システムアーキテクト 午前Ⅱ(午前2) 王道の対策


2021-03-30 公開

システムアーキテクト試験の場合、応用情報技術者試験とそれほど変わりは無いので、過去問題にざっとを目を通しても、解ける問題が多いのではないでしょうか。

過去問から自区分と他区分の比率を把握

午前Ⅱの試験対策は、自区分の問題と他区分の問題の比率を把握するところからスタートします。

最近の傾向で分類すると次のようになります。中には複数分野を対象にしたものもあるので、そのあたりは “おおよそ” の比率として考えてください。

分野 問題数
システムアーキテクト 14
他区分 11
ストラテジ系のシステム戦略(レベル 3,4 ) 3
コンピュータシステム(レベル 3 ) 3
データベース(レベル 3 ) 1
ネットワーク(レベル 3 ) 1
セキュリティ(レベル 3 ) 3

システムアーキテクト分野の問題は 13 問 ~ 15 問 で、そこには組込み系の問題やプロジェクトマネジメントの問題も含まれます。ここでは、問 1 から始まり、ストラテジ系の問題に変わるまでをシステムアーキテクト分野の問題としています。

中には分類が難しいものや年度の違いもあるので、そこは “おおよそ” であることをご理解ください。

 

一方、他区分は、多い回だと半分は他区分の問題になるので、ここで確実に点数を取らないと 60 点になりません。

出題分野別でみると “ストラテジ系”“情報セキュリティ” の比率が高くなっています。

これらの分野が得意かどうかで対策も変わってくるので、どの分野を中心に仕上げるのか、しっかりと見据えたうえで計画を立てましょう。

自区分の問題は効率重視

他区分の問題の比率が高い区分ではありますが、まずは自区分の問題で点数が取れるように過去問題を使って仕上げていきましょう。

システムアーキテクト試験の場合、 午前Ⅱで得た知識が、午後Ⅰや午後Ⅱで使えるかというと、そうでもありません。

したがって、午後に不安のある人はそちらを最優先しなければならないので、午前対策は効率重視で早く仕上げるように考えましょう。

 

利用するツールは、過去の午前Ⅱ問題(問 1 ~問 13 ぐらいまで。ストラテジ系に変わるまで)と、それだけでは少ないので、平成 16 年度~平成 20 年度までの 5 年分にも目を通しておきましょう。

午前Ⅱ過去問題へのリンク

年度 問題 解答 年度 問題 解答
令和元 問題 解答 平成30 問題 解答
平成29 問題 解答 平成28 問題 解答
平成27 問題 解答 平成26 問題 解答
平成25 問題 解答 平成24 問題 解答
平成23 問題 解答 平成22 問題 解答
平成21 問題 解答 平成20 問題 解答
平成19 問題 解答 平成18 問題 解答
平成17 問題 解答 平成16 問題 解答

* 平成 16 年度~ 20 年度は アプリケーションエンジニア 区分

他区分の対策の見極め

ストラテジ系の問題と、セキュリティの問題が不得意な場合、そこにも時間を割くことが必要かもしれません。

ストラテジ系

ストラテジ系の問題に関しては、 IPA の公表している出題分野一覧では対象範囲を “システム戦略” だけに限定していますが、経営戦略及び企業と法務の問題との切り分けが難しいのか、範囲外と思えるような問題も出題されています。

したがって、時間があれば、 ITストラテジストの午前Ⅱ を、特に切り分けることなく目にしておくといいでしょう。切り分ける時間を考えれば無駄ではないと思います。

セキュリティ

セキュリティの問題は、 IPA の方針で平成 26 年から全区分で強化する(具体的には問題数を増やす)方向になりました。

そのため、セキュリティに強ければ、全試験区分有利に展開できるので、どこかでしっかり学習しておくことをお勧めします。

他の勉強との兼ね合い次第ですが、時間があれば 情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅱ問題 に目を通しておくのもいいでしょう。

 

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