SEcollege Good Practice Award 2025 受賞企業インタビュー |株式会社トラストシステム ~キャリア研修を中心に整えた教育体制と支援制度~
SEカレッジでは2023年より、SEカレッジの活用方法、また活用によって会社やチーム内で得られた成果や生まれた変化などを表彰させていただく「SEcollege Good Practice Award」の開催を始めました。
https://contact.seplus.jp/lp/secollegeGPA_2025
開催3回目となる2025年度のグランプリは株式会社トラストシステム様が受賞されました。
今回は株式会社トラストシステム様に、教育制度やSEカレッジの効果的な活用方法についてお話しいただきました!
株式会社トラストシステム
| 従業員数 276名(2025年4月現在) |
| 設立 1985年1月 |
| 情報システム構築に関わる業務全般 |

梶田 政宏 様
株式会社トラストシステム 人事総務部
インタビュアー: 畑 友里菜(株式会社SEプラス e&TS Div. リーダー)
「キャリア研修」をベースとした教育体制
――畑:早速ですが、トラストシステム様の現在の教育体制について、教えていただけますでしょうか?
――畑:キャリア研修が土台となっているのですね!
それ以外の、個別の研修などはどのように運用されていますか?
それ以外にも、上長が「この人にこの研修を受けさせたいな」とか、「役職になったタイミングでこういう経験をさせたいな」と思った場合には、本人と相談して個別で研修を受講してもらうこともあります。もちろん、受講者が自ら希望するパターンもありますね。
――畑:そうなんですね!
現在は研修体制が確立されているとのことですが、この体制に行き着くまでには、どのような試行錯誤があったのでしょうか?
実は今のキャリア研修プランができたのは、2020年のコロナ禍なんですよ。
それ以前も一応研修プランはあったのですが、あまり実施されておらず、各事業部ごと適当に個別で受講している状態でした。
――畑:計画があっても機能していなかったのですね。
はい。その結果、教育機会の差によってスキル形成にばらつきが出るなどの課題が見えてきたため、2020年にもう一度プランを練り直しました。
人事でベースを作成し、それを元に開発部隊と議論して決めていったという感じです。
最初の1~2年は試行錯誤を繰り返して、調整をしました。
――畑:ちょうどコロナ禍、働き方自体が変わるタイミングだったかと思いますが、フルリモートへの移行も影響しましたか?
そうですね。2020年4月から緊急事態宣言が発令され、一気にフルリモートワークになりました。それだけが要因ではないのですが、やはりメンタルに影響した人が多かったんですよね。そのため、メンタルケアの研修を対面で実施するようになったというのも、研修体制再構築のきっかけになったかもしれません。
――畑:現在の体制に至るまで、そんな背景があったのですね。
SEプラスとの関わりについて
――畑:さて、トラストシステム様は、2020年以前から長らくSEカレッジをご利用いただいております。
また、独習ゼミもあわせてご利用いただいていますよね。
弊社では、2011年頃からSEカレッジを使っています。
独習ゼミについては、前任者の意向で導入したため、あくまで私の推測ですが、
2018年か2019年ごろ、ちょうど創業者から2代目社長に変わったタイミングで、「リーダーになるためには、基本情報技術者資格の取得が必須」という昇格要件ができたんです。
その流れで、開始したと思っております。
――畑:なるほど。昇格要件と連動して独習ゼミの利用が始まったのですね。
はい、そうですね。
2021年から、新入社員については基本情報技術者試験の“全員合格”を目標とし、会社として取得支援を本格化しました。
――畑:サービスを長く継続していただいているのは、「基本情報技術者試験全員合格」を目指しはじめたことも大きいのですね。ちなみに、現場からは他の研修サービスを使いたいという要望はあったりするんですか?
現場からは「○○はどうなの?」と他の研修サービスを利用したいという声が上がることもありますが、会社としての運用や管理の観点から、現時点では他サービスは慎重に検討している状況です。
ただ、最近は他サービスで受講したいと考えていた内容が、SEカレッジでカバーできるようになり、コンテンツ力が強化されていると感じているため、SEカレッジを積極的に利用していくよう現場にも伝えています。
