情報処理安全確保支援士 ココが出る! 午前Ⅱ[午前2](令和2年度 春期向け)


2020-03-18 公開

新型コロナの影響で、まだ開催されるかどうか流動的ですが、そのまま開催されるとしたら残り 1 か月です。試験対策は順調でしょうか?

このあたりで一度、方向性のチェックなどはいかがでしょうか。

自区分の出題比率を確認する!

午前Ⅱの試験対策は、自区分の問題と他区分の問題の比率を確認するところからスタートします。

最近の傾向で分類すると次のようになります。中には複数分野を対象にしたものもあるので、そのあたりは “おおよそ” の比率として考えてください。

分野 問題数
セキュリティ&ネットワーク 20
セキュリティ 17 ~ 18
ネットワーク(レベル 4 ) 2 ~ 3
他区分 5
データベース(レベル 3 ) 1
開発技術(レベル 3 ) 2
サービスマネジメント(レベル 3 ) 1
システム監査(レベル 3 ) 1

セキュリティ分野の問題はおおよそ毎年 17 問 ~ 18 問です。そして、セキュリティ分野と関連性の深いネットワーク分野の問題が 2 ~ 3 問出題され、この 2 分野で毎回 20 問になっています。約 8 割ですね。

したがって、まずはここを確実に押えていくことが必要になります。

過去問題の出題比率を確認する!

続いて、過去問題の出題比率を確認してみましょう。

情報処理技術者試験の午前問題は、全ての区分で過去問題が繰り返し出題されているのですが、この情報処理安全確保支援士ではどうなのでしょうか。令和元年秋試験で、過去問題の出題比率を計算してみました。

ココが出た!午前Ⅱ

looks_one
過去問題がほぼそのまま出題される( 14 問:自区分 12 問、他区分 2 問)
過去 10 期分以内(平成 26 年秋以後) 14 問 / 25 問( 56.0 % )
subdirectory_arrow_right最後に出題されたのが、11 期以前はゼロ
subdirectory_arrow_right過去 2 期分の出題もゼロ
subdirectory_arrow_right3 期前(平成 30 年春)が最多の 6 問
looks_two
そのままではないものの類似問題が出題される(5 問:自区分 3 問、他区分 2 問)
subdirectory_arrow_right自区分は、いずれも直近 3 期分以内
looks_3
上記以外の新規の問題(6 問:自区分 5 問、他区分 1 問)

6 割弱が過去問題からの出題になります。これに、(そのままの出題ではないものの過去問題を解いていれば解ける)類似問題を加えると約 4 分の 3(おおよそ 75 % 前後)になります。

平成 29 年春以後:情報処理安全確保支援士、平成 28 年秋以前:情報セキュリティスペシャリスト

午前Ⅱの対策

これらの比率から、試験対策を考えましょう。

Check-1.ココをやる!午前Ⅱ対策

午前Ⅱの対策だけを考えれば、過去問題の出題比率から、次のように対策を取ればいいでしょう。

  1. 直近の過去 3 期分(令和元年秋、平成 31 年春、平成 30 年秋)は、過去問題の解説の付いている参考書等で、個々の問題及び選択肢を含めて、しっかりと意味を理解しながら進めていく。特に、自区分の 20 問 × 3 期分はしっかりと理解する
  2. 過去 4 期前~過去 10 期前までの 7 期分(平成 30 年春~平成 27 年春)は、過去問題に出題された問題は、正解できるようにしておく

Check-2.午後の対策にもなる午前Ⅱ対策

ただ、情報処理安全確保支援士試験の午後の試験(午後Ⅰと午後Ⅱ)は、他の高度系の試験区分と違って、状況把握が必要であったり国語の部分が難しかったりするようなことはなく、ある程度 “知識” があれば得点が取れます。

したがって、そうした “知識” を形成するのには、実は午前の問題が有効なんですね。

そう考えれば、過去 10 期分とは言わず、平成 21 年以後の情報セキュリティスペシャリスト試験時代の午前Ⅱの問題に全て目を通すとか、IPA が公開している平成 16 年以後の情報セキュリティアドミニストレータ試験、テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)の午前問題にも目を通してもいいでしょう。

そうすれば、午後対策としても有益になりますからね。

Check-3.他区分の問題をどうするのか?

最後に、他区分の問題をどうするのかを考えましょう。

先に述べた通り、他区分の問題も「情報処理安全確保支援士や情報セキュリティスペシャリスト試験の午前Ⅱ試験」で出題された問題が、繰り返し出題されることもあることから、まずは、その部分から着手しましょう。

過去 10 期分に目を通しても、たかだか 50 問程度です。

そう考えれば、平成 21 年以後の過去 22 期分に手を広げてもいいかもしれません。

また、午前Ⅰ試験から受験される人は、午前Ⅰ対策そのもののが、午前Ⅱの他区分対策にもなるので、過去 10 期分の 50 問に目を通しておく程度で大丈夫でしょう。

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