
独習ゼミ導入事例インタビュー
株式会社フォーカスシステムズ様
基本情報技術者試験の対策に注力&人事部からの徹底フォローで、免除試験の合格率が2倍に
株式会社フォーカスシステムズの皆様に、独習ゼミを導入したきっかけや、
自社の教育体制への組み込み方などのお話を伺いました。

株式会社フォーカスシステムズ

人事部
池上 雅一様

人事部
羽田 誠様

人事部
大和田 千尋様

人事部
山口 翔様
ポイント
・文系出身の方でも入社前準備として、基本情報技術者試験で基礎知識を習得
・科目A免除試験合格を中間目標として設定し、本試験合格のハードルを下げる
・目的・目標の明確化と学習環境に対する支援の強化
基本情報技術者試験の対策に注力&人事部からの徹底フォローで、免除試験の合格率が2倍に
——社内での基本情報技術者試験(情報処理技術者試験)の位置づけについて、教えてください。
基本情報技術者試験は、ITの基本知識の習得を目標に、内定期間中の教育として実施しています。IT経験のない文系学生が7割以上のため、入社後の研修や業務にスムーズに入ってもらえるよう、ベースとなる知識の習得を事前に行っています。
また、資格取得は昇格要件にもなっているため、早めに基本情報技術者試験を取っておくことは内定者にとっても大きなメリットです。情報処理技術者試験だけでなく、ベンダー系資格も要件に含まれているため、入社後も継続して資格取得の学習にもつながっています。
——科目A免除制度を活用する理由を教えてください。
科目A免除制度を利用する理由としては、受講者の学習への負担を軽減するためです。本試験では科目A・B同日受験で、特に科目Bはプログラミングの内容理解が必須となります。
科目A・Bどちらも合格となると難易度が高まりますが、科目A免除制度を活用すれば、まずは科目A分野の知識習得という部分に注力することができ、科目A免除試験に合格すれば、本試験の科目Bに注力でき、合格者が増えることを期待しています。
——独習ゼミの活用方法を教えてください。
以前はヒューマンスキル系の研修課題も内定期間中に多く実施していたのですが、現在はその分野を少し減らし、独習ゼミに取り組んでもらえる時間を増やせるようにしました。 結果として、当時の2倍近くの免除試験合格者が出ました。(2024年度時点)更に独習ゼミや基本情報技術者試験対策を効果的に進めるために、主に3つの取り組みがあります。
まず1点目は、独習ゼミに取り組む目的を内定式でしっかり伝えたことです。内定式では基本情報技術者試験とは何か? 免除試験とは何か? なぜ独習ゼミに取り組むのか? そして、内定期間中の目標として免除試験に合格することを伝え学習意欲の向上を図っています。
また、独習ゼミは内定式後の開始となり試験までの学習期間が約1ヶ月半となってしまうため、内定式前にも免除試験のことを伝え早期学習を促しました。
2点目は、積極的にコミュニケーションを取ることです。学習スケジュールが遅れている内定者に対して、メールや電話で声掛けをしています。以前は人事から学習していない方へ「この日までにこの章まで達成してください」と一方的な案内をしていましたが、現在は達成目標を自分自身で宣言してもらっており、内定者の自主性を尊重しています。 その結果、期限に間に合うよう学習を進めた内定者が増えました。
3点目は、プレ試験の実施です。科目A免除試験の1〜2週間前に、人事側で作成した過去問題のテストを、実際の試験と同じ時間で実施しています。本番に近い形で緊張感を持って受験してもらうため、免除試験への士気が高まる効果を生んでいます。
——ご回答ありがとうございました。