システムアーキテクト 午後Ⅱ(午後2)論文 王道の書き方


2021-03-08 公開

システムアーキテクト試験は、「論文試験に初挑戦する」という受験者が多いのが特徴です。いわゆる “SE(システムエンジニア)” を対象にした試験で、システムアーキテクトで問われているような経験をしていて、応用情報技術者試験を合格したら、次に受験してみようと考えている人が多いのです。

また、この試験の午前Ⅱや午後Ⅰは、応用情報技術者試験の午後の問題の延長線上に考えればいいので、学習のイメージがもちやすいのですが、午後Ⅱの論文対策はそうではありません。

以上のような背景から、 “合否は午後Ⅱの論文次第” と考えている受験生が多いのではないでしょうか。

 

したがって、次のような論文の基本的なお作法を会得することが最優先事項になります。

  1. 2 時間で 2,200 字 ~ 2,600 字程度書けるようになること
  2. 問題文と設問への回答になるような事例を書くこと
  3. 具体的に書くこと、第三者に対して伝わるように、必要十分な要素( 5W1H など)を入れること

1. に関しては “2時間手書きで書く練習” が、 2. に関しては過去問題の把握の仕方(何を書かないといけないのか、どう書いてはいけないのか?)を理解するという練習が中心になります。そして 3. に関しては、サンプル論文と自分の書いた論文を比べて、レベル感が同じかどうかをチェックするという練習になります。

最初の 1 区分は添削サービスを活用するというのも有効な手段になるでしょう。

1. 2 時間で 2,200 字 ~ 2,600 字程度書けるようになること

まずは、 2 時間手書きで 2,200 字以上書くことを目指しましょう。

システムアーキテクト試験は 論文初挑戦の方が多いので、最大の課題が、問題文に対して正確に回答すること2 時間手書きで一定量書くこと、この 2 つなんですよね。

中でも特に、 2 時間手書きで書き続けるということは…日常の仕事ではありえないことです。思いのほか疲れますし、思いのほか進みません。

2. 問題文と設問への回答になるような事例を書くこと

これは、午後Ⅱ論文試験の原則になりますが、問題文と設問で問われていることに対する論文でないと合格になりません。そのための “問題文” と “設問” ですからね。

システムアーキテクトのテーマは、ザックリ言うと次の 4 つ。

  1. 要件定義
  2. 設計(システム方式設計、外部設計、統合など)
  3. システムテスト
  4. 移行

まずは、問題文の読み込みから始めましょう。そして、 過去にどんな問題が出ているのか? それはどんな経験を論述することを求めているのか? この 2 つをチェックします。

この 2 点は、準備をしていないとわからない感覚があります。

そして、できれば、個々の問題でどの部分を書けば他の受験生に差をつけて合格論文になるのか(あるいは合格を決めるポイントになるのか)? を把握します。

初挑戦の論文試験の場合、自分では問題文と設問に回答していると思っていても、実際には違っていたりすることも少なくありません。そうならないように、ここでは、試験対策本を活用して、自分の考えと違っていないか明確にすることが重要でしょう。

3. 具体的に書くこと、第三者に対して伝わるように、必要十分な要素( 5W1H など)を入れること

最後のポイントは、具体的に書くことと、第三者に対して伝わるように書くことです。

情報処理技術者試験の論文の問題文は、抽象的に書かれています。

抽象的に書かれている問題文を理解し、自分の経験で具体的にしなければなりません。

また、採点者は面識のない第三者です。したがって、そういう相手にも正確に内容が伝わるような表現にしなければなりません。

そのためには、主観的表現や程度を表す表現をできるだけ使わずに、客観性のある表現(特に数値での表現)や 5W1H で必要な要素を欠くことの無い表現を心掛けましょう。

これも、自分では大丈夫だと思ってしまうこともあるため、サンプル論文等を利用しながら、自分の認識とのズレがないかをチェックしていきましょう。

 

テキストでは少々情報量が多くなるので、これらのことを 10 分程度の動画にまとめました。たかが 10 分程度なので、時間のある時にでも聞いていただければ幸いです。

システムアーキテクト試験 午後Ⅱの特徴と準備(3か月前) – YouTube

label動画の内容

テーマ 内容
受験生の特徴 論文試験に初挑戦の人が多い
準備の方向性 頭の中にある経験を、 “この試験のルール” にのっとって表現できるようになる
必要な知識 要件定義、設計(上流)、システムテスト、移行
合格論文のポイント 必要字数、題意に沿う、具体的に書く、初対面の第三者に伝わる表現で書く
今、準備しておくこと 設問アの業務概要、システム概要
何から開始するのか 過去問題を読んで、個々の問題に自分の経験を当てはめてみて、ネタのある問題とない問題に切り分ける。
→(ネタのある問題)アウトプットの練習
→(ネタのない問題)ネタ集め
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