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オンライン研修 人気講師が語る 受講者を飽きさせない配信環境の工夫


2021-11-24 更新
トレタンでは昨年、コロナ禍で講師がどのようにオンライン対応したのか、人気講師の 三好 康之 さんにお願いし、特集を組みました。

特集「オンライン研修で講師が求められること」

それから 1 年半が経過し、同氏が現在、オンライン研修で受講者をどのように「飽きさせない」工夫をしているのか、寄稿いただきました。

2020 年 3 月、新型コロナ( COVID-19 )への対応が急務になり、筆者が行っていた研修講座(資格試験対策や、著書に関連する講座など)も、オンサイトの研修( 1 か所に集まって対面で行う研修)から、オンラインの研修に転換しなければならなかったのは、これまでの記事でも書いた通りです。

でも、よくよく考えてみると … 講師という仕事を始めたのが 2001 年からなので、実に 20 年目の方向転換なんですよね。

筆者の主業はコンサルタントで、執筆業と講師業はサブの位置付けではありますが … (自分で言うのもなんですが)特に、情報処理技術者試験の高度系試験では高い合格率を出すことでも定評があり、この 20 年間、かなりの講座を、担当してきました。ほぼオンサイト研修で。

それが、十分な準備期間もないまま … 急遽オンライン化しなければならなくなったわけです。

これまでも … DVD や動画にするため、カメラの前でお話しさせていただくことも何度かはありましたが、そういう仕事はレアです。しかも、最初に DVD 化した商品の出来は …… 思い出すのも嫌なぐらい最悪なもので … 苦手意識もありました。

とはいうものの … カメラの前で話すという点には、案外すぐに慣れました。

ただの “食わず嫌い” だったようです。

でも、そこからです。オンライン研修の品質を、オンサイトの研修同等、もしくはそれ以上にしなければならないと考えるようになったのは。

長い闘いの始まりでした。

オンサイト研修とオンライン研修は全くの別物

これまでの記事にも書いた通り、オンサイト研修とオンライン研修は全くの別物です。

ライブや舞台が好きな人には、よくわかると思うのですが … ライブや舞台を現地で観るのと、それをテレビやブルーレイで観るのとでは感じ方が違いますよね。現地で観ると、迫力や臨場感があって演者の熱量がビシビシ伝わってきますが、それを、そのまま固定カメラで撮影した “映像” で観ると … 迫力や熱量は現地ほど感じることはできません。部分的に切り取られるので視野も狭く、音量も調整されるので当然です。

映像には映像の見せ方があるので、映像用に再編集してドラマや収録番組のように … 別物のように変えなければ … 視聴者を惹きつけることはできません。

それは、オンサイトの研修とオンラインの研修でも同じですよね。

そこで筆者は、 “オンライン研修” に適合すべく、試行錯誤を繰り返してきました。

その意気込みや途中経過は、これまでの記事にまとめた通りですが … 前回の記事から 1 年半が経過して、今では写真のような配信環境になりました。ちなみに、右にわずかに見えているのがマイクで、カメラや照明はメイン画面の後ろにあります。すべてアームで自由に稼働できるようにもしています。

これがベストだとは思っていませんが、途中経過として、ここに行きついた過程をまとめてみました。

looks_one映像と音声を高度化する

最初に考えたのは … 映像と音声の品質向上です。

オンサイトの研修では、さほど考える必要はなかったことですが … 映像と音声の品質が悪ければ、すぐに見る気が失せてしまうと考えたからです。スマホやパソコン内蔵のカメラや市販の Web カメラは見るに耐えませんからね。会議ならまだしも、お金を払って受講する講座だと … ありえません。研修内容以前の問題です。

受信側(受講生側)の環境で悪くなるのはどうしようもありませんが、少なくとも配信者側(講師側)の環境はテレビや YouTube など、普段、受講生が目にしているレベルにしたいという想いがありました。

そこで、いろいろ映像や音声の勉強を重ねた結果、一眼レフカメラや、それなりのマイク、照明などを準備することにしました。筆者が準備し今でも使っているのは、次のような機材です。

カメラ
Panasonic LUMIX GH4
マイク
オーディオテクニカ AT2050
照明
Neweer 660
ヘッドフォン
オーディオテクニカ ATH-M20x

家庭用ビデオカメラでは、いわゆる “映像美” を出すことはできませんし、一眼レフカメラには “30 分の壁” や “熱暴走” が問題になる場合があるので、長時間の研修に耐えられる一眼レフカメラを慎重に探した結果です。また、チューニング(映像と音声の遅延解消や音声品質向上など)にも時間をかけました。音声に関しては、まだまだ向上できるはずだと考え、今も試行錯誤中です。

looks_twoスライドを全て keynote で作り換え。アニメーションで動きもつける

オンライン研修では、オンサイト研修以上に、 “スライド” やその動き(アニメーション)、作り込まれた “動画” などが重要になります。

オンサイトの研修でも、研修中に投影する “スライド” を使うこともありますが、さほど重要なアイテムではありません。受講生にとっては大きな空間の一部に過ぎず、その中でちまちまと動いても … 最前列ならまだしも、後ろに行くほど伝わりにくくなるからです。それよりも、オンサイト(ライブ)なら … “伝えたいこと” 、 “覚えてもらいたいこと” は講師の熱量や臨場感などで運びます。受講生の反応を見ながら、繰り返し説明することもできるので、スライドは二の次なんですね。

