IT資格の使い方 ~情報処理技術者試験~


2020-06-29 公開

私のキャリアと資格

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三好 康之 さん

略歴
株式会社エムズネット代表。大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。
保有資格
  • 情報処理技術者試験全区分(累計 32 区分、内高度系 25 区分)
  • ITコーディネータ
  • 中小企業診断士
  • 技術士(経営工学)
  • 販売士 1 級
  • JAPAN MENSA 会員

こんにちは。いつもここに記事を書いている三好です。たまには自分のことについて書いてみようと思い、書いてみました。お時間ある時にでもお付き合いいただければ幸いです。

“できること” は “やりたくなる” 、 “感謝” されれば “好き” になる

僕の “資格” との付き合い方はいたってシンプルです。

“ノーストレス” で、かつ “好きな仕事だけしかしない” ようにするためです。

それが…僕にとって “自分らしく働く” ということだからです。

で、まだ働いているので最終結果は出ていませんが…おかげさまで…今のところは問題なく実現できています。

この業界に入ってから 30 年以上になりますが…仕事でストレスを感じたことはなく、嫌な仕事をした記憶もありません。常に、自由気ままにやってこれました。 あくまでも“今のところ” ではありますが、今も学生の頃と…やってることは変わっていなかったりします(笑)。

そんな僕が、自分らしく働くために…働き出した頃、最初に考えたのが次のことです。

  • 物事は、上手に “できる” ようになれば “やりたくなる”
  • 誰よりも上手に “できる” ようになれば “好きになる”
  • 感謝されるレベルになれば “止められなくなる”

だから、兎にも角にも仕事が “できる” ようになろうと考えました。

必要ない時に、必要ないことをしよう!

しかし、そのためには “努力し続けること” が必須で…それはそれで、大きなストレスになります。だから…それは無理かなと。

そこで、さらに考えて考えて…考え抜いた結果…

「じゃあ、その努力を…自分自身が “必要だと感じる前に” やっちゃおう!」

っていう思いに至ったわけです。ちょうどこんな感じですね(例:プロジェクトマネジメントを学ぶ順番)。

要するに、 “必要ない” 時に “必要ない” ことを追いかける…そこに “価値” を見出したのです。

そうすれば…「今日できることでも、明日に先送りできるようになる!」と。

そういう自由です。

元々僕は…「今日できることを明日に伸ばすことなかれ」という言葉が大嫌いでしたからね。穿った見方かもしれませんが…「これは使用者側の言葉だ!」「『俺のために、今日中にしろ!』って言われている」と思っていたので(笑)。

ギャンブル好きだったので…

ただ…

「自分自身が “必要だと感じる前に” やる!」

と考えるまでは良かったのですが、いざ着手しようとしたら…世の中に自分が “必要ない” と思っているものが多すぎることに気付きました。 “必要性を感じるもの” ってほんの一握りなのですが、 “必要ない” と思うものは “それ以外の全て” だったのです。

そこで…僕はまず「これはギャンブル」だと考えるようにしました。“自己投資” と考えると重いので(何事も重いのは嫌なので)、軽いタッチの “ギャンブル” だと。

  • 自分で未来を予想する
  • 買わないと当たらないから毎日買う
  • 1点買いはリスクが高い。本命、中穴、大穴とリスク分散する
    → 多くは外れるが気にしない。どれか1つでも当たればラッキーと考える
  • 余剰資金(余った時間)でやる。メインにはしない。依存症にもならない
    → 優先順位を下げる

最大のポイントは “ポートフォリオ” を組んだ点です。そして、どれか一つが当たれば他は外れてもいいとしたのです。いわゆる掛け捨てです。外れることを厭わないという。

加えて、リスクを取って一獲千金を目指すのではなく “ノーリスク” で…かつ短期的・一時的なものでもなく “未来永劫”“どんな環境変化が起ころうとも” 勝てる “ギャンブル” を狙うことにしました。

自己催眠が必要だと気付いた

それともう一つ、大きな課題がありました。

それは… “全くやる気にならない” ということです。モチベーションが上がらないんですよね。全然。必要ないってわかっているので。

必要だと感じているものを追いかけている時って…その “ストレス” が原動力になるというメリットがあります。しかし、それが “ノーストレス” になると…今度はモチベーションが上がらないし保てないのです。

