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特集2:AI人材の定義


2020-05-19 更新

AI人材の定義とは

IT人材白書2019(IPA)において、”AI人材” は「AI研究者」・「AI開発者」・「AI事業企画」という3種類に分類・定義されています。

人工知能(AI)に携わる人材の定義

引用: 「IT人材白書2019」概要 ページ35 [独立行政法人情報処理推進機構] より抜粋
種類 定義

AI研究者

エキスパートレベル

AI を実現する数理モデル(以下、「AI モデル」という。)についての研究を行う人材。
AI に関連する分野で学位(博士号等)を有するなど、学術的な素養を備えた上で研究に従事する、AI に関する学術論文を執筆・発表した実績があるか、少なくとも自身の研究領域に関する学術論文に日頃から目を通しているような人材を想定。

AI開発者

エキスパートレベル

AI モデルやその背景となる技術的な概念を理解した上で、そのモデルをソフトウェアやシステムとして実装できる人材 (博士号取得者等を含む、学術論文を理解できるレベルの人材を想定)。

ミドルレベル

既存の AI ライブラリ等を活用して、AI 機能を搭載したソフトウェアやシステムを開発できる人材。

AI事業企画

エキスパートレベル

AI モデルやその背景となる技術的な概念を理解した上で、AI を活用した製品・サービスを企画し、市場に事業売り出すことができる人材 (博士号取得者等を含む、学術論文を理解できるレベルの人材を想定)。

ミドルレベル

AIの特徴や課題等を理解した上で、AI を活用した製品・サービスを企画し、市場に売り出すことができる人材。

「AI事業企画」はAIを活用した製品やサービスを企画できる人材と定義されています。

「AI開発者」は既存のAIライブラリを活用して、AIを搭載したシステムやサービスを作れたり、またはAIに関わる技術的な概念を理解した上で、AIモデルを作れたりする人材と定義されています。

「AI研究者」は、GAFAを中心とする大手IT企業や大学などで専門的にAIを実現する数理モデルを研究する人材を言い、ごく限られた存在です。

 

メインターゲットは「AI事業企画」と「AI開発者」

まず「AI研究者」ですが、現時点でAI研究者に該当する方が社内におられない場合、今からAI研究者を育てていくというのは現実的ではありません。

多くの企業において、 今後の育成のターゲットは「AI事業企画」と「AI開発者」にあたる人材になるはず です。

 

IT人材白書2019では、「AI事業企画」と「AI開発者」をそれぞれ エキスパートレベル ミドルレベル に分けています。

エキスパートレベルは博士号取得者等を含む、学術論文を理解できるレベルを想定していますが、ここまでのスキルは多くの場合必要がなく、ミドルレベルで十分でしょう。

AI事業企画のミドルレベル

「AI事業企画」のミドルレベルは、IT企業に限らず今後AIを使っていきたい、または使っていかなければならない企業にとって社内に必ず何名か居なければならない人材です。

今後、インターネットと同様に社会インフラになることを考えれば、経営者や営業、マーケティングなど自社やお客様の経営課題に向き合っている多くのビジネスマンがAIの概念を知り、AIを使ったシステムやサービスを考えられるスキルが必須になってくるでしょう。

AI開発事業者に開発を委託する場合も、AIの概念は知っておく必要があります。

AI開発者のミドルレベル

「AI開発者」のミドルレベルは、「AI事業企画」が考案したシステムやサービスを具現化する人材です。

データを収集・整形し、AIのライブラリなどを活用して学習済みモデルを作り、精度が低ければ調整するというエンジニア です。

どういったデータをどのように収集するか、
どのライブラリを使うか、
どのアルゴリズムを使うか、
精度はどのように検証するか、
精度が低ければどのように精度を上げていくか、

といったことを、当然ながらAIに関わる技術的な概念も知りつつ進められなければなりません。

 

次の特集では、「AI事業企画」と「AI開発者」の育て方について解説します。

 

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特集3:AI人材育成プログラムのつくり方

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