3週間でゼロから仕上げる プロジェクトマネージャ試験 対策
2019-03-30 公開
report_problem この記事は執筆から 3 年以上経過しています。
この記事同様に試験の特徴や、午前 / 午後Ⅰ/ 午後Ⅱ それぞれの王道の対策、最新傾向など記事を体系化したページがございますので、ご活用ください
まだ間に合うか？
まずは“まだ何の対策もしていない人”。
受験申し込みはしたものの、いろんな理由で対策が進んでない人。
そんな境遇の人でも受験する価値があるのかどうか？ まずはそれを考えていきましょう。
知識面
まずは“知識面”です。
今、プロジェクトマネージャという立場で仕事をしている人は、基本的に知識としては十分です。
情報処理技術者試験の高度区分は、合格率が15％前後と低く、その点では難易度は高いのですが、問われていることは全区分 “基礎” でしかありません。したがって経験者は、知識面では十分だったりするのです。
さらに、自社に“プロジェクト標準”が存在し、それに従ってプロジェクトを推進している経験者は、なおさら有利です。
ただし、情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャ試験は、現在PMBOK®準拠になっているので、PMBOK®との相違点を明確にしておく必要はあると思います。
PMBOK®と会社標準との相違点や、普段実施しているプロジェクトマネジメントとPMBOK®の相違点ですね。
他方、プロジェクトマネージャの未経験者も心配無用です。
まだ3週間あれば“知識面”はなんとかなります。今からだとPMBOK®を学習しても意味がないので、試験対策本を活用して覚えるべきことを覚えていく。そうすれば知識面は十分合格レベルになります。
国語の面
次に“国語力”です。
国語力は、状況把握のスピードが速く、初対面への第三者への説明機会も多くて的確で、日ごろから会話の相手に「この人は、どういうことを知っていて、どういうことを知らないのか？」を常に意識しながら会話を組み立てている人だったら、基本的に何の問題もありません。
今から少し、情報処理技術者試験の論述試験用のポイントを押さえておくだけで十分だと思います。
また、他の高度系試験や論文系試験に合格している人も、国語力は大丈夫だと思います。今からでも十分仕上がる可能性があります。
もちろん、たまたま合格しただけで、何をしてなぜ合格したのかがわからない場合は疑問符が付きますが、適切な論文試験対策をして合格した方なら大丈夫です。そういう意味では…逆に、合格していなくても、合格相当の国語力がある場合でも、もちろん大丈夫です。
今から追い込みで合格は狙えるでしょう。
準備をしっかりしている人
一方、これまで順調に準備を進めてきた人は、かなり有利です。これからの仕上げを間違えない限り大丈夫でしょう。
普通に努力をしている人は、案外自覚していないかもしれませんが、 “前を走っている”、 “合格に近いところにいる” ことが少なくありません。
自分のしていることは、他人もしているものと思い込みがちですが、本気かつ十分に準備をしている人受験生ってほんの一部の人たちだと思います。
- ひとまず受験してみる（ノープラン、準備無し）
- ダメ元で受験する（準備不足）
- 試験に関する情報収集をしていない（情報不足）
なので、今、このサイトを見つけて情報収集しているだけでも有利だったりしますからね。
もしも、会社が実施してくれる試験対策講座を受講していたり、添削指導を受けていたりするのなら、それはさらに貴重で…かつ有利です。
むちゃくちゃラッキーだと思います。
講座以外に時間が取れていない場合でも、少なくとも…“できる”、“できない”は別にして、何をしなければならないのか、課題は把握できているはずですから。
そういう意味では、しっかり準備してきた人は、これからの3週間は “他の受験生との現時点での差” を意識して、その差を縮められないように…かつ自信をもって、仕上げにかかりましょう！
準備をしっかりしていて、かつ余裕のある人
さらに、これまでしっかりと準備してきて、まだ余裕のある人はPMBOK®第6版に目を通しておくことをお勧めします。
今年の試験から第6版に変わる可能性があるからです。
ポイントは午前Ⅱ対策の方に書いているので、そちらを参考にしてください。
なお第6版の大きな変更点の一つにアジャイル開発に関する部分が入ったという点があります。
アジャイル開発は、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの問題（特に新規問題）になる可能性があるので、余裕のある人はこれからの3週間、想定して準備しておきましょう。
それでは午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの個別チェックに！
さぁ、それでは以上の内容を踏まえて、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの個別時間区分のチェックにいきましょう。
『定額制』
高度試験対策研修 KOUDO 初公開！
定額制だから、どの区分でも何名でも受け放題！！
- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
-
- 情報処理技術者試験全区分制覇（累計 32 区分，内高度系 25 区分）
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士（経営工学）
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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