SEカレッジの今

現在、SEカレッジでは多くの講座が開催され、全国のユーザーに毎日受講していただいています。
このページでは、多様な企業、ユーザーの皆様に最適な研修を受講してもらうために、現在どのような取り組みをしているのか?そして、サービスやお客様と関わる上で、どのような思いを持っているのか?といった内容を、サービスをより良いものにするために活動するサービスリードと、お客様とコミュニケーションを行う営業スタッフへのインタビューからお伝えします。

畑友里菜
                

畑友里菜e&TS Division リーダー

2015年入社。サービスリードとしてSEカレッジを運営。

江上隆志

江上隆志e&TS Division チーフ

2015年入社。SEカレッジを始め、さまざまなサービスの営業活動を行う。

大きくなったサービスを動かす

ーまずはSEカレッジの現在を教えていただきたいのですが、コース数や導入社数はどれくらいでしょうか?

コース数は現在約300種類ほどで、サービス開始から10年でかなりコース数も増えました。導入していただいている企業様が増えたからこそコース数も年々増加しているので、本当にありがたいなと思います。2021年10月時点で、約400社ほどの企業様にご利用いただいています。

ー畑さんはサービスリード(※)として企画にメインで携わっていますが、どのようにSEカレッジの企画を進めているのでしょうか?
※SEカレッジのサービス企画やシステム改善責任者

年間を通して受講システムの改善やコースの選定、講師との調整など幅広いことをやっていますね。関わるスタッフも10名ほどいますが、そうした業務の他にも常に新しい企画を行っています。最近だとウェビナーを毎月開催したり、いつでも動画を追加したりと、忙しくしています(笑)

パネリストをお呼びし、様々なトレンドが学べるウェビナーを2020年から毎月開催。

ー企画を進める上で気を付けていることや意識していることはありますか?

営業スタッフが教育担当者の方と話した際にいただいたご要望や、受講者の方からアンケートなどをしっかりと集めて、必要とされている機能やコースを決めていくのはもちろんですが、これから必要になる研修内容や学び方を考えていくことも意識しています。あとは、それをいち早く実装できるようにスピード感を持って企画を進めることですね。

昔よりサービスがかなり大きくなってきているので、維持していくだけでも大変なのですが・・・流れの早いIT業界の中で教育を提供していく立場としては、時代に合わせたものを作っていく必要があると感じます。

ー毎日講座が行われている中で、企画や改善も大変だと思うのですが、素早く改善するための工夫などはあるのでしょうか?

SEプラスはそこまで大きな会社じゃないので、企画側に「こういう機能が欲しい」などの意見が上がってくるスピードが速いんですよね。議論に上がってからの決定も早くて、小さいからこそ素早く動くことができる強みがあるなと感じます。お客様からいただいたご要望をすぐ実装した経験も少なくないですね(笑)

お客様からのご要望がきっかけで実装された「おすすめ機能」

ー畑さんも営業として関わりがあるお客様がありますよね。営業+サービスリードとして企画を進める中で、大切にしていることはあるでしょうか?

こんなことを言うのも何なんですけど、すべてに対して思いやりを持つこと・・・です!

それはユーザーの方が使いやすいシステムを考えたり、必要なコースを提供していくことももちろんですが、社内のメンバーから色々な意見が出るように働きかけることも同じくらい重要だと思っています。

私自身、お客様と直接やり取りさせていただくことも多いので、ユーザーの目線に立って考えられるのはありがたいなと感じています。

ーこれから目指すSEカレッジの姿などはあるでしょうか?

正直、サービスとしての完成形はないなと思っていて。これまでもそうでしたけど、ずっと変化を続けてきたサービスなので、これからも変わり続けていくのだと思います。

長く継続してもらえるサービスを目指して

ー次は営業として多くのお客様を持つ江上さんにお聞きしたいのですが、長く続けてもらっているお客様も多いですよね。継続してもらえているポイントはどのようなところにあるのでしょうか?

江上

5年以上利用していただいているお客様もいらっしゃるのですが、長く続けてもらっているポイントとしては、畑さんも言うように柔軟な対応を続けていることだと思います。毎回、お打合せするときに更新された機能やコンテンツを説明していますが、SEカレッジが変化することをお客様にも理解してもらえています。アップデートの度に、積極的に社内に周知していただけているので、協力関係を築くことができているなと感じます。

多くのお客様がいらっしゃるので、それだけ事例も増えていきます。他のスタッフから聞いた事例や運用方法などをお伝えすることで、お客様と一緒に社内へSEカレッジを浸透させていけるよう、コミュニケーションを取ることを心がけています。

ー最近はDXが注目されています。SEカレッジのお客様にも、このDXの流れの中で変化はあったのでしょうか?

江上

これまでお客様はIT企業が中心だったのですが、DXの影響でユーザー企業が導入してくれるケースもかなり増えてきました。IT企業であればITの前提知識がある社員の方も多いですが、ユーザー企業の場合はそうでない方もいらっしゃいます。

なので、前提知識の把握やその企業の課題、導入後のゴールをしっかりとうかがうようにしています。誰にどんな教育を行いたいのか、行った後に企業としてどんな姿になっていたいのか。それを聞いた上で、どのような講座や運用を行っていくべきかを細かくお伝えしていきます。

ー前提知識やレベルの把握は教育で重要なポイントですよね。

江上

そうですね。こちらが思っているよりも個々人のレベルにばらつきがあったり、どのように教育を行うべきかわからない、といった方もいらっしゃいます。そういう時は、コースロードマップや講座の選び方資料(※)などで学ばせたい分野や対象を整理してもらいます。

最近だと管理者説明会を行い、導入直後から社員にどのように周知していけばいいのか、また他社で行っている活用事例などを共有したりしています。IT研修を初めて実施するという企業も少なくないので、ノウハウをお伝えすることを心がけています。

講座の選び方資料などを展開し、担当者の負担を減らす

ー最後に、SEカレッジをこれからどうしていきたいか、お二人におうかがいしたいと思います。

しばらくの間はサブスク型のシステムは変わらないと思いますが、多様化するユーザーのために、もっとコースの幅を広げていこうと考えています。企業や業界によって必要とされている知識は違うので、それにできるだけ対応できるようなものを作りたいですね。

ただ、ITの基礎に関してはIT企業・ユーザー企業関わらず必要になる知識です。SEカレッジは基礎的なコンテンツが充実しているので、その点は引き続き強化していきたいと思っています。

江上

よりいっそうお客様のことを理解することが必要だと感じています。業界が違えば置かれている状況も違うし、求められる教育も違う。

ただ一律に導入して終わりでは意味がないので、より多くの方が効果的に利用していただけるよう、教育担当者の方に働きかけることが必要だなと考えています。

誰もがIT研修に参加する時代、一番最初に選ばれるものであるために

2020年、新型コロナウイルスの影響により、多くの研修サービスはオンライン開催へと切り替わりました。そして同時に現れたDX化の流れは、全ての企業がITを学ぶ必要性を高めました。現在はIT企業のみではなく、ユーザー企業の社員の方にも多く参加していただいています。

SEカレッジがこれまでサービスを提供し続けることができているのは、ずっと変わらず「ITの基礎知識を体系的に学べる環境である」こと、そして状況にあわせて「最適な学び方を提供できるスピードと柔軟性がある」ところにあると考えています。

今後も目まぐるしく移り変わる社会において、ITを学ぶプラットフォームとして一番最初にお客様に選んでいただくために、SEカレッジはこれからもサービスを磨き続けます。