システム監査技術者 8月は午後Ⅰ対策をはじめよう|2023年度
いよいよ 8 月です。 試験まで残り約 2 か月になりました。 試験対策は順調でしょうか? 今月は夏季休暇を取っている人もいると思いますが、バカンスの合間に「これだけはやっておくべき!」というものをテーマにしました。
8 月の方針
ということで、今月全体スケジュールの確認から始めましょう。
info 5 月から学習を開始している人はこちら
info 7 月から学習を開始している人はこちら
学習を開始した時期によって進捗は違っていると思います。
5 月から学習を始めている人は、順調であれば午前Ⅱ対策をいったん完了し、午後Ⅱ対策では問題文の読み込みもある程度進んでいることと思います。 そして午後Ⅰ対策で、監査特有の表現やイメージを確認できているのではないでしょうか。 7 月から学習を開始した人は、午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ対策に着手し始めて、おおよそのイメージがつかめてきたかもしれません。
どうでしょう?「課題」は見つかりましたか?
試験対策において「課題」の把握は最重要ポイントです。 課題さえ見つかれば、改善すべきための有効な対策も見えてきますからね。 残り 2 か月、課題改善のための対策を立案し、ウェイトを置いて対策を進めましょう。
8 月は “午後Ⅰ対策”
8 月は、基本的にはこれまでの継続で構いませんが、その中でも特に “午後Ⅰ対策” を重視することをお勧めします。 特に、システム監査業務を経験したことがない人は、多くの午後Ⅰの事例で疑似体験をするように “システム監査業務” のポイントを把握しましょう。
なお、この時期は、まだ論文を書く必要はありません。
もちろん、リスク・コントロール・監査手続などの表現を正確に把握している人で、かつ論文が課題だということがハッキリしている人は “これに限らず” ですが、そうでなければ先に午後Ⅰで一連の監査の流れを把握することが優先されるからです。
午後Ⅱの論文で「何が問われていて、何を書かないといけないのか?」を(ある程度)把握できるようになって、そのために必要な知識を(ある程度)得られているのなら、それを午後Ⅰの過去問題を通じて固めるのが “この時期” です。
徹底的に、午後Ⅰ対策を進めていきましょう。
1 具体的にやるべきこと
具体的にやるべきことは、次のようなものです。
- 過去問題を、時間を計測しながら解いてみて、解き終わったら答え合わせをして解説を読む
- その後、解答速度が遅いのか、知識がないのか、何かしらの課題を見つける
- 課題を改善する(速く解く方法を考える、知識を補充するなど)
2 課題を改善するために重要なこと
なお、上記の「 2. 課題を改善する(速く解く方法を考える、知識を補充するなど)」ための具体的な方法については、ご利用の参考書等で行ってください。
試験に合格できる “良書” は、この 2 点の解説が充実しているはずです。 もし疑問を感じたら大型書店に行って他の参考書を、その視点でチェックしてみてください。 特に “速く解く方法” の解説が充実しているかどうかが重要です。 午後Ⅰ試験は、御存じのとおり時間との闘いです。 じっくり熟考する時間があり、ある程度知識のある人なら普通に 60 点以上は取れます。 「あと 5 分あれば合格できていたのに」ということも “よくある話” 。 その視点で、課題設定することも忘れないように。
なお、前回も紹介していますが、こちらも定期的にチェックしてください。 学習が進むにつれて、記事に書いている内容の理解も深まりますからね。
info 午後Ⅰの対策に関する記事
3 問題の選定
( 7 月にどの問題をチェックしたかにもよりますが)午後Ⅰで解く問題は、直近の令和 4 年度の問題から順次、令和 3 年度、令和 2 年度、平成 31 年度と遡るやり方で構いません。
平成 30 年にシステム監査基準とシステム管理基準が改訂されましたが、午後Ⅰの問題にはさほど影響がないので、平成 30 年以前の過去問題も十分対象になります。 IT ガバナンスの部分は大きく変わったので、それを意識した問題(令和 2 年の問 3 など)は出題されていますが、それ以前の問題を否定していませんので。
但し、直近の問題では(他の試験区分同様) DX 関連の問題が少なくとも “1 問 / 年” は出題されているので、その問題は重点的に(時間をかけて何度も)取り組むようにしましょう。 これまでに一度解いている場合には、再度見直してみるのも有効です。 まだまだ問題数が少なく貴重ですからね。 午後Ⅱの論文を書く時にも役立つと思うので。
引き続き継続すべきこと
これまでやってきたこと(知識の補充、午前Ⅱ対策、午後Ⅰ対策、午後Ⅱ対策)は、基本的に継続します。
と言っても、これまでと同じ方法(体系化しながら覚えるという方法)ではなく、午後Ⅰで解いた問題に出てきたポイントを再確認するという方法がベストです。
- 「あれ? これは午後Ⅱの “〇〇年度の問〇” で使えるんじゃないか?」
- 「これは確か、午前Ⅱの問題にもなっていたよな」
- 「監査要点と監査手続が表形式になっているぞ。 このパターンは、午後Ⅰの “〇〇年度の問〇” と同じだな」
- 「 DX 関連の監査か。 システム管理基準を見直してみよう」
- 「 IT ガバナンスか。 システム監査基準とシステム管理基準を見直すか」
これまでやってきたことで、こんな感じで、ある程度は反応ができるようになっていると思います。
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
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