研修の最大の目的は「記憶に残すこと」。講師の自己満足の場ではないということは、常に意識しておくべきです。

したがって、そんなこと(事前にスライドを入念に作り込むこと)よりも、「講師の頭の中に全てが入っていて、手ぶらでも研修ができる、ホワイトボードがあれば OK 」なように準備しておくことの方が重要ですし、優先すべきだと考えています。講師が話しやすいようにリード役として作っても意味が無く、それよりも柔軟にその場で話すことを決め、それをその場の空気や温度感で “伝える方法” を決めるべきだと。

しかし、オンライン研修では全く違います。

小さな画面の中に何を表示させるのかを決めなければならず、そこには講師よりもスライドを優先せざるを得ないからです。画面が小さい分、そこでの細やかな動きも … 非常に重要な要素となるのです。

ドラマでは俳優の表情がはっきりとわかりますよね。眼の動きも。ドラマに出演する俳優は、舞台での “大きな動き” よりも、 “眼球の動き” のような細部に意識を向けるのと同じような感じです。

そこで筆者は、これまで研修で使ったスライドを、表現力の高い keynote に転換しています。もちろんアニメーションを駆使して、かなり動きを付けています。 20 年分の蓄積(ほぼパワーポイント)で、量もかなり多いので … まだまだ途中で現在も進行中ですが。

looks_3小さな画面の中での “表現” の多様化

オンラインでは、画面が小さい分、その中での “表現” 方法を多様化するとともに … 効果的かつ定期的に切り替えることも重要になります。

講師の映像に加えて … 解説用スライド( keynote やパワーポイント)、 PDF 資料、ブラウザ( Web コンテンツ)、動画、ホワイトボードを映す第2のカメラなどなど。

舞台やライブでは視界は広く、観客が自分の好みのところを視て “切り取ること” ができますが 、小さなテレビ画面ではできません。映す側が頻繁にシーンを切り替えなければなりません。舞台やライブを映像化した時にも編集でそうしていますよね。

それと同じで、オンライン研修でも … 「小さな画面内に写すもの」を、説明内容にあった効果的な “表現” で切り替えた方が訴求力が高くなりますし、飽きないと考えています。

そこで利用するのが、 Zoom の共有画面ですよね。

Zoom の共有画面を切り替えながら講義を進めていくことになるのですが … 切り換えがスムーズじゃなかったり、大きさや解像度が適切でなかったり … 細かいところですが、改善したい点がいろいろ出てきたのです。

 

できれば、ワンオペレーション(自宅から 1 人)でリアルタイムに講義(配信)をしながら、「録画後にきちんと手を加えられ、編集された映像コンテンツ」と同等レベルのものにしたいと考えていました。

そのために導入したのがローランドの AV ミキサーです。

これを使えば Zoom に送る前の映像のミキシング(映像 3 入力、音声も複数入力)ができるので、その部分では “スムーズに” 切り替えながら講義を進めることができそうです。最終的には共有画面を一切切り替えることなく講義を進められると考えて導入することにしました。

AV ミキサー
ローランド VR-1HD

looks_4オンサイトと同レベルのホワイトボード

AV ミキサーを導入して、 iPhone や Macbook Pro と講師を映す固定カメラを切り替えながら使っていたのですが、もう一つの映像入力インタフェースには書画カメラを接続することに決めました。

“ホワイトボード” として使用したかったからです。講義内容に柔軟性をもたせるためには必須ですからね。

Zoom にもホワイトボードの共有機能はあるので、タブレットとお絵かきソフトで … その機能を使うことも考えましたが、最終的には書画カメラという結論です。

書画カメラで紙を投影し、そこにペンで書いている様子を写します。その方が普段どおりに表現できますし、書籍の一部を共有したりすることもできますからね。表現力と汎用性も含めて検討した結果です。

書画カメラ
ELMO MX-P2

looks_5Zoom の共有画面を固定化する

AV ミキサーを導入して実現したかったこと(実現できそうなこと)は、たくさんありました。

中でも特にこだわったのが、 “テロップを出すこと” と “共有画面を固定化すること” です。

長い間、その目的を達せずにいたのですが … 1 年半経った今、それらが … ようやく実現できることころまで来ました。

まず、共有画面の固定化( Zoom の共有画面を一つ設定しておき、講義中は Zoom の共有画面を切り替えることなく … その手前の AV ミキサーですべて切り替える方法)ですが、講義前に Zoom の共有画面で「第 2 のカメラ」を選択し、その第 2 のカメラに AV ミキサーを選択することで実現が出来ました。

