ズバリ聞きます!資格って役に立ちますか? ~プロジェクトマネージャ試験~


2020-06-22 公開

インタビューに応じていただいた方

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海村 好人 さん

略歴
平成元年、某大手IT会社に入社。
流通系共同利用型センタのシステム構築プロジェクトに従事。その後、そのまま運用統制を経験し、システム更改時期を迎えて、システム更改、およびセンタ移行のプロジェクトに従事。
そのほか、テレコム系ネットワーク監視システム構築プロジェクトなどを経験し、全社組織のPMOに異動してプロジェクトのリスクマネジメントを行う。現在は、決済統合系システムのPMOとして品質管理業務に従事
保有資格
  • 情報処理技術者試験 プロジェクトマネージャ
  • 情報処理技術者試験 ITストラテジスト
自身のキャリアの中で役に立った資格
情報処理技術者試験 プロジェクトマネージャ

(インタビュアー: 三好康之)

最初に、この資格を取ろうと思ったきっかけについて教えていただけますか。

大手のIT企業に入社した頃の私は、資格に興味がありませんでした。「資格試験なんて、知識としてはあっても実戦で使えるとは限らない」と思っていたからです。もちろん資格を取得しようなどとは思っていませんでした。

ただ…会社の方は真逆で、情報処理技術者試験の取得者を増やすための施策に力を入れていたのです。

具体的には、合格者にはお祝い金(一時金)と受験料、交通費、参考書代がもらえたのです。特に、ITストラテジスト、システム監査、プロジェクトマネージャの 3 つの高度系区分の資格のお祝い金は 10 万円だったのです。

この施策がずっと続くものだと考えてましたが、2013年の春の受験合格者を最後に廃止することになったので、逆に “もったいなく” 感じて、それならばと慌てて受験をすることにしたのです。

 

ということで、(不謹慎ですが)最初は完全にお祝い金狙いだったのです(笑)。

受験区分は、当時私が所属していた部署が “PMO” だったため、最も身近に感じたプロジェクトマネージャ試験です。様々なプロジェクト事例にも携わっていたので論文も書きやすく、それゆえ最も取得しやすいと考えたからです。

当時の上司からも、「今の実力ならば、合格できるよ。」との後押しもあったため、やる気も徐々に出てきました。

 

しかし、いざ試験対策を始めると…仕事と勉強の両立は、難しく嫌になることもしばしばありました。

ただ、実際に勉強を始めると、仕事の知識の整理としても有効で無駄にはならないと考えるようにもなりました。

ズバリ聞きます。この資格は役に立ちますか? ~プロジェクトマネージャ試験のメリット~

役に立ちました! 具体的には、収入 / 人脈 / 昇格で感じられました。

お祝い金によってレアものを購入

お祝い金 10 万円を手に入れました。

その 10 万円でハワイに行ったときに、合格のご褒美として、妻と私のお気に入りのハワイのサーフアーティスト、ヘザーブラウンのジグレー版画でアーティストプルーフという特別な絵を購入しました。

この絵は、原画ではありませんが、世界に 25 枚しか存在せず、その25 枚も、それぞれに作者がジグレー版画に強調したい部分を直筆で描いているというものです。そして今では、その絵を目にするたびに成功体験が蘇り、モチベーションが上げるという効果も実感しています。

これが一つ目のメリットです。

人脈が広がったこと

二つ目に良かったことは人脈が広がったことです。資格取得を通じて、参考書の著者やIT業界で資格取得に励んでいる方々とも知り合いになりました。

これは、受験前に期待していたこと(狙っていたこと)ではありません。偶然、そのような機会に巡り合い、今思い起こせばラッキーだったと思います。縁で引き寄せられたと思っています。

今では、同じ資格取得を目指す仲間との繋がりのおかげで、お祝い金制度はなくなりましたが、モチベーションを維持することができています。結果、後には、より難易度の高いITストラテジスト試験にも合格することができました。

昇格条件に苦労しなかった

三つ目のメリットも受験前に期待していたことではありません。これも偶然だったのですが、資格取得後に、会社での人事制度が変わったのです。

会社での昇格条件として、社内認定資格制度が導入されました。これにより昇格条件に一定のレベルや技術に応じた資格取得が必須になりました。その制度が導入されたときには、私はすでに該当資格を保有していたので、労せず推薦を受けることができました。

こちらも “偶然” と言えば “偶然” です。

最後に、これから受験を考えている人へメッセージをお願いします。

ふりかえってみると、(当初は必要ないと思っていたにも関わらず)この試験と向き合う中で、今までの自分の知識や経験を整理できただけでなく、当初は知らなかったメリットや、想像していなかった未来の変化によって生まれたメリットなどを享受できました。

私のように資格試験を敬遠している方にも、受験してみることをオススメします!

 

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