ネットワークスペシャリスト 試験 1ヶ月前からでも合格できる条件とその勉強方法
もくじ
まだ間に合うか?
まずは“まだ何の対策もしていない人”…受験申し込みはしたものの,いろんな理由で対策が進んでない人…そんな境遇の人でも受験する価値があるのかどうか?そこを考えていきましょう。
ネットワークスペシャリスト試験の受験生は,通常,次のような感じではないでしょうか?
- ネットワークスペシャリストとして仕事をしている
- ネットワークに興味があって日頃から日経NETWORKのような雑誌を読んでいる
- 上記には該当しないが,しっかりと学習が進んでいる。もしくは同等の知識がある
しかし,上記のいずれでもない場合,残念ですが今から挽回する“魔法”はありません。きっぱりと諦めましょう。しかし,そうではない場合,合格する可能性は十分あるので,最終チェックをして,残りの期間,合格に向けて頑張っていきましょう。
ネットワークスペシャリスト試験は“知識”次第
ネットワークスペシャリスト試験(午後Ⅰ・午後Ⅱ)の解答例を改めて見てみてください。何年度のどの問題でも構いません。記述式特有の40字前後で求めている解答が少ないことに気付くでしょう。つまり知識が問われていることが多いので,ざっくり言うと“知っているか”,“知らないか”によって合否が別れる試験区分だと言えるでしょう。
同じテクニカル系でも,データベーススペシャリスト試験のように“解答手順”であったり,情報処理安全確保支援士試験のように“国語力”であったりするのとは違います。
これから準備をする人,準備をしっかりしてきた人
したがって,これから準備をする人も,これまでしっかり準備をしてきた人も,現時点での知識の量を確認することが,これからの最終チェックになります。そういう意味では,最も試験らしい試験だと言えるかもしれません。
(1)確認する過去問題
まずは,過去問題で知識の量を確認することをお勧めします。
少なくとも平成21年~平成29年までの9年間の問題には目を通しておきたいところです。そこからできれば溯って,平成16年までの問題に目を通しておけば万全です。それでも14年分ですからね。
その結果,難しく感じたのであれば,レベル2(基本情報技術者試験)やレベル3(応用情報技術者)にいったん戻ってもいいでしょう。
(2)解答例を見て優先順位を付ける
とはいうものの,過去14年分の問題をひとつひとつチェックしていくには,それ相応の時間が必要になります。しかも,知らないことが多い場合には,そこから調べたり,覚えたりするので,さらに時間が必要になります。そうなると,場合によっては全範囲に目を通す時間が無いかもしれません。
そこで,必要になるのが優先順位を付けることなのですが,そもそも優先順位を付けるには問題文を読まなければなりません。
そこで,直前対策としておススメなのは,解答例に目を通して優先順位を付ける方法です。解答例の出題趣旨を読めばテーマとポイントが確認できるし,解答で使われている単語等を見れば,知っていること知らないことの切り分けもできるはずです。
そこで優先順位を付けて,気になる問題から仕上げていきましょう。
(3)専門書を読む
最後になりますが,最も効果がある対策こそ,試験対策から離れて実務で使う専門書を読むことです。ネットワーク機器のマニュアルでもいいし,ネットで検索するもよし。会社にバックナンバーがあるのなら日経NETWORKがいいでしょう。特に特集記事は参考になります。
筆者の場合,過去に2回ネットワークスぺシャリスト試験を受験していますが,いずれも特に試験対策はしていません。もちろん過去問題に目は通していますが,それは試験対策講座を開催したり,こういう記事を書いたりするためのもので,試験の合格を目指してのものではありません。
前の会社勤めをしていた頃に,一時,ネットワークの部署にいたことがあり,その時から日経NETWORKをずっと定期購読しています。試験対策としてはそれだけなのですが,受験した時に,全く見たことのない問題はほとんどありませんでした(忘れていたり,ミスが入ったりで点数は落としていましたが)。それぐらい有効なんですね。
したがって,ある程度「どんな問題が出るのか?」知っている場合には,残りの期間,日経NETWORKを読み漁るというのも効果的でしょう。
それでは午前Ⅰ,午前Ⅱ,午後Ⅰ,午後Ⅱの個別チェックに!
さぁ,それでは以上の内容を踏まえて,午前Ⅱ,午後Ⅰ,午後Ⅱの個別時間区分のチェックにいきましょう。



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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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