システム監査技術者 試験ガイド 難易度や合格のしやすさ|令和2年 春期試験にむけて


2019-12-24 公開
資格紹介

システム監査技術者試験は、IT ストラテジストやプロジェクトマネージャ、IT サービスマネージャの行っていることに問題が無いかどうかを第三者的視点でチェックするシステム監査人にとっての資格試験になります。

産業構造・市場取引の可視化(METI/経済産業省) より一部加工)

受験者層から見た試験の特徴

この試験は、IT ストラテジスト試験同様、情報処理技術者試験の中で最高峰に位置付けられている試験区分の一つになります。

そのため、他の論文試験に合格している受験生が多く、論文系試験の “百戦錬磨” の猛者が受験します。

その一方で、ほとんどの受験生は、システム監査の未経験者です。システム監査という仕事自体が絶対的に少なく、知識も資格も無い人が仕事をすることが難しいからです。

加えて、5 つの試験区分の中では「本気で取りに行く!」という人が最も少ない試験区分ではないでしょうか。筆者にはそういうイメージがあります。多くの受験者が、「必要な資格はもう取得済み」であったり、「最後の 1 区分」であったりするからだと思います。

難易度や合格率

このような特徴より、難易度は高いものの、しっかり準備した人の合格率はかなり高くなるという印象です。逆に、システム監査技術者試験を他の 4 区分の延長線上に考えて、十分な準備ができていない人の合格率はかなり低くなります。

したがって、他の論文試験に合格していても(あるいは他の論文系試験の 4 区分すべてに合格していても)、これだけは全然別のものだと考えて、他の区分で培ったノウハウのどの部分が使えて、どの部分は使えないかを見極め、慢心せずにしっかり準備を行うことが重要になります。

2019年 秋期試験からみて

2019 年 10 月 20 日に秋試験を受験された方は、その試験区分でしっかりと勉強したのなら、その資産によって . . . もう既に合格に近くなっているかもしれません。そのあたりの関係性も、この時期知っておいた方がいいでしょう。

2019 年度 秋期の受験区分 春にシステム監査技術者を受験する?
(1) ST: ITストラテジスト
(2) SA: システムアーキテクト
(3) SM: ITサービスマネージャ
プロジェクトマネージャ試験合格者
(合格しやすさ:★★ おススメ度:★★★

秋にこれら 3 区分の論文系試験のいずれかを受験し、かつ既にプロジェクトマネージャ試験に合格している人にとっては、システム監査技術者試験を受験するというのが王道になります。但し、先に説明したとおり、午後Ⅰも午後Ⅱも他の試験区分とは別物だと考えて、一から学習する意識をもっておきましょう。

上記以外
(合格しやすさ:★★ おススメ度:★★

春の論文系試験 2 区分で言うと、キャリア的にも難易度的にもプロジェクトマネージャを優先するのが一般的です。もちろん、何かしらの理由があればシステム監査技術者試験を先に受験しても問題はありませんが、理由が無い場合にはおススメ度は星一つ落として二つになります。

(4) SC: 情報処理安全確保支援士 (合格しやすさ:★★ おススメ度:★★★

情報処理安全確保支援士からシステム監査技術者試験へという流れは、十分 “アリ” です。というのも、最近の“セキュリティ関連知識”の価値高騰から、システム監査技術者試験でも “セキュリティ監査” の問題が出題されやすくなっているからです。もちろん、システム監査特有の知識は補充しなければなりませんが、それは、どの区分の次に受験しても変わりません。十分おススメです。

(5) NW: ネットワークスペシャリスト
(6) AP: 応用情報技術者
(合格しやすさ:★★ おススメ度:

この 2 区分からの流れは、あまりおススメできません。午後Ⅰは “状況把握” をしてからその状況に応じた解答をしなければならないため、その部分を一から積み上げていかないといけませんし、午後Ⅱの論文も、論文の共通基礎から積み上げていかなければなりません。秋期試験で培ったことが、あまり活かされないのです。

(7) FE: 基本情報技術者
(8) SG: 情報セキュリティマネジメント
(合格しやすさ: おススメ度:

この 2 区分はいずれもレベル 2 です。レベル 3 の応用情報を飛び越してレベル 4 に、しかもレベル 4 の中でも最高峰に位置付けられるシステム監査技術者試験に挑戦するのはおススメできません。秋試験で培ったことは、あまり活かせないでしょう。

勉強方法や勉強時間

このあたりは、今後の記事に期待していてください。

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