ほんと…全然です。1ミリもやる気になりません。 だって、そもそも “必要ない” んですから。

そこで、僕が目を付けたのが…それまで全く必要だと思っていなかった “資格” の活用なんです。

それまで “資格なんて必要ない。実力があればいい” と考えていた僕自身を、上手く騙して… “資格が必要なんだ” と錯覚させようと考えました。

  1. 資格が必要なんだと自己催眠をかける(自分で自分を騙す)
  2. 狙っている時は常に、決して疑わず…錯覚したまま突き進む

これができれば、やる気にならないという課題はクリアできる…“やる気”“モチベーション” を活性化させるための “燃料” としての役割になると期待したわけです。

ただのセルフコントロール・ツール

この戦略は見事に嵌りました。

結果的に、自分自身が “必要ない” と思っていたことが様々なメリットをもたらしてくれたのです。

まず、必要のないものをいくら追いかけても…何らストレスになりません。必要だと思っていないんですから当たり前です(笑)。

だから、どんどん自分をのめり込ませることができました。

ほら…恋愛なんかでもありますよね。「好きになればなるほど、裏切られたら怖い。だからブレーキをかける。」って感じのこと。その必要が無いんです。本気で獲りに行っても、仮にそれでダメでも…冷静になって催眠を解けばいいだけなので。

優先順位を間違うこともありません。自分自身が本当に必要だと思っていること(乃木坂46のライブや舞台、仕事に必要な情報収集など)は、ほっといても勝手にやりますから。

それと…天狗にもなることもありません。

  1. 合格したら冷める(冷静になって自己催眠が解ける)
  2. 合格したら一気に不安になるので、そこから本格的な勉強を始める
    →ある意味、これが唯一のプレッシャーかも。
  3. 不合格でも、冷静になれば悔しさも一瞬で無くなる

元々 “必要ない” と思っているので…こんな感じです。

もちろん、謙虚さを忘れることもありませんでした。

そもそも資格に… “セルフコントロール・ツール” 以上の価値を見出していないので、資格の有無で人を見下したり馬鹿にしたりすることも全くありません(だから添削もストレートに指摘しちゃうんでしょうね。ただの軌道修正としか考えていないので 笑)。

30年経って振り返ってみてわかったこと

こんな感じで、僕は資格を活用し始めたのです。

それから30年経った今では…次のようなメリットがあることもわかりました。

  • ギャンブルなので楽しめる
  • 競馬と一緒で、やっぱり当てたいので先読みの研究をする
    知識が付いてくると先読みも当たるようになってきた
  • 投資と同じで利益が利益を生む
  • 学習効率がいい(体系化してくれている、必要なものを絞り込んでくれている等)
  • 勉強しろと言われたことが無い
  • 自発的に努力できると思われ、裁量も得られるしリモートワークに向いている
  • 忙しいと思われている
  • etc(言い出したらきりがない)

このように…今では、元々考えていた以上の様々な効果を実感しています。

僕が “資格” と今でも付き合っているのは、こんな理由だったのです。

資格取得を勧める理由

今僕は、多くの人に “資格取得” を推奨しています。

資格という “武器” を持ってほしいと。

使い方は人それぞれで構わないので。

すごくお買い得だと思うんですよね。

特に情報処理技術者試験は… “アーモンドアイ” の単勝を買うぐらい固いですからね。

しかも「( G1 馬が 11 頭出走する)有馬記念で単勝 1.5 倍」というリスキーなレースではなく、「 G1 で 7 冠を取得している今のアーモンドアイが、地方の新馬戦に出馬して単勝 20 倍ついている」レースの馬券を買うぐらいノーリスク・ハイリターンな感じです(笑)。

しかも 1 レースで終わりません。仕事を辞めない限り外れることがありません。いつどんな環境変化やオファーがあるかわかりませんからね。

そう考えたらいかがでしょう?

もう…絶対に “買い” ですよね!

競馬をしない人には一切わからないと思いますが、今の僕には、情報処理技術者試験というのは…そんな風に見えています。

“必要無い” と思っているから安心してのめり込めるし、“セルフコントロール・ツール” としての価値はとても高いものだと。

だから、より多くの人に持って利用してほしいんです。

自分らしく人生を謳歌するために。

 

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