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AWS で クラウドサービス 体験 研修コースに参加してみた


2021-05-06 更新

今回参加したコースは AWS で クラウドサービス 体験 です。

SEカレッジで 2020 年 10 月に実施した受講者向けに今後受講したいコースをアンケートしたところ、数多ある技術的なトピックの中でもダントツに受講したいコースのトップに選ばれたのが AWS でした( 2 位に SQL とダブルスコア)。

このコースはその AWS の中でも一番入門にあたるもので、おかげさまで満員でした!

具体的には、クラウドの定義やサービスの種類、実現している技術など概要を整理し、今や 100 以上ある AWS のサービスの歩き方や、実際、 Amazon EC2 でサーバを構築してみました。

ややもすると、クラウドの仕組みや実現している技術などは、それこそ雲のようにフワッと理解していても、画面をポチポチしていれば使えます。しかし、このコースでは特に講師の新谷さんがホワイトボードさながらに(このコースはオンライン開催)フリーハンドで描く図がわかりやすく、整理してわかりました!

 

では、どのようなコースだったのか、レポートします!

コース情報

想定している受講者
  • サーバやネットワーク機器の管理経験があること
  • TCP/IPの基礎知識があること
受講目標
  • AWS を中心としたクラウドサービスの概要を理解する
  • クラウドを利用したシステム構築の概要を理解する

講師紹介

このコースで登壇されたのはインフラ系ではお馴染みの 新谷 泰英さん です。

新谷 泰英
新谷 泰英
どうすれば技術を身につけられるか、理解できるか、研究しつづけるインフラ系の人気トレーナー

今日も演習環境にこだわる新谷さんらしく、事前に OSS の Slack ライクなチャットツール、 Mattermost を用意され、そこでコマンドや手順を共有いただき、つまづかない工夫をされていました。

Mattermost の様子

クラウドとは


まず、クラウドとは何かの解説です。

  • クラウド ( cloud ) とは
    • ちなみにクラウドファウンディングは crowd (群衆という意味)
    • コンピュータ・ストレージなどのリソースをネットワーク上に配置し、使いたいときにだけ使う
    • 対義語はオンプレミス
  • クラウドの形態
    • パブリック: インターネット上にある
    • プライベート: 社内にある
      • vSphere (老舗の VMware が提供。シェアがある) や OpenStack などを使う
    • ハイブリッド: 重要性の低いものをパブリックに、重要なものをプライベートに配置
      • パブリッククラウドでの障害の回避などを想定
    • コミュニティクラウド
  • クラウドのサービス
    • SaaS

      • ユーザにとってはただ使うだけ。開発する必要がない
    • PaaS

      • ミドルウェアまでが提供される。 PaaS の環境に合わせた開発が必要
    • IaaS

      • ハードウェア・インフラ部分だけが提供される。冗長化なども対策してくれている
    • IaaS -> SaaS の順番で開発の自由度が下がる

クラウドを実現する技術

  • 前提として CPU / メモリ / ストレージ / ネットワークが高性能化したので実現できた
  • 仮想化技術が進んだ

    • パブリッククラウドになると、ハードウェアの規模は 100 万台などのレベル
      • 1 台 1 台のスペックではなく、合計のリソースとしてみなす
    • アプリケーションを仮想的に様々なハードウェアに配置できる
    • 共有ディスクとして SAN ( Storage Area Network ) を使っている
  • 最近はコンテナ ( Docker ) を使うことも増えている

AWSとは

AWS ( Amazon Web Services ) とは、 Amazon が提供するクラウドベースの IT インフラストラクチャサービスです。 2006 年に開始した、クラウドのさきがけです。

  • 三大クラウドの一つ
    • Google GCP / Microsoft Azure
  • クラウドの先駆けでシェアも No.1
    • AWS が出来るようになったことを他クラウドが追随する
  • 時間、分、秒単位での従量課金
    • 一方で、長期利用にすると劇的に安くなる (契約期間中は止められない)
  • 性能や容量を上げたり下げたり変えられる
  • 様々なセキュリティの認証を獲得している

