データベーススペシャリスト 2022年度 7 月は引き続き SQL と午後Ⅱ(午後2)を対策しよう
7 月です。 試験まで残り 3.5 か月になりました。
いよいよ企業で開催される “本格的な試験対策講座” が始まります。 受験の申し込みも始まるので(インターネット受付 7 月 8 日から)、合格を強く願っている人は … 一段ギアを上げていきましょう! いまいちモチベーションが上がらないという人は、早めに申し込むのも一つの手。 そこそこ高額な受験料を支払うことで、やる気になるかもしれません。
7 月の方針
ということで、まずは今月の方針です。
以下の記事に載せている全体スケジュールと照らし合わせて、これまでの進捗状況を確認します。 そして「今月は何をすべきか?」を考えます。
info 学習スケジュールに関する記事
(順調であれば)これまでの自主トレ期間で基礎知識を整理できてきていると思うので、ここからは「得点力アップ」を目指す “実戦モード” に入りましょう。 企業で開催する試験対策講座は、初回からそうしていますからね。 せっかくのリードを無駄にしないように。
具体的には、次のように進めていきます。
- 午前Ⅱ
- 引き続き継続
- 午後Ⅰ
- まだ着手しなくても大丈夫
- 午後Ⅱ
- 引き続き継続
順調ではなく遅れ気味なら「 6 月にやるべきこと」をチェックして、再スケジュールをしましょう。
info 6 月の学習内容に関する記事
全体スケジュールをチェックしていただければわかりますが、 7 月はまだ、特に目新しいことをする必要はありません。 基本は「継続」です。
7 月は「じゃない方」の午後Ⅱ対策
但し、午後Ⅱ対策は … そろそろ「じゃない方」の対策に入りましょう。 午後Ⅱを論理設計で考えている人は物理設計の問題に、逆に物理設計で考えている人は論理設計の問題に、それぞれ着手していくことをお勧めします。 つまり、本番試験では選択しないだろう問題(ここではそれを便宜上 “じゃない方” という)の対策ですね。
これまでの記事でも幾度となく書いてきたとおり、これが “午後Ⅰ対策” になるからです。 午後Ⅰは “3 問中 2 問解答” なので、「じゃない方」の問題を解かないといけない可能性があるからです。 特に、午後Ⅱで論理設計を解くと決めている人は、その可能性が高いです。
1 具体的にやるべきこと
具体的にやるべきことは、次のようなものです。
- 過去問題を、時間を計測しながら解いてみて、解き終わったら答え合わせをして解説を読む
- その後、解答速度が遅いのか、知識がないのか、何かしらの課題を見つける
- 課題を改善する(速く解く方法を考える、知識を補充するなど)
基本的には他の試験区分と同じなのですが、データベーススペシャリスト試験の場合は、次のような点に注意した方がよいでしょう。
- “数多くの問題を解く” というよりは “直近の 1 問を徹底的に理解する”
- 上記の 1. や 2. は 1 回だけ。 その後の 3 で解説を繰り返し繰り返し読みこむ
- 上記の 1. や 2. で、まだ 60 点以上を取る自信がない場合は、問題文と設問と解説を読みながら進めていく方が効果的
データベーススペシャリスト試験は “数学” の試験のようなもの。 暗記中心の “社会” や “理科” ではありません。 多くの題材が用意されている “国語” や “英語” でもありません。 いくつかの公式を覚え、その公式に当てはめ解いていく “数学” です。 そのため、他の試験区分とは違うのです。
2 課題を改善するために重要なこと
なお、上記の「 3. 課題を改善する(速く解く方法を考える、知識を補充するなど)」ための具体的な方法については、ご利用の参考書等で行ってください。
あるいは、簡単ではありますが前回の「 6 月にすべきこと」の記事の「じゃない方」を読んでいただいても構いません。
筆者も翔泳社からデータベーススペシャリスト試験の対策本を出していますが、 2022 年版の午後Ⅱ対策の解説(令和 3 年度の問 1 と問 2 )には、次のように … むちゃくちゃ力を入れているので、ぜひご利用ください。
- 午後Ⅱ対策共通の速く解くための方法(序章「午後Ⅱ対策」)全 62 ページ
- 令和 3 年 午後Ⅱ問 1 の解説だけで全 47 ページ
- 令和 3 年 午後Ⅱ問 2 の解説だけで全 60 ページ
- 令和 2 年以前の午後Ⅱの解説も 50 ページ前後
他には、(簡単ではありますが)こちらにも書いています。
info 午後Ⅰの対策に関する記事
引き続き継続すべきこと
これまでやってきたこと( SQL の午前Ⅱ対策、午後Ⅱ対策)は、基本的に継続します。
これまでと同じ方法(体系化しながら覚えるという方法)で構いません。 新たに開始する「じゃない方」の対策とは、いずれも全く別物なので。
ただ、時間の配分には注意しましょう。
この時期は「じゃない方」の対策をメインにします。 継続することは「記憶していることの確認」ですから、 1 日に短時間で構わないので万遍なく。 「じゃない方」の対策の合間に、記憶しているかどうかをチェックして、覚えが悪ければ記憶を強くしましょう。
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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
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