基本情報技術者試験に7回不合格でも8回目の受験で身につけた勉強法で、応用情報技術者試験にも連続合格

ブログ、SNS、動画など様々なメディアに情報が溢れ、基本情報技術者試験の対策方法は、さまざまな方の受験体験から、近しい人の勉強法や勉強時間などを参考にして、自身のやり方を決める時代になりました。

この「受験体験記」では、合否問わず、様々な受験体験をインタビューしています。

今回は 7 回の不合格でもめげず、勉強し続けるルーティーンを身につけ、基本情報技術者のみならず、最終的には応用情報技術者も合格圏内におさめた 木元 さん (仮名) に、その勉強方法などをインタビューしました。

お話を伺った方

木元 歩人(仮名)さん

IT 企業所属 開発経験は 4 年( COBOL )

7 回の不合格の原因と「やめない」勉強法

―― 受験されたときの知識やご経験をお聞かせいただけますか?

4 年間、 COBOL を使った保守開発業務をしています。また試験は、恥ずかしながら(今回も含めて) 8 回受験し、午前試験でギリギリ合格点を取れたり取れなかったり、という状態でした。

―― 8 回ですか。よく諦めなかったですね

IT 業界の登竜門ということに加えて、わたしの所属企業では昇格に必須の資格だったため、合格がマストだったんです。

―― なるほど、確かに昇格に必須な企業は割と多いですからね。 8 回受験することになった原因はあったのでしょうか?

わたしが社会人アメリカンフットボールチームに所属していて、春と秋にリーグ戦が行われるのですが、それがちょうど試験と被っていたんですね。なので、効率よく合格点の 60 % になるように勉強していたのが原因でした。

―― 優先順位がつけられない、苦しい環境だったのですね。対策はどのようにお考えだったんですか?

対策を午前試験と午後試験で分けました。まず、午前試験は午前免除試験を活用して時期をずらしました。その分、不合格の要因になっていた午後試験の勉強時間を確保して徹底的に苦手をつぶそうと考えていました。

―― 午前免除試験は本試験より 3 ヶ月~ 4 ヶ月前に実施ですから、確かに時期がずらせますね。では、具体的にどのように勉強されたのでしょうか?

最低限、継続して勉強できることにこだわって目標と学習期間を区切り、例えば、午後試験の対策では、 1 週間に午後試験 1 回分は必ず過去問題を解くことにして、 3 ヶ月の学習期間としました。

―― 確かに高めの目標を立ててしまうと失敗する可能性も高くなりますよね。それでも進捗が悪くなるようなことはありませんでしたか?

初めから学習期間にある程度の余裕を持たせていたので、クラブの練習や業務で立て込むときは無理せず、翌週に持ち越しするなどして継続できました。このペースで、だいたい週に 4 時間ぐらい勉強したので、最終的には午後試験対策で合計 48 時間程度学習して、 12 回分の過去問題を解きました。

―― 無理をしないことも継続のコツなのですね。それでもコツコツ続けると結構な量になってます。

COBOL が廃止!選んだ言語は…

―― では、先程、午後試験で挙がった苦手な点はどのようなものだったのですか?

プログラミング言語とアルゴリズム問題です。

―― それは意外です。開発経験があると理解しやすいように思えますが

COBOL が選択できなくなったことに加えて、私のような若手では新規の開発プロジェクトに入れず、既存のプログラムの簡単な改修(分岐の追加や処理内容の追加)しか割り当てられません。そうすると、マッチング処理、集計、ソートなどのアルゴリズムを考える機会がなく、いつになってもアルゴリズム問題に慣れませんでした。

―― COBOL 廃止は痛かったですね

正直なところガッカリしましたが、お話したように COBOL での開発は狭き門となっていますし、所属企業も他のプログラミング言語への移行を推進している状況ですから、いい機会ではありました。

―― そこで選んだのはどの言語だったのですか?

