ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ(午前2)王道の対策


2022-01-27 公開

ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱ試験の特徴は、次のようになります。

  1. ネットワーク&セキュリティの問題( 21 問)
    • ネットワークの問題( 15 問)※レベル 4
    • セキュリティの問題( 6 問)※レベル 4

    check_box過去問題か否か

    • ネットワークの過去問題と同じ問題( 9 ~ 11 問)
    • セキュリティの過去問題と同じ問題( 4 ~ 5 問)
    • 過去問題を正確に理解していたら正解できると思われる問題( 2 ~ 4 問)
    • 過去問題だけでは正解が難しい問題( 2 ~ 4 問)
  2. 他区分の問題( 4 問)

      check_box過去問題か否か

    • ネットワーク 午前Ⅱの過去問題と同じ問題( 0 ~ 1 問)
    • check_box分野別

    • コンピュータシステム(レベル 3 )の問題( 2 問)
    • 開発技術(レベル 3 )の問題( 2 問)

ネットワーク分野の過去問題を解けるようにする

ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱ試験の特徴は、他の試験区分に比べて出題範囲が狭いことです。ネットワーク分野とセキュリティ分野以外は、コンピュータシステム(コンピュータ構成要素、システム構成要素)、開発技術(システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術)しかありません。データベーススペシャリスト試験と同じぐらい少ないのです。

そのためなのか、 “当該分野” の問題が圧倒的に多いのも特徴です。ネットワーク分野だけだと毎年 15 問ですが、セキュリティ分野の 6 問を加えると 21 問になります。これは、 IT ストラテジスト試験と同レベルです。

過去に出題された問題と同じものは、ネットワーク分野では 6 割~ 7 割弱。非常に多いのも特徴です。しかも、新たな問題は無線 LAN の規格のように、過去には存在しなかったものなのである程度予想できます。また、過去問題も直近 5 ~ 6 回から出題されている問題がほとんどです。

以上より、まずは直近 5 ~ 6 回の過去問題を中心に解けるようにすることが対策の基本です。仮に過去 6 回分の過去問題を解く場合、全部で 90 問です。その中でも繰り返し出題されている問題もあるので、実際にはもう少し少なくなるでしょう。

セキュリティ分野の過去問題を解けるようにする

一方、毎年 6 問出題されるセキュリティ分野の問題は、これまでの出題傾向を見る限り、ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱの過去問題だけでは不十分でしょう。仮に 10 回分に目を通しても 60 問と少ないですし、何より、ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱの過去問題からの再出題は期待できません。

とはいえ、完全な新規の問題が出題されるわけではありません。情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅱの過去問題から再出題される比率は高いのです。

したがって、対象となる過去問題は多くなりますが、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅱの過去問題を解けるようにして、対策を進めましょう。情報処理安全確保支援士試験は年 2 回開催されることもあり、問題の数は多いですが、直近 10 回分ほどを対象とすればいいでしょう。

他区分の問題

ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱ試験で、他区分の問題をどうするのかも非常に難しい決断です。毎年 4 問しか出題されないからです。

先に説明したとおり、範囲は広くはありません。コンピュータシステム(コンピュータ構成要素、システム構成要素)と開発技術(システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術)だけです。

しかし、セキュリティ分野の問題同様、ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱの過去問題からの再出題は、ほとんど期待できません。

そのため、しっかりと仕上げたいのなら、応用情報技術者試験(レベル 3 )の同分野の問題だけを抽出して、それを解けるようにする必要があります。

ネットワーク分野の問題が仕上がり、セキュリティ分野の問題も準備万端に仕上がって、午後Ⅰ、午後Ⅱも順調で、さらに時間があれば、ここまで手を広げるという感じで十分でしょう。

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