「捨てる」ほど苦手だったアルゴリズム問題を克服した勉強方法とは?

ブログ、SNS、動画など様々なメディアに情報が溢れ、基本情報技術者試験の対策方法は、さまざまな方の受験体験から、近しい人の勉強法や勉強時間などを参考にして、自身のやり方を決める時代になりました。

この「受験体験記」では、合否問わず、様々な受験体験をインタビューしています。

今回は「捨てる」ほど嫌だったアルゴリズム問題に真正面から向き合い、見事 8 割の正解率にジャンブアップし合格された新山さんに、苦手になったポイントやその克服方法をインタビューしました。

お話を伺った方

光野 さん

一般ビジネス系企業 情報システム部門 所属
開発経験 2 年(主に Excel VBA を使った開発)

アルゴリズム問題を捨てると不合格に

―― 基本情報を受験しようと思われたキッカケは何だったのでしょうか?

情報システム部門に異動し、現場で学んでいたのですが、システム部門の一員であるという確たる証、わかりやすい記号のようなものが欲しかったためです。

また、 1 回目の受験で落ちてしまったので意地がありました。

―― 1 回目の敗因はどのようにお考えだったのでしょうか?

午前と午後のどちらも勉強していると時間がかかり過ぎてしまい、アルゴリズムを全て捨てて挑みました。やはり、アルゴリズムで得点を稼げなかったのは敗因でした。

―― 2 回目の対策方針はどのようにお考えになったのですか?

午後試験の配点が変わったので、アルゴリズムに正面から向きあおうと考えました。そのために午前試験を免除して、アルゴリズム対策に集中できるようにしました。

―― なるほど。では、まず午前免除試験はどのような対策をされたのですか?

「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」と「基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集」(いずれも技術評論社刊)を購入し、掲載されていた 4 回分の午前の過去問を 2 周ずつまわしました。午前はこのくらいで十分だと思います。

問題文が読めない、わからない、嫌になる

―― 続いて、本題のアルゴリズム問題ですね。アルゴリズム問題は多くの受験者が苦手にするものですが、取り組んでみていかがでしたか?

実は、アルゴリズム問題の問題文を読むのが嫌すぎて、取り掛かりは自分で決めた目標よりずっと遅くなってしまいました。

―― 問題文を読むのが嫌なのはツラいですね(笑)

プログラムそのものはある程度読めるんですが、とにかく問題文の日本語が難解で全く頭に入ってきませんでした。初めて見る問題文の場合、読んで、意味を理解するだけで 20 分以上費やしていました。

―― 読んで理解するのに 20 分とは… 大変ですね。
とはいえ、プログラムが読めると問題文も読めるように思ってしまいますが、違うのでしょうか?

当然ながら、問題文とプログラムはリンクしているので、問題文を全く的外れに理解してしまうと、的外れな解答をしてしまいます。

―― なるほど、確かに問題文で書かれていることがプログラムの空欄になっていますものね。
ちなみに基本情報のアルゴリズム問題とプログラミングでは違いがありますか?

プログラミングそのものは無形のモノ作りなので、コーディングを自分で工夫したり、わかりやすさにこだわれたり、その過程が楽しいです。また、完成後はやった結果を確認できるので、手応えがあります。

一方で、基本情報のアルゴリズムは難解に表現した日本語で妙な穴埋めパズルを解かされているようで、全く別物のイメージです。

アルゴリズム問題の苦手克服方法に銀の弾丸はナシ

―― そんな苦手なアルゴリズム問題をどのように克服されたのですか?

何か特別なことをした訳ではなく、根気を出して、とにかく文章を句点ごとに読んで文節の意味を理解し、それに合わせて図を描いて、問題文を理解するようにしました。

また、一節一節読んで、図を描いていると、とても時間が掛かるので、仕事の合間の休憩も過去問に取り組んで、とにかく勉強時間を捻出しました。

―― やはり地道にコツコツ取り組むのが重要なのですね。また、仕事もしながら時間を確保するのはまた大変ですよね

コロナ禍で在宅勤務が始まったために通勤時間がなくなり、始業ギリギリまで学習ができ、終業後も、通勤の疲労がないために気持ちを切り替えてすぐ学習にとりかかれたのがよかったです。

また、在宅しているとお昼休みに仕事を頼まれたりすることもないため、集中して過去問に取り掛かることができました。

―― なるほど、在宅勤務が勉強には効果的だったんですね。
では、アルゴリズム問題の対策で効いたコンテンツはありましたか?

月並みですが、 過去問 です。

アルゴリズム問題用のテキストなどでは、

  1. 擬似言語の構文
  2. ヒープソートやマージソートなど代表的なよく出るアルゴリズムの解説
  3. 過去問をもとにした問題

と進むのですが、私の場合は 2. と 3. の間に「問題文」という大きな壁があり、あまり使えませんでした。

なので、もう歯をくいしばって過去問をやるしかないと諦めて、これまでの全 22 回分の過去問全てに取り組みました。結果的には、その方法で良かったと思っています。

―― 勉強の成果はどのようなものでしたか?

アルゴリズムが 19 点 ( 25 点満点) と 8 割近い正解率でしたので、全て捨てた前回から比べると、大幅に得点を稼げたと思います。

―― おお、ゼロスタートから 8 割とは素晴らしいですね

ほかの必須選択問題、情報セキュリティと表計算もすべての過去問を解いていたので、

  • 情報セキュリティ 20 点 ( 20 点満点)
  • 表計算 22 点 ( 25 点満点)

と高得点でした。必須だけで合格基準の 60 点を突破できて、トータルでは 79.5 点でした。

―― やはり必須選択問題を得点源にすると、いいスコアになりますね。
一方で今回から CBT 試験となり、特にアルゴリズム問題は解きにくくなりましたが、いかがでしたか?

やりやすさでは、紙の方に圧倒的に軍配が上がり、CBT になったことで時間をロスしました。

それでも焦らず、時間はかかってしまいますが、変数やトレースの過程、自分が選んだ回答の選択肢をきちんとメモに書き写して、画面上の問題と照らし合わせて解いたのがよかったと思います。

―― 試験当日も丁寧にコツコツ解いていくのが良いのですね。では、最後にこれから受験される方へのアドバイスがあればお願いします!

可能なら、必須選択問題+狙った選択の過去問 22 回すべてやってください。やればやるほど合格率が上がると思います。

―― 今日はありがとうございました!

ありがとうございました。

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