エンベデッドシステムスペシャリスト 午前Ⅱ [午前2] 王道の対策
情報処理技術者試験の午前問題は、全ての区分で過去問題が繰り返し出題されているのですが、このエンベデッドシステムスペシャリスト試験ではどうなのでしょうか。令和 2 年度 10 月試験で、過去問題の出題比率を計算してみました。
- 過去問題ほぼそのままの出題( 12 問:自区分 9 問、他区分 3 問)
- 過去 7 期分以内(平成 24 年春以後) 12 問 / 25 問( 48.0 % )
*最も出題間隔が空いたのは平成 24 年以来の出題。それより前はゼロ
*他の区分と違い 2 期前(平成 29 年)の出題もあり( 2 問)
- 過去 7 期分以内(平成 24 年春以後) 12 問 / 25 問( 48.0 % )
- そのままではない類似問題の出題( 7 問:自区分 3 問、他区分 4 問)
*自区分は、いずれも直近 2 期分以内(平成 30 年、平成 31 年) - 上記以外の新規の問題( 6 問:自区分 4 問、他区分 2 問)
約半分が過去問題からの出題です。これに、(そのままの出題ではないものの過去問題を解いていれば解ける)類似問題を加えると約 4 分の 3 (おおよそ 75 % 前後)です。
この辺りの傾向も、他の高度系区分とそれほど変わりはありません。
午前Ⅱは直近 7 期分の過去問題を中心に対策
このような傾向より、次のような対策が効果的だと思われます。
- 直近の過去 3 期分は、過去問題の解説の付いている参考書等で、個々の問題及び選択肢を含めて、しっかりと意味を理解しながら進める。特に、自区分の問題はしっかり理解する。
- 過去 4 期前~過去 7 期前までの 4 期分は、過去に出題された問題は、正解できるようにする。最低でも、しっかりと目を通す。前日や当日にも目を通す。
但し、 8 期以前の問題が出題されないわけではありません。したがって、時間に余裕のある人は、過去 7 期分とは言わず、平成 16 年以後の全ての午前問題にも目を通しましょう。
注 2平成 16 年は、現在の 25 問ではなく 50 問
注 3平成 17 年から平成 20 年は、同じく 55 問
また、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の「他区分」に該当するネットワークやセキュリティ、開発技術などは、全くの他区分ではなく関連しているので、あえて自区分と他区分を分ける必要はありません。したがって、午前、もしくは午前Ⅱで出題された全ての問題を自区分と他区分に分けずにチェックしましょう。
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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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