プロジェクトマネージャ試験 対策 午前Ⅱ(午前2)過去問の出題分析と対策


2019-03-30 公開

午前Ⅱ試験も過去問題を使って仕上げていきます。

プロジェクトマネジメントの午前問題はそんなに多くありません。約150問ほどです。その分、速く仕上がりますが、新規に作成される問題も多いので、そういう特徴を踏まえて、次のようなポイントで確認してみましょう。

Check-1. 自区分と他区分の比率を把握して戦略を練る

午前Ⅱの試験対策は、自区分の問題と他区分の問題の比率を把握するところからスタートします。

最近の傾向で分類すると次のようになります。中には複数分野を対象にしたものもあるので、“おおよそ” の比率として考えてください。

分野 問題数
プロジェクトマネジメント 16~18
他区分 5~7
セキュリティ(レベル3) 2

プロジェクトマネージャ試験の午前Ⅱは、25問中16~18問ぐらいがプロジェクトマネジメントに関する問題になります(法律の問題を含む)。7割前後ですね。

それほど多いわけでもなく少ないわけでもありません。

Check-2. 自区分の問題

最初に説明した通り…プロジェクトマネージャ試験でも、午前Ⅱ対策は、まず自区分の過去問題から着手するのが王道です。

他の試験区分に比べて新規の問題が多い印象のあるプロジェクトマネージャ試験ですが、例年、定番の過去問題も半分弱は出題されているので、まずはそういう問題で確実に得点することが最優先事項になります。

絶対的に問題数も少ないことから、ラスト1週間で、平成16年~平成30年までに出題されたプロジェクトマネージャ試験の午前及び午前Ⅱの問題のうち、プロジェクトマネジメントに関する “全ての” 過去問題に目を通して正解できるようになっておきましょう。

Check-3. 新規の問題への対応

そして次に “新規の問題”への対応を行いましょう。

本来、新規の問題に対して“準備する”のは難しいのですが、今年はひょっとしたらチャンスかもしれません。

というのもPMBOK ® のバージョンが第6版対応に変わる可能性が高いからです。

平成30年度の午前Ⅱの問題は、問題文中に「PMBOK ® ガイド第5版」と明記されていました。しかし、平成29年の末にPMBOK ® 第6版の日本語対応版が出されて、翌年(平成30年)の4月にはPMP®試験も第6版対応になっています。

つまり平成30年の段階では既に第6版が出ていたわけで、平成31年の試験はそこからさらに1年が経過しています。第5版の問題が出題されるとは思えません。したがって、第6版の特徴や変化のあるところには目を通しておけば、そこから新規の問題が出題される可能性が高いと思います。

(第5版から第6版になって)大きな変化はありませんでしたが、アジャイル対応やプロジェクトのベネフィットの部分が強化されています。新旧の変化の部分を中心に直前に目を通しておくといいでしょう。

Check-4. 他区分(サービスマネジメントとセキュリティ)の問題

同区分の問題が仕上がり、まだ余裕がある場合には他区分の問題にも目を通しておきましょう。

特に、ITサービスマネジメントと情報セキュリティに関する問題は必ず出題されています。

時間があれば、過去の「ITサービスマネージャ試験」の午前Ⅱの問題に目を通すところから。情報セキュリティに比べて断然範囲が狭い(問題数が少ないから)ですからね。

そして、それでも時間があれば情報セキュリティの問題ですね。但し、情報セキュリティに関する問題はかなり数多くあるので、出題を予想することは困難です。

したがって長期戦略で地力をつける対策ならお勧めできますが、短期的に点数アップを目指す場合には、得策とは思えません。試験終了まではスルーするのがいいのではないでしょうか。

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