プロジェクトマネージャ試験 8月は課題を見つけよう|2023年度
いよいよ 8 月です。 試験まで残り約 2 か月になりました。 試験対策は順調でしょうか? 今月は夏季休暇を取っている人もいると思いますが、バカンスの合間に「これだけはやっておくべき!」ことをテーマに記事にしました。
8 月の方針
ということで、今月も全体スケジュールの確認から始めましょう。
info 学習スケジュールに関する記事
(順調であれば)午前Ⅱ対策を除き、午後Ⅰ対策、午後Ⅱ対策が始めていると思います。 どうでしょう?「課題」は見つかりましたか?
試験対策で「課題」の把握は最重要ポイントです。 課題さえ見つかれば、改善できる有効な対策も見えますからね。 残り 2 か月、課題改善のための対策を立案し、それにウェイトを置いて対策を進めましょう。
午後Ⅰに課題がある場合
これまでの学習で「時間を計測して過去問題を解く」ということを進めてきた人は、ある程度自分自身の課題が見えていると思います。 後述する午後Ⅱに比べて、自覚しやすいですからね。
「全然大丈夫!」という人を除き、何かしら不安を感じている人は自分自身の課題を明確にし、それぞれの課題をクリアする対策を計画しましょう。
下記に、よくある課題をまとめてみました。 ポイントは、課題を漠然としたレベルで放置するのではなく、細分化することです。 そうすれば、個々の課題を改善するための効果的な対策を立案できるでしょう。
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午後Ⅰの課題
- looks_one 時間が足りない(時間の制約をなくせば合格点を余裕でクリアできる)
- arrow_forward 読む速度が遅い(状況把握に時間がかかる、何度も読み返す、 1 回読むのに時間がかかる等)
- arrow_forward 解答を一意に決める該当箇所を探し回ってしまう
- arrow_forward 解答を字数内にまとめるのに時間がかかってしまう
- looks_two 知識不足(解答例や解説を確認した時に「知らなかった」が多い)
- looks_3 上記以外で正解できない、点数が低い
- arrow_forward 問題文中の解答を一意に決める該当箇所に反応できていない
- arrow_forward 解答表現が解答例と異なる、文中の言葉を使えていない
課題は、「 looks_one 時間が足りない」、「 looks_two 知識不足」、「 looks_3(時間は十分、知識も十分だけど)なぜか正解できない、点数が低い」に大別されます。
それぞれさらに細分化されますが、対策としては looks_one と looks_3 はプロセスの改善が必要なので、引き続き、時間を計測して過去問題を解く練習が必要です。 looks_two が課題の場合は知識を整理して覚えるという対策が必要になるでしょう。 いずれも細分化された課題解決を意識しながら進めることです。
そして必要に応じて、午後Ⅰの解き方を確認しながら進めます。
info 午後Ⅰの対策に関する記事
午後Ⅱに課題がある場合
午後Ⅰに比べて、午後Ⅱは「課題」の把握が難しいですよね。
論文試験に慣れていないと、合格レベルの論文がどういうもので、何を評価され、どう採点されるかもわかりませんからね。 それに加えて、自分の普段のコミュニケーションスタイルが、論文試験のそれと比べてどういう特性を持っているのか? も、普段は考えませんからね。
ただ、そういう人が多いので、その疑問を解消して自分自身の課題がわかれば、一気に合格へと走り出せます。
実際、筆者自身もそうですし、筆者の試験対策講座の合格率が高いことからもわかるでしょう。 他には、論文試験を複数区分クリアしている人が多いのも同じです。 皆、自分自身の課題を知っているからです。
そこで、まだ自分自身の課題を確認できていない人は、遅くとも今月中には自分自身の課題をはっきりさせましょう。 午後Ⅱ試験の課題には次のようなものがあります。
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午後Ⅱの課題
- looks_one 時間が足りない(時間の制約をなくせば合格論文が書ける)
- arrow_forward 単純に手書きで書くスピードが遅い( 30 文字 / 分以下)
- arrow_forward 実際に書いている時間が少ない( 90 分よりも少ない)
- arrow_forward 問題文の状況・問われていること・主張ポイントを把握するのが遅い
- arrow_forward 骨子をまとめるのに時間がかかる
- looks_two 時間内には書き終えられるが A 評価にならない
- arrow_forward 問題文の趣旨を読み違えることが多い(字数不足・○付け忘れ以外の C ・ D 評価)
- arrow_forward 具体的に書けていない
- arrow_forward 主張が足りない(行動や意思決定した根拠や理由がない)
- arrow_forward わかりにくい、説明不足
- arrow_forward 試験区分の立場・役割の話になっていない
- arrow_forward その他
論文試験で添削が有効なのは、自分では気付かない(上記のような)「課題」を容易に把握できるからだと思います。 筆者が書いている参考書は、できる限り独学で課題を見つけられるように考えながら書いていますが、参考書を読むだけではなかなか自分自身の課題が見つからない人は、一度添削を検討してみるとよいと思います。 また、自分自身の課題を把握しているにも関わらず、なかなか論文試験に合格できない人は、自分が「課題」だと思っていることを疑うことも重要です。 勘違いしているケースもよく見かけるので、注意しましょう。
そして、課題を把握できれば、後は全力でその課題を克服する対策を実施します。
なお、個々の課題に対しては、参考書などを参考にして改善しましょう。
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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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