情報処理安全確保支援士 試験の過去問から見た特徴と対策(令和2年 春期)


2020-02-04 公開

午前Ⅱは自区分中心の出題

過去 3 期の午前Ⅱ突破率(午前Ⅱが 60 点以上の人/午前Ⅱの得点ありの人)は、 71.2 % ~ 86.1 %です。各回バラつきはあり、前回はかなり高い突破率でした。これは、しっかり準備していれば不合格になることは避けられるということです。

過去 3 回の午前Ⅱ突破率の推移
令和 元年 秋 86.1 %
平成 31 年 春 79.8 %
平成 30 年 秋 71.2 %

出題される区分は、自区分(情報セキュリティとネットワーク)の問題が 25 問中 20 問です。さすがに “セキュリティ重視” の方針を出しているだけあって多いですよね。

残りの 5 問は他区分の問題ですが、セキュリティを考えるうえで必要な知識が出題されます。具体的には、データベース、開発技術、サービスマネジメント、システム監査などになります。

午後Ⅰ [午後1] 過去問からみた特徴

情報処理安全確保支援士試験の午後Ⅰには次のような特徴があります。

    情報処理安全確保支援士 午後Ⅰ問題の特徴と対策のポイント

  1. 基本は時系列に話が展開する
  2. 知識が体系化されていて、連想して関連キーワードをアウトプットできれば短時間で解ける

ざっくりと言ってしまえば「知識があれば合格点が取れる」という感じです。

もちろん、一般的な “記述式の特徴” が不要だというわけではありません。何が問われているのかを正確に把握して、それに対して正確に表現するという点は必要になります。そこは、他の試験区分と同じです。

しかし、例えばプロジェクトマネージャ試験の記述式試験のように、もっとじっくり考えさせてほしいとか、解答例を見たときに「あ、そっちか!」、「え?そういうこと!」とか、そういう反応になる設問はそんなにありません。

そういう設問ではなく、「知っていれば解答できる」、「知らなければ埋めることはできない」という設問が基本です。

以上のような観点から、午後Ⅰの問題を短時間で正確に解答していくためには、知識を体系化しておくことが必須になるというわけです。

知識が体系化されていれば、例えば問題文の中に「ファイアウォール」と出てきていたら、 “ファイアウォール” で連想される

  • “ファイアウォールの種類” や “機能”
  • “特徴”
  • “避けられない攻撃”
  • “ACLの設定”

などを瞬時に頭の中に広げることができますからね。

午後Ⅱ [午後2] 過去問からみた特徴

情報処理安全確保支援士の午後Ⅱ試験は、午後Ⅰ試験と同じ記述式です。

午後Ⅰ試験よりも細かいところが問われるという多少の違いはありますが、それ以外は特に差は無いので、具体的な対策としては午後Ⅰのところに書いた方法で、午後Ⅱ問題も処理していけばいいでしょう。まずは、知識を体系化した “用語集” の作成ですね。

なお、問題文の分量(ページ数)が、1 問あたり 10 ページ以上と午後Ⅰ試験の問題文の約 2 倍になりますが、時間は約 3 倍になるので、午後Ⅰほど時間が厳しいわけではありません。そのため、 2 時間時間を測って解く練習は必要ありません。

ベストな対策の順番と勉強法は?

この時期、何から対策するのがベストなのか?

まずは、大量にある用語を覚えるために “午前Ⅱ” からの着手をお勧めします。ブレーンストーミング + KJ 法と同じ要領で、まずは断片的で構わないので、片っ端から知識を増やしていきましょう。クイズ感覚で構いません。

その後、午後Ⅰと午後Ⅱは同時に進めていっても構いません。時間内に解けるかどうかが不安な方は、午後Ⅰの問題を時間を計測して解く練習をしてもいいでしょう。

逆に、時間内に解くことに不安が無い人は、過去問題の問題文と解答例を、これも片っ端から読み進めていって “知らないこと” を見つけたら、そのタイミングで体系化しながら進めていくと良いでしょう。体系化した用語集の作成ですね。

午前 Ⅱ 問題

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午後 Ⅰ 問題

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午後 Ⅱ 問題

なお、過去問題は IPA のサイトで平成 16 年以後の全問題が公開されています。これを活用するといいでしょう。

具体的な練習方法

具体的な練習方法は次の機会に。それまで、市販の試験対策本を使って学習を進めておきましょう。

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