新人 PM に伝えたい!見通し不安なプロジェクトの切り拓き方|一押しコースの見どころ、紹介します!
SEプラスではSEカレッジを中心に、オリジナルの研修コースを毎シーズン企画しています。
この「見どころ紹介」コーナーは、そういったコースの中でも “イチオシ” のコースを企画者にインタビューして、そのコースが何に効くのか、どんな思いがあって作ったのか、語ってもらいます!
10 月からスタートした 2021 年度 秋冬シーズンのコースから、 新人 PM に伝えたい!見通し不安なプロジェクトの切り拓き方 を紹介します!
株式会社SEプラス
e&TS Division
コース情報
ジャンル | プロジェクトマネジメント |
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レベル | 中級 |
コース一言紹介 | 未知のプロジェクトへ取り組むうえでの心構えや、プロジェクトの捉え方について 3 時間で解説します |
これからの開催予定 | 2021 年 11 月 24 日、 2022 年 2 月 9 日 |
開催形式 | オンライン研修 |
研修スタイル | 座学 + 個人演習 |
見どころ紹介
―― コースを企画した背景を教えてもらえますか?
プロジェクトエディター
1978 年三重県生まれ。自動車メーカーの販売店支援兼グリーンツーリズム事業、映画会社の e チケッティング事業、テレビ CM 制作会社の動画制作アプリ事業など、様々な業界と製品の事業企画やプロジェクトマネジメントを担当。
プロジェクトがうまくいかない理由を、認知科学や問題解決の心理学などの視点からとらえなおし、プロジェクトを編集していくためのツール、「プロジェクト譜(略称:プ譜)の提唱、実践を行う。
―― なるほど、プロジェクトマネジメントでは昔、 KKD (経験 / 勘 / 度胸) と言われるぐらい経験がものをいいますものね。
では、その著書の内容を、コースではどのように学ぶのでしょうか?
プロジェクトには問題がつきものです。その問題解決には経験値が必要ですが、まだ若手リーダーやマネージャーには不足しがちです。
そこで、プロジェクトの問題群を様々な
「病名(症候群)」
「症状」
「原因」
に分類し、その中でも
『変更・追加・想定外症候群』
『コミュニケーション不全症候群』
『情報共有コスト高症候群』
『あいまいな目標症候群』
を中心に解説し、問題になりがちな解決法の引き出しが増やせます。
―― とてもユニークで、また頭を悩ませる病名ばかりですね。
この診断方法や治し方がコースの中心になるのですか?
はい、受講者の方がこれまでに経験した、うまく進捗しなかったプロジェクトを整理することができ、それぞれの原因を理解することが出来ます。
また、時系列的な遷移も含め、逐次変化するプロジェクトの状況・全体像を可視化するツールである『プ譜』をもとに、プロジェクトを切り拓く力を身に付けられます。
―― なるほど、失敗の原因を違った視点で、ふりかえることができるので、いいですね。
でも、「プ譜」とは、はじめて聞きますが、どのようなものなのですか?
ここで「プ譜」を説明してしまうと、コース参加時の楽しみが減ってしまうので、これ以上は秘密です (笑) 。
―― 残念。ただ、プロジェクトの状況を可視化するのは PMBOK ® ではガントチャートぐらいなので、プ譜がどんな図なのか、楽しみです。
実際に「プ譜」を使うような演習もあるのでしょうか?
もちろん、受講者の皆さんが「プ譜」を作成する演習があります。
ただ、その後に、その内容を議論する「感想戦」を実施すると理想的なのですが、時間の関係上、残念ながら本コースでは出来ません。
ですので、作成したものを社内に持ち帰り、同じプロジェクトの参加者にぜひ共有してください。自分では気づけなかったポイントも発見できると思います。
―― 感想戦というと、囲碁や将棋などで使われる用語ですね。これは「プ譜」のヒントですね。
一方で、問題が起こると、どうしても原因を作った人 vs. プロジェクトチームになりがちですが、「プ譜」を共有することで、プロジェクトの問題 vs. プロジェクトチームの構図が作れてよいですね。ナイスな提案です!
「プ譜」に期待が高まりますが、他に扱うコースはあるのでしょうか?
「状況認識のための『プロジェクト原論』」がオススメです。「プ譜」のさらなる活用方法を学ぶことができます。
―― お、いいですね!どんな活用方法が学べるのですか?
進行状況の共有やメンバーへの指示・情報提供の流れを決定したり、仕様変更や追加があったときの認知コストを低くしたい場面などで活用できます。
―― より突っ込んだ内容になるのですね。それは楽しみです!
では、最後に受講を考えている方や、研修を担当されている方にメッセージをお願いします!
プロジェクトが停滞してしまったときは、深く悩んでしまったり、このまま上手く行かないのでは思ってしまうことも多いと思います。
本コースを受講して原因が分かるだけでも光が差し込んでくると思いますので、プロジェクトマネジメントでお悩みの方は、ぜひ受講ください!
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このコースの講師の前田さんには以前にも「ニューノーマルにおけるプロジェクトマネジメントとは?」という弊社主催のウェビナーにご登壇いただいたことがあり、その著書「見通し不安なプロジェクトの切り拓き方」(宣伝会議)には「前例のない共同作業を進めるためには何から進めればよいか」について書かれています。
その内容を学べば、プロジェクトを進めた経験が少ないリーダーやマネージャーの方にも、見通しが不透明で迷う場面に直面しても、うろたえずに対応できると思い、企画しました。