データベーススペシャリスト 過去問 解説 平成30年度 午後Ⅰ[午後1]


2018-04-23 公開

今年の午後Ⅰは,昨年までの午後Ⅱに寄せてきているのだろうか?

午後Ⅱの出題パターンが,年数経つと午後Ⅰの問題になるというのは,テクニカル系ではよくある話なので,そういうことなのだろうか。

いずれにせよ,序章の解答テクニックを午後Ⅰ,午後Ⅱ(論理設計,物理設計ともに)熟読して厳選問題で練習しておけば,十分合格レベルに持っていけたと思う。まだ午後Ⅱは見ていないので,少なくとも午後Ⅰはそうだろう。

 

あとは…やはりSQLは基本情報のレベルで,きっちりと仕上げておいた方がいい。今回の2018年版では,レベル2,レベル3も込みで第1章にSQLを持ってきたから,早い段階からそこを万全にしておけば,かなり楽になると思う。コンテンツ作って公開しようか検討している。

問1

例年通りの「データベース設計」。これは平成26年から4年連続で午後Ⅰの問1で取り上げられているので想定通りの出題だろう(平成30年で5年連続)。ボリューム(ページ数)も例年通りの6ページ(平成26年だけ8ページ)で,問題文の構成も「業務の概要(説明)」と,「未完成の概念データモデルと関係スキーマ」なので,過去問題を活用して試験対策を進めてきた人は,練習通りの手順で回答していけば十分高得点が取れたはず。

 

設問3(2)以外は,午後Ⅱ対策をしていれば普通に解ける。設問3(2)は,まだ見てないので,解説を書き終えたらここを更新する。

問2

「制約」に関する問題。問題文の全体像をざっと眺めると,制約の中でも“参照制約”に関するもので,一部SQL絡みで出題されているのか…やはりSQLは基本情報で完全に仕上げておくべきだ。出題が増えてきている。

 

ざっと見ただけでは難易度まではわからないが,参照制約は,原則,応用情報や午前問題で出題されるレベルだ。挙動モードと検査契機モードについての記述があるが,問題文で詳しく説明してくれているので,そのあたりの知識が無くても解けるはず。

 

とにかく,午後Ⅰで取り上げられるのは珍しい。制約に関する出題は,平成26年問3で“UNIQUE”がでたぐらいだったか。設問単位では出題されるが…午前対策,SQL対策として仕上げておかないといけないので,見慣れない問題のパターンだけど十分高得点が期待できるはず。

 

まだじっくり中身を見ていないし,類似問題に関しても記憶にあるだけのものなので,今後解説を作成した段階で,難易度含めてここを更新するつもり。

問3

物理設計?このパターン,これも午後Ⅱだろう。パッと見ただけだが。

今年は,午後Ⅱ対策だけしかやっていなかった人でも,問1と問3を選択すれば合格できるのか?

 

序章の午後Ⅱ対策の「物理設計」(序章P.80-84の熟読と厳選問題H27午後Ⅱ問1)をやっていれば,十分高得点が期待できるはず。

 

これも解説を作成する過程でわかるので,難易度含めて確認する。

参考資料

対象の問題
平成 30 年度 ( 2018 年度 ) 春期 データベーススペシャリスト 午後 I 問題

著者の三好康之さんから許可を得て、2018年度 春期 情報処理技術者試験 の出題問題への感想を一部修正し、転載しています。
転載元: 三好康之オフィシャルブログ 「自分らしい働き方」Powered by Ameba

注: 文中に出る **章 や 版 は 情報処理教科書 データベーススペシャリスト を指しています

label 関連タグ

『定額制』
高度試験対策研修 KOUDO 初公開!

定額制だから、
どの区分でも何名でも
受け放題!!

labelデータベーススペシャリスト』の [ 人気 / 最新 ] 記事 label 著者

ご案内

高度試験対策が
どの区分でも
何名でも
受け放題!

人気記事

タグ一覧