残り3週間で仕上げる 基本情報技術者試験
まだ何の対策もしていない人
まずは“まだ何の対策もしていない人”…受験申し込みはしたものの,いろんな理由で対策が進んでない人…そんな境遇の人でも受験する価値があるのかどうか?そこを考えていきましょう。
まずは“アセスメント”をしましょう。具体的には,時間を計測して過去問題を解いてみることです。
午前試験は,あまり時間を意識する必要はありません。それよりも全体で何割ぐらい取れるのか?どの分野が得意で,どの分野が苦手なのか,そこをハッキリさせましょう。
一方,午後試験では,時間内に解けるかどうかを確認します。特に,アルゴリズムやプログラム言語のような,時間のかかる(考えなければならない)問題に,どれぐらい時間がかかるのか,あるいはどれぐらい時間をかけることができるのか,そのあたりを確認して戦略を立てるところがスタートになるでしょう。
その結果,午前・午後問題ともに40%以上(午前は全部で80問なので32問の正解,午後は1問20点を設問で適当に配分して計算)あれば,残りの3週間弱勉強すれば“合格”できる可能性が出てきます。
詳細は,午前問題と午後問題のところをご覧いただくとして,諦めずに頑張って合格を目指しましょう。
準備をしっかりしてきた人
一方,これまで準備を進めてきた人は,その準備の仕方についてひとつ確認があります。
どんな学習ツールを使っていますか?
基本情報技術者試験の最大の特徴のひとつに“学習ツールが乱立している”という点があります。参考書や問題集,さらにはネット上に対策サイト,スマホだと問題アプリなど,種類も多様ですし,個々の数もかなりあります。最も受験者数が多い試験区分でもあることからそうなっているのです。
しかし,学習ツールの中には,さほど役に立たないものもあれば,役には立つけれどその中に記載されているすべてのことを頭の中に詰め込めないものもあります。“厳選”タイプの参考書だと,役に立つかどうかは“結果論”。
そこで,最後の調整には過去問題を使うことをお勧めします。
もう既に過去問題を使って知識の確認をしていた人は問題ありませんが,まだ本試験問題の実物を見ていない人は,これからの約3週間は過去問題を使って最終確認をしましょう。結局,試験対策用の全ての学習ツールは,過去問題で傾向を分析して作られているわけですから,いわば,その“原版”を確認するわけです。そうすると,学習ツールの作者や著者の判断に依存せず,紙面の制約からカットせざるを得なかった部分に対してもカバーできます。
詳細は,午前,午後の各ページで確認してください。
今の仕事との関連性を確認
基本情報技術者試験は“レベル2”という位置付けだけではなく,プログラマを対象にした資格という位置付けでもあります。そのため午後試験では,問9~問13が開発言語別の問題で,そのうち1問を選択して解答しなければなりません。配点も20点もあるので避けて通ることはできません。
その問9~問13の選択問題の中に,自分が仕事で使っている開発言語があるかどうか,あるいはそれと同等の知識があるかどうか,それを確認しましょう。
もしも,自分が仕事で使っている開発言語があるのなら,そこは満点(20点)を取れる可能性が高いので,午後試験がかなり有利に展開できると思います。もちろん,残り3週間で仕上げられる確率もかなり高いと思います。
しかし逆に,そうではないなら,どの開発言語を選択するのかを決めて,その開発言語に対して1冊の書籍を使って3週間で可能な限り仕上げにかかり,満点は無理でも半分の10点を狙っていくなどの戦略を立てることを考えていきましょう。
それでは午前,午後の個別チェックに!
さぁ,それでは以上の内容を踏まえて,午前,午後の個別時間区分のチェックにいきましょう。

基本情報技術者試験 午前

基本情報技術者試験 午後 ~問題タイプ別の対策~
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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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