情報セキュリティマネジメント 試験 年末年始にオススメの勉強方法
情報セキュリティマネジメント試験の受験生は,ITの専門家と,ITの専門家ではない人に大別できます。
ITの専門家の場合は,この試験を受験する前に情報処理安全確保支援士試験を受験する人が多いでしょうし,この試験区分を先に受験する場合でも次の情報処理安全確保支援士試験を受験するでしょうから,そういう人は,情報処理安全確保支援士の対策をしておきましょう。それはこちらです。
ここでは,この情報セキュリティマネジメント試験の対象者像であるITの専門家ではない人が受験するケースに限定して,1月中旬からの本格的な学習開始の前に,下記のことをやっておくことを提案します。
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年末年始で負担なくできる2つの勉強方法
- プライバシーマーク制度についてチェックする
- ISMS適合性評価制度についてチェックする
情報セキュリティマネジメント試験は,情報セキュリティ分野のうち運用面の対策について問う試験になります。もちろんそればかりではありませんが,そこが中心になっているのは間違いありません。
そして,その運用面の対策のうち“二大テーマ”と言えるのが,個人情報を保護するプライバシーマーク制度と,ISMS適合性評価制度です。この二つに関する知識の整理からスタートです。
その方法としては,自社がプライバシーマークを取得していたり,ISMSを取得していたりするのなら大きなチャンスです。会社で用意された資料,閲覧できる規程集,そういったものをフル活用して,まずはそこから整理していきましょう。
ITの専門家でない人が,この資格試験を受験しなければならない場合,自社で両制度の認定を受けていることが多いのです。会社のセキュリティ意識が高くなければ,この試験をITの専門家でもない人に受験しろとは言わないですからね。そもそも存在を知らないはずです。
ただ,会社のセキュリティレベルに関係なく,自発的にこの資格に着眼された方は,自社がプライバシーマークもISMSも取得していなかったり,これから取得する予定だったりするかもしれないので,その場合はWebサイトから情報を取得するのが一番でしょう。
特に年末年始のこの時期は,参考書を決定する前にWebサイトである程度の知識を身に着けておいた方がいいと思います。
プライバシーマーク制度のサイトはこちらです。最初はなじみやすい「消費者の皆さまへ」のコーナーから入っていっても構いません。
また,個人情報保護法に関しても整理しておいた方がいいので,このサイトにもアクセスしてみてください。マイナンバーに関する知識も含まれています。
そして,ISMS適合性評価制度のサイトはこちらです。
まずはこうしたサイトにある情報から入るのがベストです。
というのも,こうしたサイトこそ,ITの専門家ではない人向けに積極的に情報提供しているので,わかりやすいまとまった資料が存在していますし,その一方で深い知識も含まれているので,1月中旬から本格的に学習を進めるうえで,1冊の試験対策本を購入する時の判断基準の醸成にもなるからです。
何の情報も持たないまま1冊の試験対策本を選んでしまうと,その段階で厳しい戦いになったりしますからね。ある程度,自分で選定する“眼”を持っているのなら,先に1冊の対策本を購入するのもアリだと思いますが,おそらくこの試験を受験されるITの専門家ではない人は,情報処理技術者試験の初受験がこの試験区分だと思うので,誤った試験対策本を購入してしまう可能性もありますから,先にWebサイトで情報集することをお勧めします。
ひとまず,年末年始はこんな感じでリードしていただき,年始に本格的な計画が立てられるように助走しておきましょう。次回は,学習計画立案に関する留意点をまとめたいと思います。
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- 略歴
- 株式会社エムズネット代表。
大阪を主要拠点に活動するIT コンサルタント。 本業のかたわら、大手 SI 企業の SE に対して、資格取得講座や階層教育を担当している。高度区分において脅威の合格率を誇る。 - 保有資格
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- 情報処理技術者試験全区分制覇(累計 32 区分,内高度系 25 区分)
- ITコーディネータ
- 中小企業診断士
- 技術士(経営工学)
- 販売士 1 級
- JAPAN MENSA 会員
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