エンジニアを説明上手にする図解術 研修コースに参加してみた
今回の研修コース参加レポートは↓のコースです。
エンジニアを説明上手にする図解術
参加してみると、図解の前にやる情報整理を、20のワークを通じて情報整理のパターンをやって学ぶというスタイルで、スグに使えそうなテクニックが幾つもありました!
個人的には事実->問題->ニーズのパターン、AsIs-ToBeのパターンをマネしはじめてます。
その他にも仕様書・提案書・障害報告など色々なシーンで使えそうなパターンがあり、ドキュメントを書くエンジニアの方にはとてもオススメのコースでした。
では、どんな内容だったのかレポートします!
もくじ
想定する受講者
- 高校卒業程度の日本語能力と1年以上のエンジニア実務経験
受講目標
- 図解説明をすることに抵抗がなくなり、日常的に使い始める
講師プロフィール
アイスブレイクに、受講者同士お互いに挨拶と自己紹介をしたあと、講師の自己紹介です。
今日の講師は 開米 瑞浩 (かいまい みずひろ) さんです。
ITエンジニアとして組込などにも携わってらっしゃっていて、その中で面倒くさいことをわかりやすく伝える、ということが面白くなり、今のお仕事になったそうです。
専門的情報を説明するのは難しい
この中で開米さんから、ITエンジニアはとにかく複雑な情報を扱っていて、さらにITがわからない人に説明をするので、とても面倒くさい。
そうすると、ケチをつけられることが多くなり、結果、説明することそのものが怖くなることが多いと、お話がありました。
確かに、情報の非対称性が起こりやすい職業なので、本当に大変です。
会場内でも、うなずく方が多く、みなさん完全に同意の様子です。
上達するには?
図解も含め何事も、「知って」「やってみて」「人からフィードバックを受けて修正する」でしか上達することはないと話されました。
個人的に本を読んでも出来るようにならないことが多く、それはやってみて、フィードバックを受けるまでやってないからですね。
早速やってみる
- 「お題: 空欄を埋めて下さい。」
実際、ここから受講者同士でワークしたのですが、このワークの仕方が特徴的でした。
- 自分で考えてみる
- 受講者同士お互いに答え合わせ
ワーク毎にこのセットを1分~3分と時間を測って行われるのですが、だいたい消化不良の状態でワークが終わります。
受講者の方からも質問があり、消化不良に終わるのはスキルが足りてないからですか、と質問があるほどでした。
ここには明確な答えがあり、しっかりと与えられた問題を考え、講師から解説されたときに「そういうことか」と理解できる時間、ということでした。
たしかに、しっかりと記憶に定着しました。
図解のポイント
さて、話を戻し、なぜ、図解の解説ややり方も話をしてないのにワークをやったのか。
それは図解でやるステップは以下の3つで、これがすべて体験できるワークだったから、ということでした。
1. 構成要素を大別する
このワークでは以下の3つ
- お客様
- 当社
- 残りのやつ
2. 代表する言葉を見つける
このワークでは以下
- ニーズへの感性など // 覚えやすい言葉を使うことがポイント
3. 流れを読み取る
だいたい -> <- のような矢印で現される。
- このワークでは期待やサポート
とにかくこの3つを徹底的に追求して下さい、ということでした。
情報整理の練習
図解までのプロセスがわかったところで、ここからは難解な文章やすでに図解されたものを題材に、情報整理のパターンを学びました。
ここでは紹介しきれない、19のワークを行いましたので、ここから3つピックアップしました。
大別する
- 「お題:どういう分け方でも良いので、分類してみてください」
学んだこと
- 基準を変えると、分類も変わる
- 伝えることの目的によって、基準は変えなければならない
目的によって基準を変える
- 「お題:情報セキュリティ10大脅威を、お金が盗られる・情報が盗られる・業務が邪魔される・その他で分類して◯をつけて下さい。」
学んだこと
- この観点で誰に効きそうか、目的を考える
- 例えば、お金の情報は経営者に響きそう
- ちなみに、3か条ぐらいで人間は読まなくなる。。
事故の6項目パターン
- 「お題:ご自身が経験した事故を、下のパターンに則って書いて下さい。」
学んだこと
- 6項目がある、とわかっていれば、情報の過不足に気付くことができる
- 説明に情報の不足がある、のはこのパターンのようなものが無いから
どのワークも印象深いものなので、ここで紹介するものを選ぶのに、とても迷います。。。
また、そのワークの合間にも何のために説明するのか、解説いただき、非常に刺さりました。
情報ソースから成果までのフロー
学んだこと
- 相手が何らかの行動を起こすことを念頭に、情報を整理するという視点が必要
これら20のワークをやって、また開米さんから受講者にとてもよい特典まで用意して頂き、コースは修了しました。
まとめ
図を使って説明上手になるには、目的から逆算して、どのように情報を整理するのか、そのパターンをたくさん学びました。
また開米さんの上達のコツ教えてもらいましたが、まずやってみよう、と思うパターンばかりでした。
ITエンジニアはドキュメントを書くことが多い職業ですが、これらのパターンを知っておくと、自身で創意工夫するより、はるかに説明上手になれそうです!!
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