YAML (ヤムル)とは
業界や社内で飛び交うテック用語をいち早くキャッチアップして、研修需要を “先読み” !!
構造化されたデータをわかりやすく記述するためのフォーマット。
公式サイトにて「マークアップ言語ではない」と謳っており、名称は「 YAML ain’t markup language 」(「 GNU is Not UNIX 」と同様の再帰的表現)の略とされる。
利用にあたっては、別途ライブラリなどの追加が必要であり、2019 年 11 月時点では Pyhton 、Ruby 、Java 、PHP 、Perl 、JavaScript 、OCaml などに対応している。
おもな書式
YAML では、「シーケンス」(配列)や「マッピング」(ハッシュ)という文法を使用する。
階層構造の表現にはインデントを用いるが、タブは使用できないため、一般的には(半角)スペース 2 個が用いられる。シーケンスは、行頭に「 – 」置くことで表現する。
- a1 - a2 - a3 - a4
-> JSON 出力結果
[ ]
や { }
を用いた記述方法も利用可能となっている。上記のシーケンスは、 [ ]
を使うと
[a1, a2, a3, a4]
-> JSON 出力結果
のように記述される(「 ,
」の後にはスペースが必要)。
マッピングは、「(キー): 値」(「:」の後にスペースが必要)で表現する。
aaa: 111 bbb: 222 ccc: 333 ddd: 444
-> JSON 出力結果
シーケンスと同様に、マッピングも [ ]
や { }
で表現できる。上記のマッピングは
[aaa: 111, bbb: 222, ccc: 333, ddd:444]
-> JSON 出力結果
となる。
なお、以下のようなシーケンスとマッピングを組み合わせた書き方も可能。
- aaa: 111 - bbb: 222 - ccc: 333 - ddd: 444
-> JSON 出力結果
aaa: - a1 - a2 - a3 bbb: - b1 - b2 - b3 ccc: - c1 - c2 - c3
-> JSON 出力結果
コメントは「#」を使用し、「#」から行末までがコメントとして扱われる。
# コメント行 - aaa - bbb # コメント行 - ccc
-> JSON 出力結果
文字列や数値、真偽値、NULL、日付は自動的に判別され、これらのデータは YAML 上では「スカラー」と呼ばれている。
教育研修担当 (トレーニング担当者) のためのWebマガジンを編集しています。
-
- 「こんな特集、記事を読んでみたい」というリクエスト
- 「こんな記事を書いてみたい」という執筆者の方のお問い合わせ
や誤植のご連絡など、お問い合わせフォームより受付しています。
お気軽に問い合わせくださいませ!!