、合格したら入会しようと決めていた「日本ITストラテジスト協会(JISTA)」に入会し、そこで多くの異業種を担当しているITストラテジストの方々と知り合うことが出来た事です。

入会したのはちょうど50歳の時です。

工場の中で長く仕事をしてきた私にとって、JISTAで得た “社外の人脈と仲間” は大きな財産です。これが一番嬉しい成果ですね。それ以来毎月、このJISTAの仲間と楽しくお付き合いさせてもらっています。

最後に、これから受験を考えている人へメッセージをお願いします!

私は、目標にしていた “ITストラテジスト試験” に合格したことで大きな自信を持つ事ができました。

しかし、ひとつのゴールに設定していた “合格” が、実は始まりに過ぎないということがわかったのは、JISTAで知り合った仲間たちからの刺激です。

JISTAには、ITストラテジストに合格してからも、他の試験区分を受験したり、技術士や中小企業診断士を目指したりと、更なるレベルアップを狙っている人が少なくありません。仲間同士で刺激しあっているのでしょうか、モチベーションが高い人が多く、私も自然と刺激を受けています。

合格によって得た自信を土台に、更なるステップアップ、レベルアップ、ステージアップを目指したくなっています。

 

生涯学び続け自分を磨いて行きたい、と私に思わせてくれたのが、情報処理技術者試験であり、このITストラテジスト試験だったのだと思います。そういう意味では、私の人生を大きく変えてくれたと言えるでしょう。

受験しようと思っている人は、是非チャレンジして頂きたいのはもちろんのこと、合格した暁にはJISTAに入会してほしいですね。一緒に自己研鑽しているのも楽しいですよ。しかも、その先には自分にも見えなかった新しい道が拓けるかもしれませんしね。

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