応用情報技術者試験 ココが出る! 午後[前編](令和2年度 春期向け)


2020-03-02 公開

続いて、応用情報技術者試験の午後対策についても準備をしていきましょう。

応用情報技術者試験の午後試験に関しては、 (令和 2 年度 春期試験も) 出題方式や配点に変わりはありません。問 1 の情報セキュリティ分野が必須で、それ以外の 10 の分野が出題されるので、そこから 4 つの分野を選択して解答します。配点も均等で 1 分野で 20 点。時間は 150 分なので、 1 問あたり 30 分で解答していきます。

◎応用情報技術者試験 ( 11 問出題 5 問解答)
分野 問 1 問 2 ~ 11
経営戦略
情報戦略
戦略立案・コンサルティング技法
システムアーキテクチャ
ネットワーク
データベース
組込みシステム開発
情報システム開発
プログラミング (アルゴリズム)
情報セキュリティ
プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
システム監査
出題数 1 10
解答数 1 4

試験要綱Ver.4.4 の 43 ページより引用

試験対策

この試験の最大の特徴は、市販されている参考書に「それだけをやっておけば万全」というものが存在しないということです。

個々の分野で 500 ページぐらいの対策本が 1 冊ずつ用意されていれば、それを使うといいのでしょうが、多くの参考書はそうなってはいません。「応用情報技術者試験の参考書」で 1 冊のものが多いのです(筆者の知らないところには存在しているのかもしれませんが)。

そこで、午後対策は、使用するツール探しから始めなければなりません。

ずっとこの先 2 か月ほど、そのツールを信じて時間を費やすわけですから、そのツールを 100 % 吸収したら合格できないと意味がありません。本番時に「全く見たことの無い問題が出た!」となってしまえば、試験対策としては全ての時間が無駄になります。

Step-1IPAの過去問題を利用した午後対策

ひとつは、IPA の公表している過去問題を利用する方法です。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:過去問題

午前問題同様、過去問題を使って午前対策をします。

まずは時間と相談して、何区分の問題について、何回分の問題に目を通すかを決めます。

十分な問題数は一概には言えませんが、まずは平成 21 年の制度改訂以後(現行の応用情報技術者試験に変更された回)の 22 問を目標にすることをお勧めします。その中から同じテーマの問題が出るかどうかはわかりませんが、少なくとも傾向は把握できるでしょう。特に、午前問題との違いは把握できると思います。

時間があれば、一つの区分(一つの問い)を 30 分かけて解いてみて、答え合わせをするという方法がベストだと思います。しかし、それだと 1 問に 1 時間ぐらい時間を使うため、選択する予定の 5 区分だけでも 110 時間( 1 時間 × 5 区分 × 22 問)必要になるので、計画的に実施しましょう。

時間が無ければ、最初に問題文に解答例の解答を書き込んでから、ざっと目を通してみて、問題文や解答例の中に “知らないこと” が書かれていないかを確認し、それを覚えていくという方法でもいいでしょう。それだと 1 問 20 ~ 30 分でできると思うので、約 30 時間 ~ 50 時間で対応できます。

中には、なぜその解答例になるのかがわからないものもあると思います。アルゴリズムやデータベース設計、システム設計などはその傾向が強いでしょう。それらは解説が必要になるので、それを探さなければなりません。お使いの参考書やネットに無いかを調べてみてください。

Step-2 “午前問題” を使った “午後対策”

応用情報技術者試験の午後対策は、応用情報技術者試験の “午後” の過去問題を使う方法以外に、午前問題を活用する方法もあります。

というのも、応用情報技術者試験の午後問題は、午前問題で問われているものも少なくないからです。

それに、一度午後問題で取り上げられたテーマは、その後しばらくは午後の問題として取り上げられることはありません。毎回、別のテーマが取り上げられます。ということは、 “午前問題” の中で「まだ午後で取り上げられていない問題」や「最近取り上げられていない問題」が、今度の試験で取り上げられる可能性が高いわけです。つまり、こういうことです。

今回出題される午後問題 = 同分野の午前問題 - 最近出題された午後問題

そういうわけで、 Step-1 を終えてもまだ時間的に余裕があれば、午後問題と午前問題を対応付けながら、特に、上記の数式を意識しながら、理解を深めていきましょう。これも立派な午後対策になります。

Step-3高度系の参考書を使う

最後になりますが、応用情報技術者試験のベストな対策について説明します。

ただし、時間とコストがかかるので、その両方に余裕のある人以外はスルーしましょう。

先にも説明している通り、応用情報技術者試験対策の最大の課題は、試験対策本が存在しないという点です。

そこで、選択分野の高度系の試験体対策本を使います。

全分野でなくても、応用情報技術者試験合格後に受験する 1 分野だけでも構いません。それだと次の試験対策の先取りにもなるので、モチベーションも高まるでしょう。

筆者は、自分で書いている PM 、DB 、SC の 3 区分は、基本情報技術者試験と応用情報技術者試験の受験生が使用することも考えて作成しています。もちろん十分有益です。各分野で 1 冊 400 ~ 600 ページぐらいになるわけですから、情報量も網羅性も “解説” に関しては十分です。

応用情報技術者試験の過去問題がある程度頭に入っていれば、応用情報技術者試験に必要となる部分だけに特化して読むこともできます。

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