応用情報技術者試験 午後対策 ~ 組込みシステム開発編 「過去問からみる基本パターン」


2019-10-10 公開

応用情報技術者試験の午後問題において、選択問題になっている組込みシステム開発分野(通常は問 7 で出題)をどうするのかを考えてみましょう。

この分野は、高度系(レベル 4 )のエンベデッドシステムスペシャリスト試験のレベル 3 に該当する分野です。

過去問からみる必要な知識

組込みシステム開発の問題は、別表を見てわかる通りバラエティに富んでいます。

しかし、応用情報技術者試験の午後問題の問題構成は、それほど多くのパターンがあるわけではありません。

構成図があり、タスクごとの処理の説明があるのが基本パターン です。

そしてタスク間通信、割込処理、処理フロー図などで問題文が構成されています。計算問題も出題されます。

この分野の選択を考えている人

組込みシステムの開発経験者は、この分野を選択することを考えていると思います。

準備はいかがでしょうか?

下に平成 21 年度~平成 31 年度春試験までの 10 年分 21 回の過去問題をまとめています。どのような設問かまでは細かすぎるので、問題の中で使用している図別にまとめています。

問題のタイトルと使用している図より 「解けそうにない問題」を中心に目を通していきましょう。

試験直前の 2 週間は、知らないこと、解けない問題を中心にカバーしていくのが鉄則です。この 2 週間でわかったことが運よく試験で出題されれば、それだけ点数が取れますからね。

一旦、試験で正解しておき、試験後にしっかりと復習すれば実力も付きます。

この分野の選択を考えていない人

一方、この分野の選択を考えていない人は、これらからの 2 週間で仕上げるのは難しいかもしれません。何もしないのが得策でしょう。

プログラミング経験者には解ける問題も少なくありません。何も準備をしなくても何問かは解けると思います。

でも、今の実力でも解けるのなら、試験本番の時にも同じように解けると思います。

そういう意味では、何の対策もしていなくても、優先順位を高めてもいいかもしれません。

キーワード別過去問題の一覧表で組込みシステム開発分野の弱点克服

◎ は問題として出題されたもの
○ は問題文に含まれているもの

info上記の表をテキスト化しています。表は右にスクロールできます

構成図 構成要素 の概要 タスク 処理概要 割込み ハンドラ 処理 フロー 状態 遷移 動作 タイミング MCU ブロック図
21 7 携帯端末の省電力
7 ディジタルフォトフレーム
22 7 タクシーの料金メータ
7 携帯電話への録音機能
23 7 LEDを使用したディジタル時計
7 地上ディジタル放送対応テレビの放送ダウンロード機能
24 7 オーディオプレーヤの組込みソフトウェア
7 スマートフォンのアプリケーションプログラム
25 7 ワイヤレス充電ステーション
6 ネットワークを使用するインターホン
26 7 園芸用自動給水器
7 DVDレコーダ等のリモートコントロールボックス
27 7 自動車用衝突被害軽減ブレーキシステム
7 通信機能を内蔵したディジタル電力量計
28 7 飲食店向けタッチ式注文端末
7 腕時計型脈拍計
29 7 スマートウォッチ
7 ドライブレコーダ
30 7 児童の見守り機能付き防犯ブザー
7 カードを使用した電子扉システム
31 7 家庭用浴室給湯システム
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