AWS のサービス


AWS には 100 を超えるメニューがあるのですが、その見方を紹介いただきました。

  • たくさんあるので、 AWS のメニューから注目のサービスを見るとよいでしょう
    AWS のサービスページより
  • 使い方を学びたい場合は、 AWS のメニューから 学ぶ を選択するとよいでしょう

膨大な量のサービスがあるので、ここではわかりにくいものを解説いただきました。

  • サーバ ( EC2 ) とストレージ ( S3 ) の考え方
    • サーバはアプリケーションだけを動かすもの
    • アプリケーションによって生まれるデータはストレージに置く
    • Immutable Infrastructure (イミュータブル インフラストラクチャ) と呼ばれる構成
      • インフラ状態を管理せず、常に新しいインフラに切り替える
  • lightsail
    • Web サーバ / DB サーバなどを自動で提供してくれる
    • アプリケーション開発者向け
  • 同じような機能を提供するサービスがあることがある
    • 例えば、 RDBMS の Amazon Aurora と RDS
    • AWS の中の人に聞くと「競合してもリリースし、適者生存の法則でいいものが残ればよい」という考え方
      • AWS のわかりにくさはこういうところ

AWS の使い方

ここからは AWS の実習です。

サーバを 1 台立ててみよう

  1. 予め用意されたアカウントでマネジメントコンソールにログイン
  2. EC2 をクリック

    • リージョン (地域) を間違えないように
    • 国外を使うとレイテンシが発生します
      • ディザスタリカバリとして国外のものを使うなど
  3. インスタンスを起動

  4. Amazon Linux を選択

  5. インスタンスタイプは t2 micro を選択

    • 高いものがあるので注意
  6. ネットワークを選択 (今回はなし)
  7. ストレージは 8 GB と 汎用 SSD を選択

    • 10 GB ~ 20 GB ぐらいなら全く高くならない
  8. タグを入力
  9. セキュリティグループ (ファイアウォール) は SSH と HTTP で設定

    • 目的に合わせて設定
    • 今回の目的は Web サーバを立てること
  10. しばらくすると作成完了する

    • IPアドレス / DNS も設定されている

このあと、サーバに ssh して、 Apache をインストール・設定して、起動を確認しました。


ロードバランサを立ててみよう

もう 1 つ演習してみます。構成のイメージはこちらです。


  1. EC2 を使って Web サーバをもう 1 台立てて起動
  2. EC2 のダッシュボードからロードバランサーを選択

  3. 今回は時間の関係で簡単にできる Classic Load Balancer を選択

  4. ロードバランサーの設定 ( HTTP ) を設定

    • 本来は HTTPS が必要だが、証明書が必要になるので今回はパス
  5. セキュリティグループを設定
  6. ヘルスチェックを設定
  7. 紐付ける EC2 インスタンスを選択

  8. タグを追加して、作成完了
  9. おしまい。。はやい

ロードバランサが動いていること (同じ URL でもサーバが切り替わっている) を確認します。



まとめ

新谷さんは、重要なのは手順そのものでなく、これが簡単にできることだと強調しました。従来は、必要なキャパシティを予想して、物理サーバの予算を確保して、手配して、設置して、配線して、 OS をインストールして、といった必要はなく、クラウド上で短時間で実現できるわけです。

それでだけでなく、 サーバの設定とロードバランサを設定するのに、下手をすると半日はかかってしまうところ、ものの 10 分で完了し、コマンドの実行も自動化できるため、さらにショートカットができます。

クラウドとは、料金やスモールスタートといった魅力もありますが、このアジリティこそが、その価値なんだと気づけたコースでした!

AWS Logo from Amazon.com Inc., Apache License 2.0, via Wikimedia Commons

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