ある日、突然システム管理者になってしまった私が基本情報で苦手克服したお話

ブログ、SNS、動画など様々なメディアに情報が溢れ、基本情報技術者試験の対策方法は、さまざまな方の受験体験から、近しい人の勉強法や勉強時間などを参考にして、自身のやり方を決める時代になりました。

この「受験体験記」では、合否問わず、様々な受験体験をインタビューしています。

会社から突如として、システム管理者に任命されたなら、 IT を勉強さている読者のあなたならどう行動されますでしょうか? 今回はもともと IT が嫌で、別業務をしていたのに、ある日突然、システム管理者になってしまった二田さんの受験体験記です。

わからないことを調べると、その説明にまた、わからないことが 3 個ぐらい出てくる、あの「わからない」ループをどのように脱したのか、初めて IT を学んで、初めて受験して、合格できた勉強方法をインタビューしました!

お話を伺った方

二田 謙三 さん (仮名)

所属は建設コンサルタント企業。突然、システム管理者になる

突然システム管理者になってしまった!

―― ご所属は IT とは異なる業種と伺いましたが、基本情報を受験された経緯を伺ってもよいでしょうか?

建設コンサルタントの企業に所属し、現場で土地状況の調査など IT とは関係のない業務を担当していました。むしろ、これまでの業務では IT やシステムが絡んでくると、苦手に思うぐらいでした。

―― ということは、異動か何かで IT に関わるようになったのでしょうか?

まさしく社内で配置換えがあり、 突然に業務で使っていた土地調査用のシステムの管理者になってしまったのです。

―― 苦手な IT に携わるようになったとは、思いがけない人事ですね。やはり、システム管理者の仕事で苦労されたのですか?

そもそもシステム運用や IT の経験がなく、受注業者の方との打ち合わせでも、用語や略語が多すぎて全く理解できない状況でした。正直なところ、さらに IT への苦手意識が強くなってしまいました。

―― 建設業と同じく IT 用語は専門用語が多いので、とっつきにくいですよね

とはいえ、このままでは仕事もままならないので、せめて基本的な用語や仕組みなどを勉強しようと思って、調べてみると国家資格があることがわかり、その中でも基本情報技術者試験が良さそうでした。いま考えれば、 IT パスポートから受験してもよかったのですが、詳しい専門知識を速く得たいという気持ちが強かったので、ショートカットしました。

午前免除で負担を分割。精神的にかなり楽になった

―― IT 未経験だと、どこから着手するか判断するのも難しいところです。どのように始められたのですか?

最初は試験対策の王道で参考書を購入して読むところからスタートしました。

ただ、あくまで試験対策の参考書なので、用語の解説と問題の解説が多く、システムの仕組みや成り立ちなどを流れで説明するような、入門的なものはあまり詳しく書かれていませんでした。

―― 確かにページ数に限界があるので、基本情報対策の参考書では IT の入門要素は少ないですね

試験対策の参考書だけでは、あまりにも理解できなかったので、色々調べてみました。

結果、お金はかかるけど、講師の先生が教えるような動画がある教材や、そういった教材の中でも午前試験を免除できるものもあることがわかりました。とにかく今の何もわからない状態から糸口がみえて、勉強と試験の負担を軽くできるかもと思って、思い切って購入しました。

―― そこで独習ゼミを受講されたのですね

本当は、午後試験の対策まで受講したかったのですが、お小遣いが足りず、午前のみの対策を選びました(笑)。

―― (笑)勉強してみていかがでしたか?

IT をまったく初めて学んだので、動画がたくさん収録されているのはよかったですね。暇があれば、視聴していました。特に SQL は仕事との関連が強くて、とてもわかりやすかったです。あとは、実際に講師のオンライン研修にライブで参加できて、質問できたのもよかったですね。

それで午前の試験を免除でき、午後の試験対策だけに集中できたので、精神的に一歩進んだと感じて、かなり楽になりました。勉強を始めた当初は先が見えず、真っ暗でしたので …。

―― まさしく初めての勉強は闇だったのですね。それから、どれぐらい勉強されたのですか?

