試験1ヶ月前からできる 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ [午前2] 対策


2018-10-09 公開

午前Ⅱ試験も過去問題を使って仕上げていきます。

平成26年の春試験から、全試験区分で “セキュリティ” に関する問題比率を高めるということが発表されました。そういう背景もあってなのか、午前問題の中でも “セキュリティ” 分野の問題は、かなりの “量” があります。

また、午前で問われる知識は、そのまま午後Ⅰや午後Ⅱでも問われることが多いので、知識の絶対量を増やすためにも、午後の対策の一環としても、午前Ⅱ対策は重要になります。

Check-1.自区分と他区分の比率を把握して戦略を練る

午前Ⅱの試験対策は、自区分の問題と他区分の問題の比率を把握するところからスタートします。

最近の傾向で分類すると次のようになります。中には複数分野を対象にしたものもあるので、そのあたりは “おおよそ” の比率として考えてください。

分野 問題数
セキュリティ&ネットワーク 20
セキュリティ 17
ネットワーク(レベル4) 3
他区分 5
データベース(レベル3) 1
開発技術(レベル3) 2
サービスマネジメント(レベル3) 1
システム監査(レベル3) 1

セキュリティ分野の問題は、平成30年春試験では17問でした。問1から始まり、ネットワーク分野の問題までがセキュリティ分野の問題になります(問1~問17)。一方、ネットワーク分野の問題は3問です。今の情報セキュリティが、ネットワークを通じた不正アクセスや盗聴等がメインになっている関係上、ネットワークの知識は切り離せません。そこで、ここではネットワークと情報セキュリティを合せて自区分としています。そうすると合計20問になるので、これで8割を占めます。

Check-2.自区分の問題

セキュリティ分野とネットワーク分野を “自区分” だとしたら、その問題は500問以上になります。それゆえ過去問題の出題も多いのですが、ひとまず問題数が多い試験区分なので「覚えなければならないことが多い」という前提で対策を考えなければなりません。

 

問題数が多く、過去問題からの出題も多いとなると、1問にあまり時間をかけずに、可能な限り多くの問題に目を通しておくのが効果的です。問題によっては、例えば選択肢に攻撃名が4つ書いてあって問題文にいずれかの説明が書いてあるような、特に解説が必要ない問題もたくさんありますから、IPAの過去問題だけで十分確認できると思います。

 

平成21年~前回(平成30年春)までに19回分(情報処理安全確保支援士試験の前進、情報セキュリティスペシャリスト試験を含む)の午前Ⅱの問題があるので、それを1問に時間をかけないようにチェックしていくといいでしょう。

 

ネットワーク分野の3問に関しては、逆に午後対策で培った知識でカバーするという考え方で構いません。ネットワーク分野はレベル4の問題だからということで、ネットワークスペシャリスト試験の午前Ⅱ問題に目を通すというのも一つの手かもしれませんが、それでもかなり問題数が多いので、時間が無い時は午後試験対策で地力がついていると考えてもいいと思います。

Check-3.他区分の問題

情報処理安全確保支援士の午前Ⅱ試験で、他区分の問題をどうするのかというのも非常に難しい決断になります。

 

5問しかないことから、優先順位は、午前Ⅱの自区分の問題、午後対策よりも低く設定し、それらが十分仕上がった段階で考えていくだけで構わないと思います。

 

その上で時間が許すのなら、問題数の少ないシステム監査分野から着手し(システム監査技術者試験の午前Ⅱ問題)、データベース、サービスマネジメントへと広げていくといいと思います。データベースに関してはSQLの経験者等であれば、それ以外の問題に絞り込むことができます。

 

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