データベーススペシャリスト 試験対策 その4 直前1週間のラストスパートと本番で焦らないための注意事項


2020-06-24 更新

最終の超直前点検として残り 1 週間でできるラストスパートと、試験当日の注意事項をまとめました。

 

諦めない

まずは大前提。試験は受験しましょう!

 

情報処理技術者試験は年 2 回決まった日( 4 月と 10 月の第 3 日曜日)に実施される試験です。

これは、“不合格が恥ずかしいことではない”ことを意味しています。

日程が決まっているので、繁忙期と重なって勉強が出来なかったり、当日体調が悪かったりすることもあるからです。徹夜明けに試験会場に行ったという人を筆者は何人も知っています。しっかり仕上げてから申し込んで受験できる“ベンダ資格”とは違いますからね。

そういう特性を持つ試験なので、次のように考えて向き合うことが重要になります。

  • 時間的余裕があって満足のいく準備ができた人は、運が良かったので受験すること
  • 多忙だったが不屈の努力で仕上げた人は、自信をもって受験すること
  • 結局、思うように仕上がらず不合格の可能性が高くても受験はすること
    (=デフォルト)
  • 格好良さの順番は 合格 > 不合格 > 受験しない
  • 試験日から始める!(受験 → 復習 → 秋の試験 → 復習 → 1 年後の春試験)

 

やること: 3 週間でゼロから合格する対策の継続

「3 週間でゼロから合格」でやるべきことを説明しているので、基本、それを継続して実施します。

データベーススペシャリスト試験対策 その3 ~ 3週間でゼロから合格。過去問で「型」を知る

 

平日 5 日間は思い出す(アウトプット学習)

残り 1 週間は、今まで何を勉強してきたのか、それを思い出すことに専念するといいでしょう。

日記のように手帳にスケジュール等を書き込んでいる人は、それを頼りに思い出すのでも構いません。思い出すだけなら脳内だけできるので、いつでもどこでもちょっとした数分間でもできますよね。それを徹底的に。

思い出せなかったものはノートや参考書、過去問題などを再度確認します。

 

思い出すのは次のようなもの

  • 過去問(午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱ)と解答例
  • 上記で学んだポイント(解説等)

特に、データベーススペシャリスト試験の場合は、午後Ⅱは平成30年度の問 1 、問 2 に特化してもいいと思います。あとは SQL 。

午後Ⅰは時間があればデータベースの基礎理論を思い出せれば万全ですね。基礎理論としての出題はおそらくないでしょうけれど、その解法は必要になりますから。

 

本番当日に意識すること

(1) 午前Ⅱ 過去問にない新規問題が出題されたら ?

過去問以外の問題が多くても焦らないこと。

特に最初の数問が見たこともない新規問題になっているケースが多いので、それも想定しておきましょう。

最初の数問が新規問題の場合は、25 問目から遡ってみてください。後半(システム監査の場合は監査以外の問題)は知っている問題が多いですからね。

 

それに情報処理技術者試験は、新規の問題で点数が取れなくても合格できるようになっています。

そもそも市販の参考書は過去問題の掲載が中心ですし、予想問題がヒットした!なんて聞いたことありません。

誰も新規の問題に対して準備なんてできません。知っていたらラッキー!って感じですね。

 

新規問題に驚かされるのは自分だけではなく皆同じ。

 

そう意識しておきましょう。

過去問題に目を通していないのなら話は別ですが、十分過去問題に目を通したら、確実に正解できるところを確実に正解にして、新規の問題がたとえ多くても戸惑わずに落ち着いて正解を探しましょう!

 

(2) 午後Ⅰ 問題選択のコツと新傾向の設問が出題されたら ?

データベーススペシャリスト試験の午後Ⅰ試験の設問は、次の 2 つに分かれます。

午後Ⅰ 2 つの設問タイプとその特徴

  1. 過去問でもよく問われている設問
    = 解答手順があって、その解答手順どおりに解答できる設問
  2. 新しい切り口の設問、久しぶりに出題される設問
    = 実は時間をたっぷり使えば普通に解ける設問

上記の 1. は、参考書に「解答手順」が掲載されていて、その手順通りに解答すれば短時間で正解にたどり着ける設問のことで、しっかりと準備している人にとっては確実に正解できる設問になります。

したがって、問題選定の時には、上記の 1. の設問が多い問題から優先的に選択するようにしましょう。

 

また、上記の 1. の設問は、できる限り短時間で解いていくように考えましょう。そうすれば、上記の 2. の設問に、たっぷり時間をかけることができるからです。

実は、上記の 2. のような設問(新しい切り口の設問や、たまにしか出ない設問)は、問題文中に親切丁寧に説明が書かれていることが多く、その説明を理解すれば正解できるケースが多いのです。

 

そのため、上記の 1. の設問をできる限り速く解いて、上記の 2. の設問を落ち着いて解答できるようにすれば、高得点が狙えるのです。

狙っていきましょう!