コロナ禍で本試験が延期されたので 1 年少しの勉強期間になりましたが、平日は通勤時間を利用して平均 1 時間。土日はどちらかの日に平均で 2 時間くらい、週に 7 時間、月換算すると 30 時間ぐらいだと思います。

―― 勉強は順調でしたか?

午前は先にお話した通り、教材のコンテンツをたくさん利用できたので、スムーズに学習が進みましたが、午後は教材がなかったので、苦戦した分野がありました。

午後は午前の知識がモノをいう

―― 午後の勉強はいかがでしたか?

必須分野の配点が上がっていたので、情報セキュリティとアルゴリズムに注力しようと考えていたことと、午前で理解が進んだ分野を選ぼうと考えていました。実際、勉強してみると、情報セキュリティとデータベースは想定より楽に進みました。

ただ、アルゴリズムだけは尋常ではないぐらい、つまづきました。

―― アルゴリズムのどういうところが苦手ですか?

ひたすらトレースして問題を解いていましたが、ひとつ読み違えてしまうと、全滅してしまうようなところが苦痛でした。問題を読みながら、これで合っているのか、間違っているのか、その不安が拭いきれず、何度も読み返すことが多く、それで全滅してしまうと、苦痛を通り越して、心が無になります。

あれだけ時間をかけたのに、いまでも理解できていないことが多く、心残りですね。

―― その “無” は、わかりみしかない受験者が多そうですね

それでも苦手な問題と向き合うほうがいいと思います。プログラミングの表計算の問題の練習にもなりますし、少なくとも全滅する回数は減っていきます。

―― メンタル強いですね!では、午後の他の分野はいかがでしたか?

よく過去問を何度も解くのがよいとインターネットなどで書かれていますが、アルゴリズム以外は午前対策をしっかりしていれば、時間をかけて何度も過去問を解く必要はないと思います。午前の教材でしっかり勉強して理解できていたのはよかったです。

―― 実際の本試験の得点はいかがでしたか?

以下のような正解率で、ギリギリ合格できました!

情報セキュリティ
42 % ( 8.4 点)
アルゴリズム
60 % ( 15 点)
プログラミング: 表計算
80 % ( 20 点)
選択分野 1 : ソフトウェア・ハードウェア
100 % ( 15 点)
選択分野 2 : ソフトウェア設計
36 % ( 5.4 点)
合計
63.8 点

情報セキュリティで勉強しやすかったのに得点が取れなかったこと、アルゴリズムでもっと得点が取れたと思っていたのに正解率が低かったことは悔しかったですね。

基本情報でシステム管理者の入り口の知識が得られてよかった

―― 合格おめでとうございます!基本情報を受験・合格してみていかがでしたか?

SQL の勉強をしたことで、使っているソフトで UNION とか INTERSECT などの意味がわかるようになってきました。

私の職場では、資格取得そのもので評価されることはありません。

しかし、基本情報技術者試験に合格できたことで、今まで、全く理解できなかったシステムが何をしているのか、どのように動いているのか、想像できるようになりました。これは本当に良かったですね。

資格そのものは評価されなくても、これで仕事は進めやすくなるので、キャリアにはプラスに働きそうです。

―― 突然システム管理者になっても、めげずに勉強されたのがポイントかも知れませんね。最後に受験者される方へアドバイスがあればお願いします!

私のような IT の未経験者は、わからない用語だらけでインプットばかりの学習に陥るような気がします。私もそうでした。そうではなく、ある程度、学習したら、アウトプットの学習が大事だと思います。

「何を言ってるかマジでわからん」という状態でもあきらめずに、勉強すれば必ず合格できます!

―― 実感こもったアドバイスですね!今日はありがとうございました!!

ありがとうございました。

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