3週間で仕上げる ITストラテジスト 試験 午後Ⅱ[午後2] ~論文に書くべきこと~【令和元年版】


2018-10-01 公開
fiber_new 令和元年向けに更新しました

Check-1. 設問アの準備

「事業概要」の準備が 400 字できているかどうか 、チェックしましょう。

他の試験区分ほど固定ではありませんが、それでも事業概要が問われることが少なくありません。また、求められていることが別にあったとしても導入部分として書くこともできます。

したがって、この事業概要が事前に準備できているかどうかをチェックしましょう。

 

事業概要の内容は大丈夫ですか?
業務概要になっていませんか?

事業と業務は別物です。事業とは簡単に言うと、内部経営資源を市場に投入すること。必要な “業務” とは異なります。

 

また、事業の説明をする時には、定量的な数字があったほうがいいでしょう。

市場に関する数値、企業規模に関する数値などなど。経営者は数字を意識します。したがって、ITストラテジストも数字を意識しているはずだし、客観性を持たせるためにも数字は出した方がいいと考えましょう。

 

最後に 事業目標 は明確になっていますか?

設問イ以後では課題や問題が問われることが多いのですが、「これが問題だ!」という書き方では読み手には何も伝わりません。

主観的表現は不要なのです。

問題や課題とは “目標” と “現状” の差。つまり、目標の無いところに課題は存在しないのです。

Check-2. 過去問から問題の特徴と、問題文の趣旨を読み込み

過去問から、問題の特徴や問題文の趣旨が取れているのか、確認はできていますか?

 

近年は「売上アップのためのITを使った事業戦略」や、「AI や IoT,ビッグデータなどの新技術を導入するケース」の問題が増えています。いずれも,KPI を始め、定量的に示すことが鍵になります。

また、平成 23 年度から平成 28 年度までの 6 年間は「オーソドックスな問題」と「テーマが絞り込まれた問題」になっていました。

このような “トレンド” が把握できていれば大丈夫でしょう。

 

Check-3. 投資効果は、投資金額ばかり書かない

無意識のうちに “書きやすいから” という理由で投資効果の部分について、投資金額の積算部分ばかりを書いていませんか?

投資金額がいくらなのかは一言で構いません。

 

それよりも 投資効果のシミュレーション、根拠の方が重要 です。7 – 8 割を効果算定について書きましょう。KPI で因果関係をつなげていくのも有効です。

これから開始する人、これまでに準備ができている人

これから試験対策を開始する人は、上記の Check-1. ~ 3. を進めていきましょう。

ITストラテジスト試験の午後Ⅱ論文試験は、試験本番の時よりも事前にどれだけ必要な情報を収集できるのかが鍵になります。しっかりとデータ収集しましょう。

 

他方、これまでにCheck-1. ~ 3. の準備が出来ている人は、本番当日までに、準備した情報を用いて過去問題に沿う形で文章の “部品” を準備していきましょう。

読み込んだ過去問題に対して、200 ~ 400 字の文章で用意しておくことで、 “今から試験対策を始める受験者” を引き離すことができるでしょう。

早くから始めたという優位性を最大限に活かすことが、早くから準備をしてきた受験生の取るべき戦略になります。

 

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