ITサービスマネージャ 午前Ⅱ(午前2)王道の対策
ITサービスマネージャ試験の午前Ⅱ試験の特徴は、次のようになります。
- ITサービスマネジメントの問題( 13 問前後)
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- 過去問題と同じ問題( 7 問前後)
- 過去問題を正確に理解していたら正解できると思われる問題( 2 ~ 3 問)
- 過去問題だけでは正解が難しい問題( 2 ~ 4 問)
check_box過去問題か否か
- 他区分の問題( 12 問前後)
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- SM午前Ⅱの過去問題と同じ問題( 1 ~ 3 問)
- 情報セキュリティ(レベル 4 )の問題( 4 問)※ 1
- プロジェクトマネジメント(レベル 4 )の問題(3問)
- システム監査(レベル 3 )の問題( 1 問)
- コンピュータシステム(レベル 3 )の問題(2問)
- データベース(レベル 3 )の問題( 1 問)
- ネットワーク(レベル 3 )の問題( 1 問)
- 法律(レベル 3 )の問題( 1 問)
check_box過去問題か否か
check_box分野別
もくじ
ITサービスマネジメントの前々回~ 5 期分の過去問題を解けるようにする
ITサービスマネージャの午前Ⅱ試験対策で最初にやるべきことは、前々回から 5 期分( 5 回分)の過去問題を確実に解けるようにすることです。各回 25 問なので、最大で 125 問ですが、同じ問題が繰り返し出題されているので、実際にはもっと少なくなるはずです。
1自区分( ITサービスマネジメント)の問題
自区分( ITサービスマネジメント、運用管理等)の問題は約半分( 50 % )です。そのうち、さらに半分以上は “過去問題がそのまま” 出題されています。問題数にすると 7 問前後。まずは、それらの問題を確実に正解にできることが、午前Ⅱ対策のスタートです。
また、なぜか「前々回の試験問題から大量に出題される」という特徴があります。例えば令和 3 年は、平成 30 年の問題が 4 問も再出題されていました。前回(令和元年)からは 1 問も出題されていないのは他の区分同様ですが、前々回よりも前の年度からは、 0 ~ 1 問しか再出題されていません。それくらい前々回からの出題が目立ちます。
この傾向は平成 26 年からで、いつまで続くかはわかりませんが、 JIS 規格や ITIL ® が定期的にバージョンアップしていることから新しい問題を中心に押さえるのは理にかなっています。
2他区分の問題
実は、前々回の問題が再出題されているのは他区分の問題でもほぼ同じです。全く出題されない年度もありますが、多くの年度では、前々回の問題の再出題が 1 ~ 2 問あります。
これを無視するのはもったいないですよね。 ITサービスマネージャの午前Ⅱ試験では、自区分( ITサービスマネジメント、運用管理等)の問題が約半分( 50 % )しか出題されないので、他区分の問題も確実に正解できるようにしておかないといけませんからね。
ITIL ® 、JIS 規格
自区分( ITサービスマネジメント分野)の問題は、過去問題で出題されたキーワードを、ある程度理解すれば解ける問題が数問あります。過去問題がそのまま出題されるのではなく、よく似た問題ですね。
次に、正解を狙っていくのは … そういった問題です。
ITIL ® や JIS 規格に関する知識は、午後Ⅰや午後Ⅱでも必要なので、早めに目を通す必要があり、午前対策を進めている時にも、選択肢のキーワードと派生知識を含めて理解を深め、キャッチアップしましょう。そうすれば、あと数問正解できる可能性が出てきます。
プロジェクトマネジメント、情報セキュリティ
他区分の問題では、情報セキュリティが 4 問、プロジェクトマネジメントが 3 問、合計 7 問出題されています。 3 割弱。ここで、確実に正解を積み重ねられれば、かなり楽です。
とはいうものの … 情報セキュリティ分野で 500 問、プロジェクトマネジメント分野で 200 問以上あるので、短期間で仕上げることは難しく、 ITサービスマネージャ試験対策として取り組むのは得策ではありません。
そのため、これらは長期的に取りくむと考えてましょう。早くから着手するのもいいでしょうし、秋試験でプロジェクトマネージャや情報処理安全確保支援士を受験するのもいいでしょう。
特に、情報セキュリティは、全区分で重点分野なので、半年というスパンで考えず、 1 年から数年を通じて得意分野に仕上げるのがおススメです。
コンピュータシステム
最後に、コンピュータシステム分野の問題も、どうするのかを考える必要があります。
午前Ⅱの問題としては、よくて 2 問しか出題されません。
しかし、システム管理をする立場で考えると、ハードウェアやソフトウェア、ネットワークやデータベースに関する知識は必須です。もちろん、その中にはデータベース分野の SQL のように関係の薄いものもあるので、そういうものを除いてですが、押えておきたい知識には違いありません。
そこで、まだ時間に余裕があれば、応用情報技術者試験のコンピュータシステム分野の過去問題を使って、学習を進めましょう。
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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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