3週間でゼロから仕上げる 情報処理安全確保支援士試験
まだ間に合うか?
まずは“まだ何の対策もしていない人”…
受験申し込みはしたものの、いろんな理由で対策が進んでない人…
そんな境遇の人でも受験する価値があるのかどうか? そこを考えていきましょう。
これは、情報処理安全確保支援士試験を受験する人にはいつも言っているのですが、
まったく試験対策ができなかった人(しなかった人含む)でも、普通に合格していることがあります。
自分の会社のセキュリティがしっかりしていて、情報セキュリティを守る立場である程度の知識がついていることがあるからです。
ISMSやプライバシーマーク認定を受けていたり、定期的にセキュリティ教育があったり、認証ルールにしても入退室管理にしても、電子メールの運用ルール、ウイルス対策、無線LANの利用なども同じです。
もちろん、出題される問題にもよりますが、
仮に納得のいく対策ができていなかったとしても、当日受験会場には絶対に行くべきです。
“ワンチャンス” があるかもしれませんからね。
そう考えれば、まだ4月に入ったばかりで試験日まで3週間も残っています。
これからまだ準備ができると思います。
今からでもしっかりと準備しておけば、さらに合格の可能性は高まるでしょう。
基本的対策は…知識の補充
情報セキュリティ分野は、覚えないといけないことが最も多い試験区分のひとつになります。
午前Ⅱの問題数を比較すれば一目瞭然です。
筆者が書いている試験対策本は、プロジェクトマネージャ(PM)、データベーススペシャリスト(DB)、情報処理安全確保支援士(SC)の3区分で、いずれも平成16年以後に高度系で出題された全ての午前問題を掲載しているのですが、その数は次のようになります。
区分 | 午前問題数 |
---|---|
PM | 約150問 |
DB | 約200問 |
SC | 約530問 |
全然違いますよね。SCは約3倍です。
したがって、まずは覚えなければならないことを暗記し、十分な知識になるようにしていくことが基本的な対策になります。詳しくは、午前Ⅱの対策、もしくは午後Ⅰの対策で確認してください。
午後の対策
そしてもうひとつ、ふたつ。
午後Ⅰや午後Ⅱで合格点を取るために、“時間内に解くための解答速度” と “確実に点数を取るための正確な表現” の2つが必要になります。
情報処理技術者試験を受験したことのある人は、(特に午後の試験は)時間が足りないと感じたことがあるはず。
試験中は気ばかり焦って、何かに少しでも“ハマってしまう”と、それで終わってしまう…そんな印象を持っている人が少なくありません。
「時間が足りずに58点で落ちた!」
という人を、筆者は何人も知っています。
したがって、そうならないように、速く、正確に、解答できるように仕上げていく必要があります。
試験合格に必要十分な知識があれば、この午後の対策に徹してもいいと思います。具体的な練習方法は、午後Ⅰもしくは午後Ⅱの対策で確認してください。
これから準備をする人、準備をしっかりしてきた人
これから準備をする人も、これまでしっかり準備をしてきた人も、現時点でどちらの課題があるのか(あるいは両方とも無いのか)を考えてみましょう。
優先順位は “知識” が先で、“午後の対策” が後 です。
そして残りの時間を考えた上で、できることを(全部ではなくてもいいので)やって本番に備えましょう。
それでは午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの個別チェックに!
さぁ、それでは以上の内容を踏まえて、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの個別時間区分のチェックにいきましょう。
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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
-
- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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