プロジェクトマネージャ試験 午後Ⅰ(午後1)記述式 王道の解き方


2021-07-20 公開

情報処理技術者試験の高度系の記述式問題(午後Ⅰ、論文系以外の午後Ⅱ)は、試験区分によって、速く解くための “解答手順” が異なります。そのため、いくら他の高度試験に合格しているからと言って、その “解答手順” が他の試験区分に通用しない可能性があるのです。過去の成功体験が、必ずしも次につながらないということですね。

プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰの特徴

プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰ試験には次のような特徴があります。

  1. 問題は時間経過とともに流れている
  2. 設問は、各段落に 1 対 1 で対応付けられていることが多い
  3. 1 ページ目にプロジェクト概要があることが多い
図 1 :プロジェクトマネージャ午後Ⅰ試験の問題文の特徴(典型例)

最大の特徴は、問題文が時間とともに流れていることが多い点です。そのため、設問も各段落に 1 対 1 で紐づけられ(具体的には、設問の最初に段落のタイトルが付いている)、設問 1 から “順番” に問われています。

また、多くの場合、論文同様 1 ページ目にプロジェクト概要が書かれているので、そこで、プロジェクトの内容を正確に把握しなければなりません。

プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰを短時間で解答するための王道の解き方

このような特徴があるので、問題文を読んで設問 1 から順番に解いていくという … 最もオーソドックスでシンプルな解き方になります。具体的には、次のような手順で解答していくことになるでしょう。

  1. 設問 1 を読んで、何が問われているのかを理解する
    • 問題文を最初から、対応する段落の最後まで読み進める
    • 設問 1 を解答する
      (ここまで図 2 )
  2. 次の設問を読んで、何が問われているのかを理解する
    • 続きの段落から、対応する段落の最後まで読み進める
    • 設問を解答する
  3. 全ての設問に答えるまで 2. を繰り返す。
図 2 :解答手順 1

但し、 “いかに速く解くか?” を考えなければなりません。そのために意識しなければならないことは … 同じところを何度も読み返さないようにすること。つまり、初見の時にしっかりとマークすることです。

初見の時にしっかりと “マーク” する!

一度、読んだところのうち、設問に絡んできそうな部分や解答になりそうな部分に反応して、しっかりとマークできるようにしておきましょう(図 3 )。

図 3 :解答手順 2

「どこにマークすべきか?」という … その感覚を磨いていくのが午後Ⅰ対策だとも言えます。

具体的には、過去問題を解いた後に、解答と “なぜその答えになるのか?” を確認すると思いますが、その “なぜその答えになるのか?” という点のうち、問題文中に記載されているところが対象になる場合は、そこが典型的な “マークする箇所” になります。

過去問題を使って練習しているうちに “マークの精度” も上がってくるはずです。マークの精度が高まれば(多くなり過ぎず、かつ、漏れもなく … 解答に関連する部分にピンポイントでマークできるようになれば)、 問題文を読む回数が減り解答速度がどんどん速くなるでしょう。結果、短時間で解けるようになります。

なお、マークする部分には、個々の試験区分固有のものもありますが、次のような全区分共通のものもあるので覚えておきましょう。

  1. わざわざ聞きもしないのに書いているところ
    • 「~していない」など否定しているところ
    • 逆に「~している」と不自然に強調しているところ
    • 「なお」、「ところで」など付け足しているところ
    • 図表の注釈部分
  2. 普段と粒度の違う記述
    • 普段は属性のレベルでは書いていないのに、今回は書いているなど

過去問題をたくさん解いた人が、徐々に速く正確に解けるようになるのは…「あ、またこの記述か。これ設問に絡んでくるな」と、それまでの教訓をいかしたり、逆に「あれ、いつもならこんな記述はないのに」という違和感を覚える部分に反応出来たりするからです。

慣れてくれば、問題文を読むだけで設問と解答を想像できるようにもなります。

但し、「マークする部分を増やす」という目的意識が無ければそうならないので、必ず、その目的意識をもって午後Ⅰの過去問題に取り組みましょう。

想像できなかった設問の確認

それともうひとつ。

プロジェクトマネージャ試験の午後Ⅰの … これも特徴の一つだと思うのですが、解いている時は全く答えがわからず難問だと感じていたのに、解答例を見た時に…

「なんだよ、そういうことか!」
「おい、そっちかい!」

という気持ちになる設問が、そこそこ多いことです。

そういうケースは、問題を作成する側の問題で、設問で問われていることの意図が理解できなかったりするもので…中には無視してもいい設問もあるのですが、当たり前すぎて答えが出てこなかった場合なんかもあるので…せっかくなので、

「そういや、こんな設問もあったよな」

と思い出しましょう。

まとめ

プロジェクトマネージャ試験の場合、午後Ⅰもかなりの激戦区になります。

経験者が多く、必要な知識に関しては十分な受験生が多いからです。

したがって、 “なんとなく、ある程度は解ける” ことが裏目になって、明確な目的意識をもって午後Ⅰ対策を行わない受験者も少なくありません。結果、「あと 2 点足りなかった … 」とか「あと 1 問正解していれば … 」とか、もう一歩のところで残念な結果に。最悪の場合、その「あと 1 問正解する」ための対策が見えないまま、何年も合格できないことも。

そうならならいように…

「マークする部分を増やす」、「過去問題で設問になった解答を覚える」など、明確な目的意識をもって午後Ⅰ対策をしていきましょう。

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