AWS 認定 ソリューションアーキテクトアソシエイト 合格体験記


2021-10-28 公開

自己紹介

堀 雅人

略歴
1995年に某通信機器メーカに入社。 PBX の ISDN 機器や無線機器の開発に従事。その後、海外代理店のテクニカルサポートを経て、ルータや無線 LAN アクセスポイントの R & D を行う。 2004 年から情報処理技術者試験を受験し始め、 2010 年のネットワークスペシャリスト合格を契機に、 2012 年からネットワーク製品のセールスサポートやテクニカルサポートに従事。社内のプリセールス SE から AWS 関連の問い合わせを受けるも、 AWS 用語が分からず、開発にエスカレーションしてしまったことが悔しくて、 AWS の勉強を開始し、今に至る。
保有資格
  • 情報処理技術者試験 ITストラテジスト
  • 情報処理技術者試験 プロジェクトマネージャ
  • 情報処理技術者試験 システムアーキテクト
  • 情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士
  • 情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト
  • 情報処理技術者試験 応用情報技術者
  • 情報処理技術者試験 基本情報技術者
  • 情報処理技術者試験 ITパスポート
  • CCNP Enterprise
  • 令和 3 年 中小企業診断修得者
  • AWS Solution Architect Associate (SAA)

受験の動機

以前から IPA が策定中の ITSS+(注 1 )に注目していて、 DX (デジタルトランスフォーメーション)に必要な技術にクラウドがあると思っていました。そんな折、担当しているネットワークコントローラソフトウェアを AWS の EC2 にデプロイできないかとプリセールス SE から問い合わせを受けたのですが、「 EC2 ってなにそれ?美味しいの?」状態で回答できず、 TAC (テクニカルアシストセンター)という立場にもかかわらず、開発部門にエスカレーションしてしまったという悔しい経験をしました。

その後、開発部門から返ってきた回答に添付されていた AWS にデプロイする要件定義書を読んだのですが、これまたチンプンカンプンで『これではいかん!』と思い、プリセールスの SE や開発部門の人たちとしっかりと会話できる程度の知識は必要だと一念発起し受験しました。あと、社内でクラウド技術者を増やすキャンペーンをしていたことも大きいです。

中小企業診断士二次筆記試験の勉強中だったので、迷いましたが、業務に直結する AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト (SAA) 資格を優先しました。

ちなみに、三好康之さんの受け売りですが、自分としても、 家族(推しごと含む笑) > お仕事 > お仕事関連の勉強(★今回はこれ)> 自分がしたい勉強、と優先度をあらかじめ決めています。

注 1「 ITSS+ 」とは
「セキュリティ領域」「データサイエンス領域」のそれぞれについて、具体的な専門分野や業務活動(タスク)、必要なスキルを体系化した指標。昔から存在している SE のスキルレベルを評価する IT スキル標準( ITSS )が対象としている人材が、「セキュリティ領域」や「データサイエンス領域」のそれぞれに向けたスキル強化を図るための “学び直し” の指針として活用されることを想定したもの。

勉強時間

40 時間

勉強方法

実感した難易度

実は、 AWS 認定資格には SAA の下にクラウドプラクティショナーというエントリ資格があり(注 2 )、その勉強をしないで、いきなりアソシエイト試験を受けてしまい、個人的に難易度は高く感じました。伝わるか微妙ですが、 Cisco 資格でいうと、 CCENT を受けずに通り越して、 CCNA を受けてしまったみたいなイメージです。

注 2
AWS 認定資格のうち、基礎コースのクラウドプラクティショナーと、アソシエイトの 3 つ、プロフェッショナルの 2 つの 6 つの資格に合格することを、 AWS 界隈では 6 冠と言っている。 AWS 認定資格の体系図はこちら

他人へのおススメ度とその理由

クラウドエンジニアはもちろんインフラエンジニアや私のようなテクニカルサポート部門の人にとっても、今後、必須の資格になるのではないでしょうか。

テキストを試し読みしてみて、難しく感じる人は、まずは、クラウドプラクティショナーから勉強するといいと思います。

次のステップ

AWS 資格には 6 冠(注 2 )と呼ばれる試験( SAA はその 1 つ)があります。今後も勉強(特に興味のある DevOps Engineer Professional )を継続し、いずれ、 6 冠制覇したいです!

ですが、前述のとおり、 11 月に中小企業診断士二次筆記試験があるので、まずは、そちらに全集中します(笑)。

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