情報セキュリティマネジメント試験の過去問から見た特徴と対策


2019-06-21 公開

午前 過去問の分析と対策

午前試験は 選択式 で出題されます。

選択肢はア、イ、ウ、エの4つで、アイウエオ順に並んでいます。問題数は 50問、1問あたりの点数は 均等 で 60%以上(30問以上) の点数で 合格 になります。

午前試験の最大の特徴は、 過去に出題された問題が繰り返し出題されるケースが非常に多い という点です。

午前対策は過去問題を解けるようにしておくという練習が王道になるので、まずは情報セキュリティマネジメント試験の過去問題を中心にチェックして、過去に出題された問題は確実に解答できるようにしておきましょう。

 

では、どうやって過去問題を手に入れるのでしょう?

その方法はいくつかあります。大別すると次の2つです。

  1. IPAのWebサイト から過去問題をダウンロードする
  2. 市販されている参考書、過去問題集、ネット上の過去問題の解説サイト、スマホアプリなどを使用する

しかし、IPAのWebサイト(上記の 1. )には試験開始の平成28年以後の 7期分 の過去問題と解答例しかありません。

絶対数が少ないので、できれば、多少はレベルが高くなりますが、

情報処理安全確保支援士の問題にも目を通しておく

といいでしょう。

特に、情報セキュリティマネジメント試験ではサブ的な位置付けになる “テクニカル系の問題” で、まだ情報セキュリティマネジメント試験では出題されていない問題に備えることができます。

なお、情報セキュリティマネジメントと情報セキュリティスペシャリスト試験の全ての過去問題は、IPAのWebサイト で公開されています。プリントアウトして、そこに書き込むなどしてノート代わりに使うといいでしょう。

 

ちなみに、情報処理技術者試験における午前対策の基本的な手順は次のようになります。

情報セキュリティマネジメント試験
過去問と参考書の学習手順

STEP looks_one
IPAのWebサイトからダウンロードした過去問題を順次解いてみる。直近 (平成31年春期試験) から遡っていくことをおススメしています。
STEP looks_two
ただ覚えるだけの問題(解説が不要なもの)を、選択肢含めてすべて覚えているかどうかをチェック。覚えていなければ覚える。
STEP looks_3
解説が必要なものは、市販の参考書などを使って理解する。

今は、まだまだ時間があるので、上記の “STEP looks_3” に十分時間をかけることができます。このパターンで、IPAの過去問題を片っ端から解いていきましょう。

できればそのときに、あとで見直すために解けなかった問題や、わからなかった問題をチェックしておくといいでしょう。

午後 ~難易度は高い

情報セキュリティマネジメント試験の午後問題も全問選択式になります。

ただし、午前問題のように4択ではなく、問題文も長文になり、その長文に対して設問がいくつか用意されているという形式になります。

問題数は全部で 3問、全問必須問題になります。これを90分以内に解答します。1問あたりは30分以内に解答しなければなりません。

 

難易度に関してですが、パッと見は情報処理安全確保支援士と同じような感じなので、高い のではないでしょうか。

選択式なので(正解するにはそれほど苦労しないので)レベル2になっているのでしょう。ただ、レベル2にしては難しいかもしれません。

試験対策としては、午前のところにも書いたように、まずは情報セキュリティマネジメント試験の過去問題をチェックしましょう。

 

しかし、繰り返しになりますが、IPAのWebサイトには試験開始の平成28年以後の 7期分 の過去問題と解答例しかありません。

絶対数が少ないので、できれば、多少はレベルが高くなりますが、

応用情報技術者試験の午後の過去問題のうち「情報セキュリティ」分野の問題も活用

することをおススメします。これもプリントアウトしてノート代わりに活用するといいでしょう。

 

あと、余裕があるこの時期に、 IPAのセキュリティセンター で公開されている情報や各種規格について整理して覚えていくことをおススメします。

情報セキュリティマネジメント試験の午前・午後の問題に登場する規格、制度、攻撃手法、技術的対応策などについて、詳しく説明している資料があるかどうかをチェックして、仮に存在したら、それを徹底的に読み込んでおくといいでしょう。

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