試験3週間前の総点検! ~まだ間に合うか?|応用情報技術者試験 平成30年度〔秋期〕
まだ何の対策もしていない人
まずは“まだ何の対策もしていない人”…受験申し込みはしたものの,いろんな理由で対策が進んでない人…そんな境遇の人でも受験する価値があるのかどうか?そこを考えていきましょう。
まずは“アセスメント”をしましょう。具体的には,時間を計測して過去問題を解いてみることです。午前問題は,あまり時間を意識する必要はありませんが,午後問題は時間との闘いです。問1~問11まである各分野の問題から,必須問題の問1(情報セキュリティ)と,残りの10問から4問選択し,合計5問を2時間30分で解かなければなりません。おおよそ1問30分で,これがなかなか短いのです。
その結果,午前・午後問題ともに40%以上(午前は全部で80問なので32問の正解,午後は1問20点を設問で適当に配分して計算)あれば,残りの3週間弱勉強すれば“合格”できる可能性が出てきます。
詳細は,午前問題と午後問題のところをご覧いただくとして,諦めずに頑張って合格を目指しましょう。
準備をしっかりしてきた人
一方,これまで準備を進めてきた人は,もう既に過去問題を使ってチェックしていると思います。
その過去問題の消化状況にもよるのですが,詳細は,午前試験,午後試験のページで確認いただくとして,残りの期間をどう使うのか?はとても重要になります。
ポイントは,何を使って勉強してきたのか?です。オーソドックスな書籍(テキスト,過去問題の解説本)だけではなく,ネット上のサイトやアプリなど。会社が主催してくれる対策講座の受講などもそうですね。専門書だってかまわないわけですし。
何を使って勉強してきたのか?それをここで再確認しておきましょう。
まずは,平成21年から平成23年ぐらいの6期分の午前問題,午後問題あたりを使って確認します。何を確認するのかというと,その6期分の過去問題の中に出てくるキーワードや解答で使われている用語などが,これまで勉強してきた学習ツールの中にあるかどうか。
「全然大丈夫。だいたい載っている。」というのであれば問題ありません。
しかし「あれ,全然載ってないぞ」というのであれば,今後試験日までは,別の学習ツールを使わないといけない,もしくは使った方が良いのかもしれません。
というのも,応用情報技術者試験のカバーする範囲は,むちゃくちゃ広いからです。
平成6年に,実は大きな試験制度の改正があったのですが,その時に試験センターが教科書を作って販売していたことがあります。その時に,当時「Ⅰ種」という名称だった現・応用情報技術者試験のテキストは,17分冊ぐらいでしょうか(記憶があいまい)百科事典みたいな感じになっていて,高額だわ書棚の一列(90cmぐらいあった)占めるわで「凄い広い範囲だな」って思ったのを覚えています。したがって,実は,それぐらいの学習ツールが必要なのです。確かに,レベル3とはいえ高度系の全範囲が対象で,基本情報技術者試験でも学ぶ知識を除くこともできないので,そうなってしまいますよね。
しかし,それは1-2年で販売されなくなりました。理由はきっと売れなかったのか,改訂に労力がかかりすぎるのか,そんなところでしょう。その後,市販テキストで4分冊ぐらいのものは見かけていたのですが,それもきっと売れないからでしょう。今は1~2冊ぐらいが主流になっています。基本情報技術者試験のように,専門学校や大学のテキストとして需要があればいいのでしょうが,それも無いので,いつも学習ツールに困るのです。
しかし今は,いろんなツールがありますから,そのツールがどれぐらい試験範囲を網羅しているのか?そこを確認して,かなり高いカバー率だったら,残りの期間もその学習ツールだけを使い,下手に手を広げない方が良いでしょう。
しかし,そうでない場合には,今使っている学習ツールを補完できる“新・学習ツール”を視野に入れなければなりません。そういう方向性で考えてみてください。
基本情報技術者試験にいつ合格したのか?
最後になりますが,基本情報技術者試験にいつ合格したのかも,これからの戦略を立案するための重要な要素になります。
平成30年春試験で合格した…合格ほやほやの人は,それはかなりのチャンスです。例え,思うように学習が進んでいなくても,受験だけはしてみるべきです。もしくは今から準備して合格する確率を高めていきましょう。
そして,平成30年春試験で合格した人のうち,その前(平成29年秋)や,さらにその前(平成29年春)に試験対策をしていたかどうか,そこも思い出してみてください。もしも,何度かの不合格を経験した後に,この春合格したのなら,平成30年秋の試験で合格できる確率もかなり大きいものになります。しっかりと基盤が出来上がっている可能性がありますからね。
それでは午前,午後の個別チェックに!
さぁ,それでは以上の内容を踏まえて,午前,午後の個別時間区分のチェックにいきましょう。


『定額制』
高度試験対策研修 KOUDO 初公開!
定額制だから、どの区分でも何名でも 受け放題!!





















- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
-
- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
オフィシャルブログ 「自分らしい働き方」Powered by Ameba