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ITストラテジスト対策 2023 年度（令和5年度）～ 2月は午後1午後2の課題を解決しよう

三好康之
2023-02-03 公開

2 月になりました。試験まで残り 2.5 か月です。令和 5 年度の春期試験（応用情報と高度系）の申込期間も終了した今、そろそろペースアップを考えているのではないでしょうか。 2 月にやるべきことを再確認しましょう。

1 2 月の方針
2 課題の確認と対策
- 2.1 午後Ⅱの課題と対策
- 2.2 午後Ⅰの課題と対策
3 まとめ

2 月の方針

今回も、まずは今月の方針です。

全体スケジュールと照らし合わせて、これまでの進捗状況を確認します。そして「今月は何をすべきか？」を考えましょう。

IT ストラテジストの学習計画に関する記事

IT ストラテジスト学習計画と対策

順調に来ている人は、これまでやってきたことの継続ですよね。具体的には、次のように進めます。

午前Ⅱ: まだ必要ありません。
午後Ⅰ: 引き続き継続。
午後Ⅱ: 引き続き継続。
必要知識の補充: 引き続き継続。

（順調ではなく）遅れ気味なら「 12 月にやるべきこと」、「 1 月にやるべきこと」をチェックして、再スケジュールをしましょう。

IT ストラテジストの対策準備 2023 年度～ 12 月は経営戦略・ BSC ・ DX の基礎知識をおさえよう
 IT ストラテジスト対策 2023 年度（令和5年度）～ 1 月は午後Ⅰ［午後 1 ］を対策しよう

課題の確認と対策

1 月から（もしくはそれ以前から）本格的に学習を開始した人は、そろそろ自分自身の課題が見えてきているのではないでしょうか。「午後Ⅱで問題文を読み違えてしまう」とか「論文が具体的に書けない」とか。午後Ⅰでも同じです。「どうも時間が足りない」とか「点数が伸びない」とか。

何もわからなければ “根拠なき自信” も持てるのでしょうが、相手がはっきりしてくるとそういうものも持てません。不安と焦りが募るばかり。

しかし、心配する必要はありません。課題を明確にすることが合格への第一歩。課題がわからないまま受験して合格するわけありません。というよりも、課題に気付かないまま合格する人は何の対策も必要もない人です。それほど多いわけでもありません。

課題が明確になったら、課題に対しての対策を考えればいいだけです。対策がわかれば、それを実行するだけ。今回は、そうした課題への対策を考えてみましょう。

午後Ⅱの課題と対策

午後Ⅱに関して、この時期に出てくる “よくある課題” と “対策” をまとめました。確認してみてください。

課題過去問題で問われているような経験が無い

対策

情報収集。経験が無い人は論文を具体的に書く時に「頭の中の記憶から取り出す」ことはできません。数値も出てきません。つまり、 2 時間どころか何時間かけても出てこないわけです。したがって、調査やデータ収集が必要な対策になります。ここを間違えている人がかなり多いです。幸い、この試験ではプロジェクトマネージャや IT サービスマネージャのように様々な事例を準備しておく必要はありません。攻めの DX と守りの DX を 3 ～ 5 年の計画とともに作り上げておくだけでいいので、しっかりと準備しましょう。

課題自分の書いた論文のレベルが分からない

対策

サンプル論文との比較。問題文を初めて見る時に「自分がどう読み違えてしまうのか？」、その傾向を知るために「初見の問題で考えるのは有効な対策です。しかし、それを終えたらサンプル論文をチェックして自分の書いた（考えた）論文と比較してチェックしましょう。設問の捉え方、具体化のレベルなどです。そして、そのサンプル論文を徹底的に読み込んで話の展開や主張しているポイントを自分のものにするといいと思います（内容は自分の事例で）。但し、サンプル論文は良質なものに限ります。劣悪なものも少なくないので注意しましょう。

課題どうしても問題文を読み違えてしまう

対策

過去問題の読込みと解説の確認を徹底する。過去問題で出題されている趣旨や書かないといけないことの読み違えが多い場合、それが本番で出たら怖いので、過去問題を活用してあらゆる出題パターンに備えておくことが重要です。たくさんの過去問題を読んで「何を書くべきか？」を考え、その答え合わせをするというアクションを “数多く” すると、この課題は解消されるでしょう。

午後Ⅰの課題と対策

午後Ⅰに関しても、この時期に出てくる “よくある課題” と “対策” をまとめました。確認してみてください。

課題時間が足りない

対策

解答プロセスを変える練習。この課題は、これしかありません。特に、正解がほぼほぼ問題文中にあるこの試験では、解答を「頭の中から」出すことは原則ありません。したがって、問題文の読み方や解答の探し方を変えるしかないわけです。そのためには、過去問題を活用して解答プロセスを変える練習をすることで、新たな解答プロセスに慣れるのが一番の近道です。

課題時間が足りない（問題文を探し回ってしまう）

対策

マークすべき箇所の改善。これは問題文を読解する時の問題です。マークすべき箇所がわからず、マークしすぎて後から探せなかったり、マークしておく箇所を外してしまったりするようなケースです。それを改善するには、マークすべき箇所の改善が必要です。具体的には、問題文と解答例を突き合わせて、解答として使われている部分や解答に関連する記述をマーカーでマークします。それが解いている間にマークすべき箇所になるので、それを覚えましょう。

課題時間は余るけれど正解にならない

対策

解答プロセスを変える練習。この課題も基本的にはこの対策です。というのも、時間が余るけど正解にならないケースでは、解答している時に何かしらのアクションが欠落していることが多いからです。まずは欠落しているアクション（解答表現に使う文言を問題文で探していないなど）が何かを探って、そこに気付いたら、そのアクションを含める練習をしましょう。

課題なかなかやる気にならない

対策

頑張りましょう。