3週間で仕上げる 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ[午前2] 対策 ~知識の量を増やす


2019-04-03 公開

残り3週間、あと…土日が4回になった今、まだ“知識不足”だと感じている人は…午前Ⅱの対策を中心にして知識を補充していくという戦略を取ることをお勧めします。

午前で問われる知識は、そのまま午後Ⅰや午後Ⅱでも問われることが多いので、午後の対策としても有益ですからね。

それを前提に、午前Ⅱの対策を順番にチェックしていきましょう。

Check-1. 自区分と他区分の比率を把握していますか?

午前Ⅱの試験対策は、自区分の問題と他区分の問題の比率を把握するところからスタートします。

最近の傾向で分類すると次のようになります。中には複数分野を対象にしたものもあるので、“おおよそ”の比率として考えてください。

分野 問題数
セキュリティ&ネットワーク 20
セキュリティ 17
ネットワーク(レベル4) 3
他区分 5
データベース(レベル3) 1
開発技術(レベル3) 2
サービスマネジメント(レベル3) 1
システム監査(レベル3) 1

セキュリティ分野の問題は、平成30年度 春期試験秋期試験も同じく17問でした。

問1から始まり、ネットワーク分野の問題までがセキュリティ分野の問題になります(問1~問17)。

一方、ネットワーク分野の問題は3問です。

今の情報セキュリティが、ネットワークを通じた不正アクセスや盗聴等がメインになっている関係上、ネットワークの知識は切り離せません。そこで、ここではネットワークと情報セキュリティを合せて自区分としています。

そうすると合計20問になるので、これで8割を占めます。

Check-2. 自区分の過去問題で確実に点数が獲れるかどうか?

セキュリティ分野とネットワーク分野を“自区分”だとしたら、問題は500問以上になります。

問題数が多い試験区分(それゆえ過去問題の出題も多い試験区分)なので「覚えなければならないことが多い」という前提で対策を考えなければなりません。今からだと、1問にあまり時間をかけずに、可能な限り多くの問題に目を通しておくのが効果的です。

 

使用するのはIPAの過去問題でも構いません。IPAのサイトには、平成16年以後の過去問題が公開されていていつでもダウンロードできます。

例えばそこから、平成21年度~前回(平成30年度)までの20回分(情報処理安全確保支援士試験の前身、情報セキュリティスペシャリスト試験を含む)の午前Ⅱの問題をダウンロードして、使用すればいいでしょう。

問題と解答だけで”解説”はありませんが、問題によっては、例えば、選択肢に攻撃名が4つ書いてあって問題文にいずれかの説明が書いてあるような、特に“解説”が必要なく、ただただ覚えればいいだけの問題もたくさんあります。

IPAの過去問題だけでも十分確認できると思います。

 

少し投資してもいいのなら、筆者が書いている情報処理安全確保支援士の試験対策本(ITEC)には、平成16年以後に出題されたネットワーク&セキュリティ分野の問題を、重複を取り除き章立ての順番に並べた問題を付録に付けています。

全530問。

もちろん解説もあるので、効率よく学習を進めたい方は検討してみてください。

Check-3. 他区分の問題をどうするのか?

そして最後に、他区分の問題をどうするのかを考えましょう。

残り3週間という時間を考えればスルーでも構いません。25問中5問しか出題されず、しかも広範囲からの出題になるので時間効率性が悪いため、基本的には長期的な対策になるからです。

午後には関係ありませんしね。

Check-2. が完了していて、かつ、午後の試験対策も万全の場合に目を通してもいいかもしれません。

 

なお、対策をする場合には、問題数の少ないシステム監査分野から着手し(システム監査技術者試験の午前Ⅱ問題)、データベース、サービスマネジメントへと広げていくといいと思います。

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