――畑:ありがたいですね。
研修サービスの選定自体はどのように行っているのですか?
社内でアンケートをとって、現状使用している研修の評判があまり良くない場合は入れ替える形で、サービスを選択しています。今も複数のサービスを導入しています。
社内制度について
――畑:トラストシステム様では、社員のキャリア支援はどのようにされているんですか?
本当は社員が自分で研修を見つけてほしいのですが、難しい面もあるので会社で研修を提供して支援しています。特に20代前半〜中盤の若手社員には、人事がキャリア形成の考え方を内製で丁寧にサポートしています。
――畑:そうなんですね。
ちなみに、御社にはユニークな社内制度があると聞きました。どんな制度ですか?
弊社では「部活動」制度があり、私自身もサウナ部とフットサル部を兼部しています。
部活動は5人以上集まれば設立できて、会社から年間10万円の部費も出るんです。
――畑:10万円はすごいですね!!!
嬉しいですよね。
あとは、レクリエーション規定というものがあり、部で集まった際の飲食代も1人3,000円まで支給されます。
先週末もサウナ部のメンバー10人ぐらいで山梨のペンションに行き、川の横にテントサウナを立てて水風呂の代わりに川に入る、ということをやってきました。
バーベキュー代も1人3,000円まで出るので、助かっています。
――畑:それは素晴らしいですね。他にはどんな部活動があるんですか?
eスポーツ部や野球部、バドミントン部、卓球部などもあります。
eスポーツ部は、定期的にゲーミングPCが設置された場所をレンタルして集まり、オンラインゲームを楽しんでいるようです。
――畑:そんなにたくさんあるのですね!今後は資格取得に関する部活動も検討されているとか?
そうなんです!
今も月1回ぐらい定期的に勉強会をやっているので、それを部活にすれば、部費で書籍を購入したり、SEプラスさんに講師を派遣してもらって一社研修のようなイベントっぽいこともできるかなと考えています。
部活動であれば、勉強した後も3,000円の飲食費が出ますから、若い人には受けが良いのではないかと思っています。
――畑:それは良さそうですね!設立した際には、ぜひ一社研修イベントなどでご協力させていただきます!(笑)
今後の展望
――畑:それでは、今後の研修体制の展望についてお聞かせください。
今後、内定者研修で使うコンテンツは独習ゼミに切り替える予定です。
採用時に「学生のうちに基本情報が取れるよ」ということを売り文句として活用していきたいと考えています。
また、部下の教育をするメンバーへの教育にも力を入れていきたいですね。
――畑:具体的にはどういった内容でしょうか?
具体的には、1on1ミーティングのスキルや、コーチングといったスキルを身につけることができる教育です。実際に課長クラスの社員からも「我流でやっているので、スタンダードなやり方を知りたい」「部下のキャリアステップを導けるようになりたい」という要望も挙がっています。
また、私自身も新人課長の研修で、傾聴力について教えたり、ロールプレイをやってもらったりしていますが、いわゆる「王道」なやり方を伝えていきたいですね。
最後に
――畑:最後に、SEカレッジへの要望をお聞かせください!
コンテンツは良いものがすごく多いのですが、検索をよりわかりやすくアップデートいただけたらありがたいですね。
――畑:検索機能の改善ですね。
はい。ぜひ、AI検索やタグを活用して、より簡単にコースにたどりつけるようにしていただけると嬉しいです。
また、研修の管理ツールがあれば良いなと思います。他社の研修サービスもまたいで一括で管理できるようなイメージです。
研修の申し込み、受講したか否か、報告書を提出したか、といった管理をシンプルにできるツールがあると助かります。
――畑:貴重なご意見ありがとうございます!
引き続き、改善が出来るように頑張ってまいりますので、これからもご意見いただけますと幸いです。
ぜひよろしくお願いします!
――畑:本日はありがとうございました。

label SE カレッジの無料見学、資料請求などお問い合わせはこちらから

SEプラスにしかないコンテンツや、研修サービスの運営情報を発信しています。
当社の研修は、「キャリア研修」プランがベースにあるのが特徴です。
入社何年目とか、職位が変わって役職が付くタイミングなどで行う、いわゆる階層別研修のようなものです。基本的にはこのプランに基づいて研修を受けてもらっています。