基本情報技術者試験 新制度で出題された過去問題を IPA が公開

2023 年 7 月 6 日、 IPA は新制度となった基本情報技術者試験で出題された問題を公開しました。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)及び基本情報技術者試験(FE) 公開問題(問題冊子・解答例) | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

問題へのリンク
科目 A 問題: 20 問 科目 B 問題: 6 問
科目 A 解答 科目 B 解答

科目 A で 20 問、科目 B で 6 問がそれぞれ公開されました。 このうち科目 B の 6 問の分野の内訳は以下でした。

アルゴリズムとプログラミング
問 1 ~ 問 5
情報セキュリティ
問 6

さらに、アルゴリズムとプログラミングの出題をカテゴリ別に見ると、

  1. 「プログラムの基本要素」(型、変数、配列、代入、算術演算、比較演算、論理演算、選択処理、繰返し処理、手続・関数の呼出し、など)
    forward 問 1 と 問 2 の 2 問
  2. 「データ構造及びアルゴリズム」(再帰、スタック、キュー、木構造、グラフ、連結リスト、整列、文字列処理、など)
    forward 問 3 と 問 4 の 2 問
  3. 「プログラミングの諸分野への適用」(数理・データサイエンス・ AI などの分野を題材としたプログラム、など)
    forward 問 5 の 1 問

とそれぞれのカテゴリで公開されました。 中でも問 5 は数理に関連した「コサイン類似度を求めるプログラム」が出題され、数式を初めてみた受験者は戸惑うものと推測されるものでした。

受験ナビでは後日、今回の公開問題を解説する記事を掲載予定ですが、編集部が見たところ、プログラミング初心者にとっては決して難易度が低いとは言えませんでした。

 

なお、基本情報技術者試験は 4 月から新制度に移行し、 2023 年 4 月 5 月の月間合格率はいずれも 50 % を超え、旧制度試験の合格率を大きく回っていました。

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