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ズバリ聞きます！資格って役に立ちますか？ ~情報セキュリティスペシャリスト（現：情報処理安全確保支援士）~

三好康之
2018-06-20 公開

1 インタビューに応じていただいた方
2 最初に、この資格を取ろうと思ったきっかけについて教えていただけますか。
3 “試験勉強” はどうでした？
4 ズバリ聞きます。この資格は役に立ちますか？
5 最後に、これから受験を考えている人へメッセージをお願いします！

インタビューに応じていただいた方

早川洋志さん

略歴

現在勤務している会社では、基幹系システム運用からシステム開発、プロジェクト管理までさまざまな業務を担当。
仕事も勉強も、楽しむことがスキルアップへの最大の近道だと考え、職場のメンバーが楽しく自分らしく働けるよう、日々、試行錯誤している。

保有資格

情報処理技術者試験情報セキュリティスペシャリスト（現：情報処理安全確保支援士）
情報処理技術者試験プロジェクトマネージャ

自身のキャリアの中で役に立った資格

情報処理技術者試験情報セキュリティスペシャリスト（現：情報処理安全確保支援士）

(インタビュアー: 三好康之)

最初に、この資格を取ろうと思ったきっかけについて教えていただけますか。

もともと情報セキュリティに興味があったこともありますが、第一には、社内で資格取得者に対して手当がでる制度があったことです。

“試験勉強” はどうでした？

午前I、午前II については、過去問題と同じ問題が多数出題されるため、何回も繰り返して取りこぼしの無いように準備しました。

午後I、午後II については、過去問題を一通り見るとともに新しい知識の情報収集を行いました。そのあたりは普通の試験勉強と同じです。

ただ、それでは実践的ではなく、勉強のための勉強だけはしたくなかったので、勉強を通じて得た知識を、自社の情報セキュリティ対策に照らし合わせながら、「これはセキュリティ的に有りなのか、無しなのか」とを考えるようには意識しましたね。

例えば、私の会社では入退館管理を IC カードで行っているのですが、試験勉強を通じて得た知識に照らして、次のようなことを考えていました。

共連れができるのかどうか
IC カード無しでどこまで入ることができるのか
配送会社や清掃員の執務スペースへの出入りは管理されているのか
どう運用することがセキュリティレベルの高いあるべき姿なのか
実際に運用する場合に、妥協点はどこなのか

他にも、社内にある “情報セキュリティ規定” や ” PC 管理規定” 、 “貸与品取り扱い規定” などを見ながら、実際の運用と乖離している部分や抜け道がないかを考えたり、設計やプログラミングをするときに、セキュリティの抜け穴はないか、データを破壊することはできないか、誤作動させられないかなどを考えたりしていました。

試験勉強をきっかけに考え出すと、その後は自ずと、対応策や他の攻撃手法についても知りたくなって調査するようになり、結果的に、セキュアプログラミングの知識がついてきました。

このように自分の会社のセキュリティ対策と絡めながら勉強を進めることで、試験合格に近づくだけではなく、実務に役立つ知識が付くので有益だったと思っています。