 

(3) 午後Ⅱ 空欄になってしまっても合格することが多い

そして午後Ⅱです。

と、その前に。

データベーススペシャリスト試験の最大の特徴はご存知でしょうか?

それは、次のようなところに見られます。

解答を書くことができなかった設問が多くて(ゆえに空欄が多い)、試験終了後には “落ちた” と思っていたけど、合格していた!

他の試験区分の午後Ⅰや午後Ⅱは、「空欄は 0 点になるから、部分点狙いでとりあえず埋めた。これで何点あるだろう?」という感じで、なんとか埋めようとすると思います。埋めるだけの時間もありますから。

しかし結果は、書いたところが全部正解になることも少なく「予想以上に低い得点」だったり、またはその逆だったりするでしょう。

 

それに対して、データベーススペシャリスト試験はそうでもないんですよね。

「解答できた設問の正答率が高い」からでしょう。

これまで何人も「空欄だらけで普通に落ちたと思っていたのに、結果は合格していた」という報告を受けています。筆者自身も 1 回目の合格がそうでしたので実感しています。

 

よくよく考えてみると「部分点」の余地が少ないですからね。

エンティティ名、テーブル名、属性名などの付け方で多少のゆらぎは OK だったり、別解があったりはしますが、「~について 40 字で述べよ」という設問が少なくなく、また解答が一意になる設問が多いので、納得して書いた設問は正解している確率が高いわけです。

 

したがって、試験中は空欄が多くても恐れずに、残り時間が少なくなってきた時に空欄が目立っても焦らずに、ひとつの空欄をひとつずつ着実に埋めていくというスタンスで挑みましょう。

 

それともう一つ。

真偽のほどはわかりませんが昔から都市伝説のように言い伝えられていることがあります。

それは、不要なリレーションシップが解答用紙に記入されていても、減点にはならないという話です。

例えば、必要なリレーションシップが 5 本で、不要なリレーションシップも 5 本書いている解答があったとしましょう。

その場合、相殺されて 0 点になるのではなく、不要なリレーションシップは無視されて(減点されず)5 点になるという感じです。必要かどうか迷ったら書いた方が良いというわけです。

繰り返しますが、真偽のほどはわかりません。

 

仮に、この都市伝説が事実でも、だからと言って全てのエンティティ間に全てのリレーションシップを書いたりしたらアウトになると思います。

しかし、中には迷うようなリレーションシップや、問題を読むと必要だとも取れるようなリレーションシップもあると思います。

解答例に記載されない別解という意味で減点されないケースは十分考えられますからね。

 

そういう意味では「迷ったら書け!」というのは賛同できる戦略だと思います。

 

試験前日 午前の最終確認

試験前日にはあまり体力を使いたくないし、最後にじたばたしないように 1 週間過ごしてきたので、2 時間ほど午前問題の最終チェックをしましょう。

 

これまでチェックしてきた過去問題のうち、どうしても正解できなかった問題を 2 時間程度でざっと解いてみましょう。何度も繰り返していれば最大200問ぐらいはチェックできると思います。

データベーススペシャリスト区分の午前問題は全部で 200 問弱ですから、これまでにも目を通しているでしょうから、たぶんそんなに時間はかからないと思います。

そして、正解できたかどうか、あるいは、選択肢にわからないものが無いか確認し、明日試験直前にもう一度さっと見直せるように “間違えたポイント” にグリグリマークしておきましょう。

特に午前問題でしか出題されないようなテーマ( ACID 特性や分散 DB 、障害対応、同時実行制御など)は、直前の確認こそ有効です。

 

そして早く寝る。

短時間勝負の試験において、試験中の “眠気” は最悪ですからね。

 

試験当日

前日にグリグリマークした午前問題と、午後Ⅰと午後Ⅱのノートがあればそれを鞄に入れて試験会場へ。これらは、各時間区分の開始前にさっと目を通すためのものです。

会場へ向かう途中で、必要に応じて眠気覚ましの飲食物を購入します。筆者は、いつも必ず栄養ドリンクとチョコレート(糖分)を買っています。

 

ということで、これで準備は万全です。

あとは、当日集中して出し切りましょう!

 

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