それを可能にしたのが、 AeroCaster Switcher というアプリです。

ローランドが AV ミキサーの入力系統を拡張させるために 2021 年 9 月に発表したアプリです。 iPad 専用アプリなのですが、これを使えば入力系統が増やせます。現在の 3 系統は下記で埋まっています。

  • 講師を映すメインカメラ( Lumix GH4 )
  • スライドと動画を流す Macbook Pro
  • ホワイトボード代わりの書画カメラ( ELMO MX-P2 )

そのため、スライドや資料、動画などを切り替えるのは … Zoom が稼働している配信用のパソコン( Windows )で共有画面を切り替えながら進めるか、 Macbook Pro 内で切り替えながら進めるしかありませんでした。あるいは、物理的に HDMI インタフェースを都度つなぎ変えるかです。

でも、 AeroCaster Switcher を使えば、さらに iPad や iPhone を物理的に接続し直すことなく使い分けることができそうです。しかも、ワンタッチでスムーズに切り替えることも、そこにトランジション(動き)を入れることも簡単にできそうです。

講義しながらのワンオペレ―ションなので、操作が簡単になるのは … それだけ講義に専念できるということ。これを駆使したら次のような講義が可能になるはずです。

  • 最初に Zoom の共有画面を表示させ、研修の最後まで、その Zoom の共有画面だけで研修を進める
  • 当該共有画面の解像度は 1920 × 1080 固定
  • ワンタッチでスムーズな切り換え

2021 年 9 月に出たところで、まだまだ様々な制約があるのですが、今後、さらに発展するそうなので楽しみですね。

 

Roland Pro A/V – AeroCaster Switcher | iOS App

looks_6テロップは必須

そして … 最後はテロップです。オンライン研修ではテロップが必須で、それが、なかなかうまくいかなかったのですが … こちらも、最近ようやくできるようになりました。

こんな感じです。

写真:講師表示画面(上部に表示しているのがテロップ)

以前、尊敬しているテレビ局の方に、テロップの必要性について聞いたことがあります。

その時の答えは … 「いくつかあるけれど、視聴者のザッピングの手を止めるためっていうのが大きいかな」というものでした。視聴者は、途中から見ることもあるし、誰もが集中してみているわけでもないからと。

オンライン研修でも同じです。

集合研修とは違い環境は受講生によって違います。社内で業務をしながら受講している人もいるでしょうし、優秀な人は「何か少しでも知らないことがあったら、そこだけ聞こう」と … 片手間に聞いている人もいるでしょう。

オンライン研修の最大のメリットは、「 “ながら受講” ができること」ですしね。

優秀な人は、一つの研修の中でも知っていることが多くなります。でも「どうせ知っていることばかりだろう」と考えて研修を受けなくなると、そこから劣化が始まります。したがって、優秀な人には「ながら受講」は良いことなのです(筆者もよほどのことが無い限り集中しません)。

そうした “ながら” 受講をしている人や、離席から戻ってきた人に …

  • 今、何の話をしているのか?
  • 全体の中の位置付け
  • 資料の中のどこの話か
  • 重要なワード

などが、いつでもわかるようにしておく必要があって … そのためにはテロップが重要なのです。

ところが、 Zoom でテロップを出すのはなかなか難しいものでした。

  • 全ての画面の同じ位置にテロップを出す( Zoom に送る映像の前でテロップを合成)
  • テロップを柔軟に切り替えながら表示する(研修中に作成することも)
全ての画面で同じ位置にテロップを出す
講師画面
スライド
書画カメラ

AV ミキサーの VR-1HD にもテロップ表示機能があるのですが、クロマキーの抜けが悪く品質的によくなかったのです。できればテロップには keynote で作成した良質のフォントをそのままの品質で表示したいという想いもありました。そうすればアニメーションでテロップに動きを付けることもできるので。加えて、テロップの作成も表示(進行や変化)も全て、研修をしながら筆者 1 人で行うということも必要でした。

で、その方法を探ること数か月。ようやく先月から実現できるようになりました。

その方法は、ざっくり言うと … VR-1HD からの映像出力をいったん OBS Studio を介して行います。テロップは、 iPhone の Keynote を Reflector という Windows 上のひとつの Window に表示させるソフトを使って PC の第二画面に表示させます。その第二画面を OBS Studio で VR-1HD の映像と合成するのです。なかなかのこねくり回し具合ですが、研修中はスムーズに切り替えることができています。

おわりに

以上が、これまで 1 年半かけて進めてきた経緯です。

まだまだ試行錯誤中で … まだまだ課題は残っていますし、まだまだオンサイト研修の品質にはないんだろうな、受講生を飽きさせているんだろうなという自覚もあります。

ただ…明るい兆しは見えてきました。

「講義をしながらのワンオペレーション」 … どこまでできるかの挑戦は、まだまだ続きます。

これからも最新ツールに常にアンテナを張っておきながら、記憶に残りやすい、有益な講座を目指して、さらなる進化を目指したいと思います。

 

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