プロジェクトマネージャ試験 ココが出る! 午後Ⅱ[午後2]論文対策(令和2年度 春期向け)


2020-02-12 公開

いよいよ、試験日まで約 2 か月になりました!学習は順調でしょうか?

多くの方が、年が明けた 1 月から本格的に学習を開始されます。筆者の担当する試験対策講座も、毎年 1 月からスタートします。皆さんも年明けには…何かしら参考書や問題集を購入し、午後Ⅰの過去問題を解いたり、午後Ⅱの論文を書いてみたりしているのではないでしょうか。

仮にそうなら…それから 1 か月、順調に学習が進んでいる方もいれば、小さな壁にぶつかっている方もいるでしょう。

そこで、まずはこのあたりで一旦、これまで実施してきた対策が妥当かどうかを中間チェックしてみましょう。

Check-1テンプレートと設問アの準備はできていますか?

プロジェクトマネージャ試験の論文は「プロジェクトの特徴」から始まります。これは、平成 21 年度以後、全く変わっていません(確か平成 25 年の問 2 が一度だけ「プロジェクトの概要」になっていましたが、そこに “特徴” を書いても問題はありません。と言うか、どちらかと言えば書かないといけません)。したがって、事前にしっかりと準備できるところになります。

それと同様に、テンプレート(解答用紙の本文の前についている 15 項目ほどの質問項目)も準備が可能です。

この二つが、この時期に準備できていれば順調です。

そして準備をしている人は、その内容を確認しましょう。

  • プロジェクトそのものの話になっていますか?
  • 立ち上がった背景が長くなっていませんか?
  • 「…ということでプロジェクトが立ち上がった」という表現がどこにきているでしょう

ベストは半分以内( 200 字以内)です。 設問イ、設問ウに必要なのは “プロジェクトそのものの話” です。 具体的には、プロジェクト目標(納期や予算、品質など)や体制、契約条件、制約条件などを、特徴のある部分を中心に据えなければなりません。確かに、そのプロジェクトの背景や目的も重要ではありますが、それを実現するためにどうしたのか?が問われているので、やはり “プロジェクトそのものの話” が不可欠なのです。

Check-2問題文の読み込みは十分ですか?

客観性のある表現で、かつ第三者に正確に伝えるための要素をしっかり含めた表現にできるようになっても、問題文と設問で問われていることに関して書かないと合格論文になることはありません。

したがって、本番で選ぶ 1 問を読み間違えてしまうと、せっかく合格論文が書けるようになっていても、もったいない結果に。

幸い、プロジェクトマネージャ試験では、そんなに突拍子もない問題は出題されないので、過去問題でしっかりと「何が問われているのか?」をしっかりと把握しておけば、読み間違えを防ぐことはできます。したがって、じっくりしっかりと読み込んでおきましょう。後悔しないために。

Check-32 時間手書きで 2,800 字程度の論文を書くことは大丈夫ですか?

2 時間、手書きで書く練習はしていますか?

「そこは大丈夫。本番では絶対にそれぐらいは書ける。もちろん苦手な分野や、新規のテーマでも」

現段階で自信をもってそう言えるのであれば問題はありません。

しかし、自信が無いのはもちろんのこと、それはどうだかわからなかったり、書いてみないとわからないという場合は、(時間次第ですが)2 時間手書きで書く練習や評価をしておいた方がいいでしょう。

システムアーキテクトやITサービスマネージャと違って、既に他の論文試験に合格している人も少なくありません。そういう人は、ここには問題が無いと思っています。したがって、そういう人たちとの闘いだということを意識して、今のうちに、ここはクリアしておきましょう。

出題予想(準備しておくことが望ましい過去問)

それでは最後に、”出題予想” というと大袈裟ですが、出題される可能性が高いテーマをいくつかピックアップしておきます。過去問題を使って、論文を準備するというのが基本的な対策になるので、どうせなら出題確率が高い方がいいですよね。

もちろん、あくまでも筆者の勝手な想像なので、そのテーマが全然違っていることもあります。その点だけはご理解ください。

令和 2 年度 ココが出る!? 要チェック過去問

平成9年度 問 1 システム開発プロジェクトにおける技術にかかわるリスクについて
平成20年度 問 3 情報システム開発プロジェクトの完了時の評価について
平成29年度 問 2 システム開発プロジェクトにおける品質管理について
平成27年度 問 1 情報システム開発プロジェクトにおけるサプライヤの管理について
平成25年度 問 1 システム開発業務における情報セキュリティの確保について
未出題 アジャイルをテーマにした問題

error平成9年度の過去問題は現在公開されていなかったので、執筆された三好さんに用意頂きました

looks_oneまず、令和 2 年の春試験から、セキュリティと DX(デジタル・トランスフォーメーション)に対応する新技術を重視する旨が発表されています。

label関連記事

情報処理技術者試験の出題見直しで令和2年 (2020年) 春期試験 はどう変わる?
(3) プロジェクトマネージャ試験はどう変わる?

そして、その傾向は最近の他区分の論文試験の問題にも出ています。したがって、AI 、IoT 、ビッグデータを取り扱ったプロジェクトが題材になる可能性は高いと思われます。

そうなると “新技術” を扱うことそのものが大きな “リスク” になるため、リスクマネジメントをテーマにした問題や、PoC のプロジェクトをテーマにした問題、そのプロジェクトを評価するという “完了評価” をテーマにした問題などが考えられます。

looks_twoまた、 “セキュリティ” をテーマにした問題も、平成 25 年度以後出題されていないため、そろそろ出題される可能性がありますし、平成 30 年にシステム監査技術者試験で出題された「アジャイル開発プロジェクト」をテーマにした問題も考えられます(そのため、システム監査技術者試験の平成 30 年 問 1 には目を通しておきましょう)。

looks_3あとは、ローテーション的に “品質管理” をテーマにした問題が出題される可能性があります。昨年はコストマネジメントが、その前年にはタイムマネジメントが出題されており、成果目標のうち “品質” をテーマにした問題は、平成 29 年度以後出題されていません。それまで 1 年おきに出題されていたこともある重要テーマなので、そろそろだとも考えられます。

looks_4そして最後は民法改正直後なので、調達マネジメントの問題も考えられます。ただ、民法改正に関する問題は、知識次第なので、午前Ⅱや午後Ⅰで十分確認することができます。このため、午後Ⅱで出題される可能性としては低いかなと。

 

なお、これらの複合問題は十分考えられるので想定しておきましょう。 “新技術” 、 “品質” 、 “リスクマネジメント” の組合せのような感じですね。

おことわり
あくまでも筆者の勝手な想像なので、参考程度に考えてください。この予想に関してクレームを言ってこられても、どうすることもできませんし、どうするつもりもありませんので、その点だけご理解いただければ幸いです。
label 関連タグ labelプロジェクトマネージャ』の [ 人気 / 最新 ] 記事 label 著者

ご案内

"教育担当者" 向け
Web マガジン
配信中!

人気記事

タグ一覧