前職では地方の映像制作会社で動画撮影と編集業務をしていました。従業員が少ない小規模な会社で、当初は小規模だからこその自由度を活かして積極的に新しい動画を企画・制作したいと考えていました。しかし、撮影の拘束時間が長く編集の時間があまり取れなかったこともあり、定型の業務を回すだけで精一杯になってしまい、歯痒い思いをすることが多かったです。

もう少し規模の大きい会社で働いてステップアップをしたいという思いで転職活動をしていたところ、SEプラスの求人を見つけ、編集業務だけでなく撮影の段階から制作に関われるということから、「自分がこれまでやってきた動画撮影・編集のスキルを活かせるかもしれない」と感じて応募しました。より良い動画制作をするためには、扱っているコンテンツへの理解が必要だと考えているので、撮影だけでなく、さらに前の企画の段階から関われるというのも魅力的でした。
前職のような小さい会社では定型の業務で精一杯で、かと言って極端に大きい会社では末端の作業しかさせてもらえず……というイメージが強かったので、少数精鋭で、企画～撮影～編集までトータルで行えるSEプラスはそのあたりのバランスも丁度いいと思いました。

また、ステップアップということで、より多くの人に社会的に貢献できる仕事がしたいというのも自分の中では大きな目標でした。その点で、eラーニングの教材の制作に関わり、IT教育の現場に提供できるということも入社の決め手になりました。

動画配信しているSEカレッジ、KOUDOの講座を録画し、お客様が見やすい形に編集してアーカイブとして公開するところまでを主な業務として行っています。講座自体が3時間から、長いものだと7時間くらいとボリュームがあるので、内容ごとに区切ってチャプターを付けています。入社したばかりの頃はこのチャプターをどう付けるか考えるのに、かなり苦労しました。先ほど「より良い動画制作をするためには、扱っているコンテンツへの理解が必要」とお話ししましたが、まさにその理解度が一番試される場面なので……。ただ、何本か編集していくうちに知識が身に付いてきたこともあり、最近は迷わず進められるようになりました。

また、講座のアーカイブ以外では、SEカレッジの撮り下ろし動画である「いつでも動画」をメインで担当しています。「いつでも動画」には撮影や編集だけでなく、講座内容の企画段階から携わっていて、営業や動画に出演する講師と直接話し合いながら完成まで進めることができます。そのため、自由度が高く面白い仕事だなと思っています。また、お客様がどんな分野に関心があるのか、ニーズの高そうな分野は何なのかというところから企画を考えることもあり、実際に公開した後は視聴者数やアンケートなどでその結果が反映されるので、非常にやりがいを感じています。

もうひとつ、通常の講座と違い、弊社社員が司会となり講師と対談形式で進めていくリアルタイムのウェビナー配信も行っています。こちらでは放映機材として複数のカメラとスイッチャーを使ったり、その場ですぐテロップを乗せたりと、回を重ねるごとにどんどんバージョンアップしていっており、本格的な機材を触る良い機会になっています。リアルタイムということでやり直しが効かない緊張感のある現場ですが、チーム一丸となって挑み、日々改善点を話し合いながら進めています。

「いつでも動画」をもっと視覚的に見やすいデザインにブラッシュアップしていきたいです。「いつでも動画」はお客様に長い期間視聴していただけるコンテンツなので、SEカレッジの顔になるような動画にしたいと考えており、資料のデザインやサムネイルのデザインを模索しています。もともと大学でデザインの勉強をしていたのですが、その知識が活かせるように、最近では改めて色彩学を勉強し直しています。モーショングラフィックスやアニメーションの勉強にもチャレンジしたいです。お客様が楽しんで積極的に学習に取り組めるような動画を作っていけたらな、と思っています。