Java と表計算です。

―― なんと 2 つですか

過去 7 回と違って、午後対策だけで勉強時間を確保できると余裕ができたので、勉強できました。また受講していた独習ゼミの教材が 5 言語すべてに対応していて豊富だったことも幸いしました

―― 午前免除だけでなく午後対策でも独習ゼミを活用されたんですね。その他で良かったコンテンツや、使って悪かったものはありましたか?

いま挙げた独習ゼミのプログラミング教材と、同じく独習ゼミ受講者向けに開催される講座の Youtube 配信が良かったですね。使って悪かったものは、あまり思い当たりません。

―― テキスト教材と動画とは、また両極端ですね。どのように使われていたのですか?

プログラミング問題はスマートフォンでは解答が難しいので PC で見て、教材を見比べながら解法を見ていました。また、 Youtube 配信はそのまま動画を見るのではなく、午後の過去問題を演習しながら、バックグラウンドで何度も再生していると、問題の読み方や解き方が掴めるようになりました。

―― なるほど、解き方を色々スタイルを変えて学ばれていたのですね。一方で 2 つの言語を勉強するのは、学習コストがかかりすぎるようにも見えます

試験当日に難易度を見て、選択できるメリットがあると考えていました。実際、試験前は Java を選択しようと考えていましたが、試験当日に解きやすそうな表計算に切り替えて、及第点を出せました。

―― 確かに配点が大きくなったプログラミング問題で「この問題は何もわからない」状態にならないのはメリットですね。

8 回目の受験で身につけた勉強法で、応用情報技術者試験も合格圏内

―― では、午後試験のスコアはどうだったのでしょうか?

トータルで 75 % の正解率で、満足できる結果でした。内訳は

情報セキュリティ
20 点( 20 点満点)
アルゴリズム
15 点( 25 点 満点)
プログラミング
15 点( 25 点満点)
その他選択問題
25 点( 2 問選択で 30 点満点)

という結果でした。

―― 必須選択だけで 70 点になったので、そこで 50 点獲得されているのですね。
ズバリ、勝因は?

時間配分に余裕が持てたことです。午後試験対策に集中できたことで、情報セキュリティとアルゴリズムは、試験当日も含めて短時間で解答できるようになり、言語問題にも焦らず、取り組めました。

―― 対策方針がハマったんですね。素晴らしい!

今回の勉強で、「達成できるミニマルな目標を立てて継続すること」がルーティーンとして身につけられたので、実は応用情報技術者試験も受験して、自己採点では合格できそうです

応用情報技術者試験の合格発表は 6 月下旬

―― !? 基本情報技術者に加えて、応用情報技術者も勉強されていたのですか?

はい。コロナ禍で基本情報技術者試験が 2 回延期されて、先行きが不透明でしたので、 2021 年度 春期の応用情報技術者試験にも申し込みました。

―― 確かに、 CBT 試験に移行して、制度上は基本情報技術者と応用情報技術者は連続して申し込みは出来るようになりましたが、一般的にはなかなか難しいですよね?

いえ、それがそうでもありません。

応用情報技術者試験の午前試験は基本情報と同じ問題が出題されることもあるので、正直、勉強時間は取らなくても良かったです。

午後試験で基本情報より難易度が上がるのですが、それでも基本情報の受験( 2 月中旬)から日も空いておらず、基本情報の午後試験の前提知識があったおかげで、基本情報のときよりスムーズに理解できました。

―― 基本情報と応用情報が連続して受験できるメリットがあるんですね。では、最後にこれから受験される方へのアドバイスがあればお願いします!

昇格条件をクリアしただけでなく、基本情報技術者試験の表計算のマクロを使って、テストの検証で使って仕事の効率を上げたり、他資格対策の基礎になったり、勉強するメリットはたくさんあります。

わたしは 8 回も受験しましたが、最後には合格できたので、とにかく諦めずに、根気強く勉強を継続してください!

―― 説得力ありますね(笑)今日はありがとうございました!

ありがとうございました。

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